Weekend 2010 April(1)



 4/18(Sun) Cumberland, MD

 怪我からの復帰の後、本格的シーズンが幕を開けた。3月から3週間毎のマラソンということで、疲れもたまってきているのだが、家から4時間ちょっとの町(Maryland州)で大会があるということで、予定通り参戦することにする。

 早朝1時45分起床、2時45分に出発する。I-76を東進し、無事に7時ちょうどに到着して、ゼッケンをゲットする。
 この前ここに来たのは、かれこれ5年前か、などと感傷にひたっている時間も無い。早速4時間の運転の疲れをほぐして、アップにかかる。気温も40度前後で肌寒く、マラソンには絶好の天気だ。コースは、主に前回も乗車した蒸気機関車の線路沿いで、片側の線路をとっぱらって作ったサイクリングコースだ。

 スタートは7時半過ぎ、まずは街中をちんたらと走っていく。5K, Halfの集団が一杯いるが、ここは難コースでもあり、このマラソンを走る勇者の息遣いとペースは安定しているので、すぐに鑑別することが出来る。2マイル過ぎで、強烈な登りをこなして線路沿いに出る。コースは舗装されておらず、若干の登り道だ。しかし、線路沿いということで、全く車を気にしなくて走らなくて良い。運転の疲れもあり、体もあまり動かないので、ゆっくりとしたペース(7分30秒)のまま走っていく。6マイル過ぎでトンネル、そしてハーフの集団と別れて一人旅を続ける。

 気温は低いままなので、手袋をたつけたまま走行を続ける。汗もかかないので、10マイル過ぎではおしっこ休憩。そして13マイルから最後の登りをこなして折り返しとなる。ここからは下りであるのと、追い風に変わったので、ややペースアップしていく。まずは前方の女子2位のおねえちゃんを抜き去る。はるか彼方に見える1分以上も引き離されている前方の走者も、わずかずつ距離を縮めていって、一人ずつ処理していく。下りで足の負担は大きいのだが、まだ足の方は大丈夫そうだ。

 24マイル過ぎで、長い間目標にしていたランナーを抜き去る。しかし、ここまでのペースがこたえたのであろうか、残り1マイルになって急に足がいうことを聞かなくなってきた。コースは曲がり角が多くなったり、砂利道になったりで、足への負担が増える中、ようやく26マイルを通過して、ゴール。
 3時間28分30秒、26位/113人であった。メダルは、今までにもらったことのない、陶器で出来たメダルであった。

 コース自体はかなり難しいが、自然の中を孤独に走りたい人には、お勧めのコースであろう。
 ゴールしてしばしの休息の後、また運転を始める。途中でBurkholder Bridgeというcovered bridgeがあったので、下りてみる。
 実はPenn Stateは、全米でも一番Covered bridgeが多い州なのだ。春の香りのする中、気持ちのいいドライブをして、オハイオに戻るのであった。


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