2014 Spring Vacation in Europe



 3/15(Sat) London

 今日も観光だ。まずは地下鉄でTower Hillへ。
 まずはTower Bridgeの見学へ。(大人£9.00、子供£3.90)
 内部の展示は、どうって言うことも無い(失礼)。
 内部が鉄骨の塊だということがわかるであろう。
 片方のタワーからエレベーターで上がって、もう片方から歩いて降りてくるのだが、オリジナルのスチームエンジンルームも見学することが出来る。
 これだけの鉄の塊を、蒸気の力で動かしていたというのは驚きだ。現在は電気と油圧系に置き換えられたそうだ。
 ゆったり観光したい家族とここで別れて、私は早足観光に向かうために、ここからテムズ川バスシャトルに乗り込む。
 地下鉄で乗り換えていくよりも高額だが、ロンドン発達の歴史を探る上では、是非水上からロンドンを観たいところだ。その昔は、このTower Bridgeから下流には橋は無かったのだ。
 左右には造船所跡地などがあり、ここで大英帝国艦船が建造されていたことが伺える。
 船はグリニッジに到着、ここには高速紅茶輸送に役割を果たしたカティサークが展示されている。
 早足で坂を登り、まずはグリニッジ展望台を目指す。ここも世界遺産に指定されており、美しい町並みを見ることが出来る。
 ここにグリニッジ天文台があり、世界標準時を決める子午線が通っている。また、周囲は旧王立海軍大学などの建物が建つ。
 入場料は£7だ。 
 内部には、天体観測に関する展示がある。しかし、一番有名なのはこの子午線であろう。
 ここは気持ちのいい丘の上にあるので、お弁当持参でもいいだろう。
 世界中から集まった観光客が、記念撮影を楽しんでいた。
 右足が東半球、左足が西半球だ。
 グリニッジ天文台から、お昼12時をお知らせ致します。
 次にNatonal Maritime Museumを見学する(無料)。ヨーロッパ、アフリカ、アメリカの三角貿易など、大英帝国の歴史を学ぶことが出来るであろう。
 周囲には、歴史的建物も多いので、ゆっくり見学してもいいだろう。
 私はDLRに乗って、街の中心部に戻る。Canary Wharfはロンドンの経済の中心だが、その昔は造船が盛んであったことがしのばれる。
 DLRでBankまで行った後、Red LineでSt. Paul'sへ。お次はセントポール大聖堂の見学だ。入場料£16.50、ここも日本語音声ガイドがあるので助かる。1710年建築の立派な建物で、イギリス国教会の中心的役割を担っている。
 内部は撮影禁止だが、ドーム上部、塔に登るのが気持ちがいい。
 ドーム内部→ドーム基部外側→塔へと登っていく。
 かなりの距離を登るので、景色は最高だ。
 ロンドン市内の概要をつかむ上でも、お勧めの展望スポットである。
 テムズ川には、新しく架けられたミレニアムブリッジがある。
 折角なので、ミレニアムブリッジも歩いてみる。
 歩行者用の橋だが、ここから望む大聖堂も素晴らしい。人の少ない早朝に訪れるのもいいだろう。
 驚いたことに、ロンドンでは桜が満開であった。ロンドンの緯度は高く、樺太と同じくらいなのだが、暖流のなせる業だ。
 今日の観光は、まだまだ続く。地下鉄に乗って、大英博物館(British Museum)に向かう。
 ちょっと判りにくい場所にあるのだが、各所に地図があるので、それを確認しながら行くといいだろう。入場は無料である。ここにも日本語の音声ガイドがあるのだが(£5)、身分証明書を預けなければいけないのが厄介だ。
 とにかく巨大な博物館なので、ある程度のテーマを持たないと見学は難しいであろう。音声ガイドも役には立つのだが、あまり深く聞いていると、いくら時間があっても足りないであろう。
 興味ある展示は、エジプトからのものではなかろうか。これだけの重量物を運んだ、イギリスの国力がしのばれるであろう。
 一番の人気は、このロゼッタストーンではなかろうか。
 この他にも、ギリシャ時代の彫刻などが目を引いた。
 時間的には3時間弱の見学ではあったが、充実した展示品を見ることが出来た。
 歩いてすぐの場所に、今日のお芝居の開場、New London Theaterがある。周囲にはオペラもあるので、多くの人で賑わっていた。
 お芝居まで時間があるので、中華街近くの日本食レストラン・東京ダイナーへ。サーモン丼を、大盛りで頂く(£10.60)。夜食用に、中華街でおやつパンなどもゲットしておく。
 今日のお芝居は、最近映画化されたWar Horseだ。
 席は、最前列から2列目の迫力ある席だ。どうやって馬を演じるのか興味があったが、こちらも素晴らしい演劇であった。


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