Weekend 2007 May(5)



 5/26(Sat)-28(Mon) New Hampshire-1

 毎年恒例の機関車トーマスが、CVNPにやってきた。金曜日はあいにくのThunder stormの中を早退して、CVNPへ向かう。駐車場で待つこと数分、今年もトーマスはやってきた。
 Boston Millsの踏切を遮断するのが億劫なのであろうか、今年も北側がコースとなっていた。いったん北側の踏み切り近くまでバックした後、そこから発車するので、北側の方が力強いエンジン音を聞くことが出来る。
 いったんThomasを見送った後、すぐに機関車をおっかけて、Boston Millsの駐車場へ。目が動くって、知ってました?

 今年もThomasには乗らず、、、でも1人$16って、ぼったくりちゃうん? 必然的に2人乗るから、$32も払わなければならないことになる。

 毎度のTatooと風船をゲットした後、Topham Hut卿にご挨拶をして帰宅とする。
 節約した$32を使って、パズルと帽子を買ってあげた。Yも大喜びなので、心も和む。

 さてMemorial Dayの連休であるが、CがStep 3の試験をこの連休を挟んで入れたので、我々2人は当然のことながら出撃することとなる。行き先は以前からいろいろと物色していたのだが、Sleeping Bearは予約が一杯だったので却下(先週攻略済)、Acadia NPまで行ってエビ三昧をしようとも思っていたのだが、最近のガソリン高とその運転距離から却下、NH,VT,NY,MA,RI,CTの最高峰ツアーをしようと思ったが、同行するTさんの都合で却下、、、天気もイマイチで、必ずThunder stormがやってくることは必死であったので、いろいろなオプションを視野に入れながら、行き当たりばったりの計画とする。

 まずは日付の変わる前にClevelandを出発して、東を目指し、Saratoga Splingsを通過。

 VTに入りUS-4を東進すると、所々にCovered bridgeが見受けられる。

 Lincoln Covered Bridge, Pratt truss w Arch, 1877, Windsor Co, VT。積雪が多いのであろうか、Ohioのものと比べて、屋根の傾斜がややきついような気がする。
 この辺りは、冬はスノーモービルが移動の主役となるのであろうか、こんな標識も目に付く。

 Taftsville Covered Bridge, Multiple King Post w Arch, 1836, Windsor Co, VT。ここもArchをかましている。これも積雪が多いことの証明か。
 そして11時間強のドライブで、念願のMt. Washingtonに到着する。前回敗退した我々にとっては、リベンジとなる機関車の旅だ。 ちょうど12時の機関車が出発していった。
 傾斜がきつくなると、煙の色がみるみる黒くなっていく。機関車を見送った後、駐車場でホットドッグの調理を始めて、腹ごしらえとする。
 最大傾斜37.4%、平均斜度25%のこの路線は、『アプト式』線路だ。それを現在でも現役の蒸気機関車が登っていくのだ。
 さて、いよいよ搭乗である。一番いい席は最前列であろうが、列車の来る前から並んで列を作ってしまうのも一つの手であろう。また、進行方向左側がいい景色が続くと思う。機関車は燃料と水を補給した後、いよいよ出発だ。
 黒い煙を吐きながら、ゆっくりとしたペースで機関車は進む。驚いたことに、山には残雪が見受けられた。
 途中では、2箇所で下りの機関車とすれ違うことが出来る。心地よいエンジン音と揺れのために、車内のボルテージも最高だ。
 どんどん高度を上げていく。この辺りは高山植物が咲きわたれば美しい所であるが、あいにくまだその雰囲気は無かった。1時間強で頂上だ。到着後、道端で石炭をゲット。
 Mt. Washington、1,917mの頂上だ。
 ここは231mile/hの風速を記録した地点で、大陸を渡ってくる風を肌で感じることが出来る。
 この一ヶ月ぐらいで、高山植物が咲き誇るに違いない。多くの人がハイキングをしていた。ここで、最近日常化している1 centで作る記念硬貨をゲットする。スプーンは既に購入しているだけに、これが日常化しそうな予感だ。
 山頂での滞在は25分くらいなので、ゆっくりしたい人は車で登るといいだろう。また登りだけ機関車で登るとか、ハイキングコースを辿るとか、いろいろとオプションは多い。下りでは、しっかりと進行方向左側のシートをゲットする。
 下りでも、登りの機関車とすれ違うことが出来る。本当に頼もしい力強い機関車だ。
 ここまで晴れ渡るのはここでは珍しいそうだ。
 下りの気持ちのいいリズミカルな振動と、運転の疲れによる睡魔に襲われて、3人ともこの後は爆睡してしまった。
 機関車の感動にひたった後、今夜の宿を確保することとする。全く予約もしていなかったのだが、White Mountain National Forestに指定されているこの辺りは、多くのキャンプ場がある。その中で明日訪問する予定のLost Riverに近い、Russel Pondに向かうこととする。連休中であるので、7割方埋まっていたが、やはり天気が不安定なためか、いいサイトもいくつか空いていた。ここは温水シャワーもあるので便利だ。ここはFree wayからも遠ざかっており、山の上にあるので、静かで風邪の気持ちのいいキャンプ場だ。

 キャンプ場であるが、Pondを底辺に斜面にキャンプサイトが造成されている。一つ一つのサイトが、斜面の分譲住宅のように区画されて整備されているので、緑の中に突き出たようで非常に気持ちがいい。隣のサイトとの距離も、非常に長い。ABCDEFGHの区画があり、我々はD3であった。湖に近いEのサイトに宿泊して、カヤックで出撃するのもいいだろう。

 全米でいろいろなキャンプ場を訪れたが、こういったタイプのキャンプ場は初めてだったので、非常に新鮮であった。
 夕食のセッティングをした後、みんなで湖まで下ってみる。水は綺麗で、のんびりカヤックを浮かべるのもいいだろう。
 今回のキャンプ料理は簡単に済まそうということで、カレーとサラダ。蚊帳も持参しなかったので、虫が多かったが、火をおこしたら、みんな火の中に突撃していなくなってしまった。
 最近お決まりのキャンプ場でお勉強の後は、マシュマロを焼いて大人の時間。ワインが瞬く間に無くなってしまった。


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