2015 Spring Vacation in Japan
3/26(Thu) Yakushima |
今日は宮之浦岳縦走に出発する日だ。日頃の行いが良かったのであろうか、今日は晴天が見込めそうだ。早めの出発がしたかったので、朝食はお弁当を頼んで、5時起きで頂くことが出来た。 |
宿泊したお部屋であるが、ロフトにも3人以上宿泊出来るので、大人数での宿泊にも非常に便利だ。 |
6時出発でお弁当を取りに安房まで来ると、日の出を眺めることが出来た。 |
屋久島資料館で、6時30分過ぎに頼んでおいたタクシーに乗車する。途中では紀元杉も見学することが出来た。かなり上部にひび割れが生じており、近い将来にしそうな感じであった。 |
今日の登山口は、以前にも利用したことのある淀川口だ。タクシー料金は、6100円であった。準備をしていると、おいてきたレンタカーの鍵が無い! さてはタクシーの中に置いてきてしまったかと思った時、それは地面に落ちていたのであった。どうやら車から降りる際に落としたようだ。これは、ラッキーだったのだろうか? 今回の計画は、淀川から荒川口に抜けるコースであるが、その一つの理由がここ淀川の駐車場であった。しかし、まだ数箇所の駐車スペースはあった。またここに駐車できなくても、何とか路肩に駐車できるようであった。時期や時間にもよるのだが、ここに車を停めておくのもいいだろう。 準備体操をした後、7時30分にいざ出発とする。 |
トラバース道を辿っていけば、世界自然遺産登録地域を示す看板が目の前に現れる。そして、淀川小屋に到着する。みんなここの透き通った水に、気分も盛り上がってくる。 |
小屋自体は暗い雰囲気なので、宿泊はあまり快適ではなさそうだ。 |
淀川小屋からは徐々に森林限界に近づいてくるので、徐々に杉の樹高も低くなってくる。 |
あまり展望のきかない樹林帯の道だが、一箇所大きく展望が開ける場所がある。そして、小花之江河、花之江河へと到着する。 |
ここは湯泊歩道、栗生歩道、花之江河登山道が交わる十字路になっている。背後には、豆腐岩も望むことが出来る。 |
雪解け間もないのであろう、鹿がゆったりと草を食べていた。3月の登山ということでやや危惧していたのだが、雪は無いものの川は凍結していた。 |
黒味岳への道を分けて、投石平に到着する。ここで13人の韓国からの登山パーティーを追い抜く。 |
森林限界を超えてくる頃、空には大きなジェット機の音?いやロケットの打ち上げの音であった。Rちゃんは、見事にロケットの煙を撮影することが出来たのであった。 |
ここからは似たようなピークが続く。 |
展望も最高だ。 |
この屋久島で、こんないい天気は初めてだ。 |
日陰には雪はあるものの、3月下旬であれば問題になることはないであろう。 |
栗生岳から一登りで、頂上の宮之浦岳1936mだ。ここまで4時間弱であった(11:10)。 |
インターネットも接続することが出来るので、各自思い思いに記念撮影するのであった。 |
余力があれば永田岳に向かうのもいいのだが、無人小屋の宿泊を考えているので、そんなにゆっくりも出来ない。 |
お昼ごはんを食べてゆっくりしていると、先程のパーティーが追いついてきた。屋久島登頂の旗も用意しており、思い入れが強い山行であるようだった。30分以上ゆっくりした後、11時40分には出発する。ここまで、非常にいいペースだ。 |
宮之浦頂上からは、北へ稜線を下っていく。三叉路を過ぎてもまだ森林限界なので、非常に気持ちのいい稜線闊歩だ。 |
気温も上昇してきて雲も出てくるが、どうやら今日は雨は降らないようだ。 |
森林限界に入る手前で、大休止をとる。淀川小屋からの縦走組みを含めて、全てぶっちぎる速さであるようだ。一番に高塚小屋に到着できそうだ。 |
山の大きさを感じ取れるポイントだ。 |
存分に風景を楽しんだ後は、ゆっくりと小屋に向けて下っていく。 |
驚いたことに、樹林帯に入ってくると雪がたまっている部分もあった。 |
大きな岩を左手に見ると、本格的な森林帯に入っていく。 |
屋久鹿も我々を迎えてくれた。 |
樹林帯に入ると、強烈な下りが待っている。逆コースの場合は、相当なアルバイトとなろう。 |
新高塚小屋の近くでは、猿も鹿もたくさん姿を見せる。熊はいないのが救いだ。新高塚小屋もいいのだが、大きなパーティーがやってくるのがわかっているので、水をくんだ後はとっとと下に下る。 |
樹林帯の厳しい下りをこなしていけば、40分で高塚小屋だ。 |
長い行程だったが、14:20には目的の高塚小屋に到着することが出来た。ここはかなり古い小屋があったのだが、昨年に新しいものに立て替えられたのだ。定員は21人、1階に10人くらい、2階に6人、3階に5人くらいか。上り下りが大変なので、我々は1階を占拠することにする。 |
場所をキープした後は、水汲みを兼ねて縄文杉を訪れることにする。ここには監視用(?)のカメラもセットされていた。 |
今まで多くの巨大な屋久杉を見てきたが、さすがにこれには子供達も大満足だ。 |
大写真大会となる。 |
小屋に戻ってうだうだと過ごすが、徐々に小屋の人口密度も増してきた。しまいには、NHKの取材班も隣に陣取ることとなった。 |
夕食を食べた後は、トランプ大会となる。地元のガイドさんには、鹿肉も頂く。ありがとうございました。思いの外、子供達で遊んでくれるので助かる。 |