Weekend 2004 April (3)



 4/24(Sat)-25(Sun) East Harbor SP, CVNP

 Y先生・M先生に誘われて、マラソンの慰労の名の下に、今年最初のキャンプに出撃する。行き先は昨年7月も訪れた、East Harbor SPだ。17時に到着してすぐに、Y先生達に合流した。私も行きたかったのではあるが、Put-in-Bayに行っていたそうだ。
 早速、Yを遊ばせるがやや気温が低いためか活動性が鈍いので、厚着をしたところ、遊ぶ遊ぶ。何度となく滑り台を滑っていた。
 その間にY先生は、『ヘアサロン千代』で御散髪。『すっきりした?』
 周辺をランニングして帰ってくると、Gordon一家も合流していた。
 Linの作った中華料理が、非常においしかった。毎度お世話になります。やや焚き火の煙が煙たいので、Lucasは水中眼鏡を装着している。

 昨年7月に行った時はテントサイトが満員で、更にサイト間の距離が近いために息が詰まりそうであったが、今回はまだシーズン前であるせいか、ほとんど人がいない非常に気持ちのいいキャンプ場であった。
 夜が更けるまで語り合っていても、全く迷惑になることもない。M先生が眠りにつく頃、お開きとする。
 夜中には前線が通過して激しい雨が降ったが、水はけがいいキャンプ場で、非常に快適な夜であった。Yは久しぶりのキャンプだが、慣れたもので朝から元気だ。朝食を済ませて撤収。
 Y先生は私と異なりやや剛毛であるため、納得がいかないCは、朝から最終調整。Y先生奥様、出来はどうでしょうか?
 最後は雨の中を記念撮影。一路東を目指す。
 Sundasky南のMilanという小さな町を訪れる。ここは、Thomas Edisonの生誕の地として知られている。またこの町までLake Erieから運河が通っていて、穀物などを運んだそうだ。そう言えば、Canalの地図に、ここが載っていたな。
 今年は電球の発見から125年だそうだ。残念ながら、記念館は13時からの営業であったが、是非また訪れてみたい所だ。アメリカにはライト兄弟、エジソン、フランクリン、、、偉大な業績を残した技術者が多い。現在の強いアメリカを作ったのは、こういった技術なのであろう。

 OH-2を通って帰る途中で、Cleveland Marathonのランナーを見ることが出来た。強い風と雨で、大変そうであった。

 いつかは写真を撮らねば、、、と思っていたのだが、ようやく写真におさめることが出来た。アメリカ一長い国道US-20と、アメリカで二番目に長い国道US-6がClevelandでは共通区間を成しているのだ。正確にはClevelandにはこのような重複区間が2箇所あるのだが、以後一度だけ交差するだけで、ずっと平行に交わることなく東西に伸びている国道だ。船による輸送のみならず、陸上輸送でもClevelandは大きな役割を果たしてきたと言えよう。

 家に帰った後、天気も回復してきたので、Cuyahoga Valley NPに向かう。まずはLock 39 (Eleven Mile Lock)に行ってみる。ここの保存状況は良好だ。駐車場から500mぐらいで見に行けるので、是非訪れて欲しい所だ。

 Canal沿いの道からは、Tinkers Creek Aqueductを見ることが出来る。朽ち果てていて、今にも崩壊してしまいそうだ。更に上流には、Lock 37 (Fourteen Mile Lock)がある。運河の余り水を利用して、水車小屋があった所だ。Lock 36 (Pinery Lock)は洪水の被害が大きかった所で、林の中に僅かながらのコンクリートの壁が残るだけである。しかし、運河へのfeederはしっかりと現在でも利用されている。
 Lock 35 (Whisky Lock)は、駐車場からも離れていて、ぽつんとあるのだが、逆に静かでいい所だ。Lock 33 (Wallace Lock)は、周囲が大きく見渡せる部分にあるので、非常に気持ちのいい所だ。駐車場からも遠く、のんびりハイキングがてら訪れるといいだろう。もちろんジョギング・サイクリングも楽しめるだろう。CVNPの中でも、私のお気に入りのの場所だ。
 Lock 32 (Boston Lock)は、Bostonの駐車場から200m位なので、これも是非訪れて欲しい所だ。この町の周囲は運河産業による集落が形成された所だ。
 更に南下してHunt Farm Visitor Centerまで行く。まずは、Furnace Runをまたぐ水路の残骸を見ることが出来る。Lock 27 (Johnny Cake Lock)は駐車場から400mくらいだ。下部は湿地帯となっている。
 周囲はすっかり春の雰囲気だ。『Flower』と言ってはしゃいでいるYも、初めて見る井戸にはびっくり。(:たんぽぽの花をちぎっていますが、アメリカでは花がかわいそう、、、とかにはなりません。芝が大好きなアメリカでは、たんぽぽは目の敵にされています。)
 Indigo Lakeに寄った後、Lock 26 (Pancake Lock)に行く。ここは駐車場から300m位で到着できる。周辺は沼になっている。

 Lock 25 (Mudealcher Lock)Lock 24 (Niles Lock)は道路の拡幅工事に伴い、閘門の片方の壁は取り壊されている。すぐ側を道路が走っているので、簡単に見学するすることが出来る。

 これでCVNP内のLockは全て踏査することが出来た。それぞれに違った雰囲気があり、保存状況も全く異なる。同じように見えるLockだが、それぞれのLockが1800年代のアメリカの断片を少しずつ語りかけてくれているような気がする。Lock4からLock9は、アクロンの再開発で消えているようで、Lock41からLock44は不明、残されたLock17からLock23を今後調査する必要があるようだ。



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