2014 Spring Vacation in Europe



 3/14(Fri) London

 ロンドンはまだ夏時間が始まっていないので、明るさの割には時計は進んでいない。目を覚ましてしまったので、偵察がてら周辺ランに出撃する。
 ホテルは、テムズ川に非常に近い位置だ。

 ロンドンアイにも非常に近く、ホテルの窓から見える予定であったが、その旨言っておかなかったので、駅側の展望となってしまった。

 ロンドンを代表する風景である、ビッグベンと国会議事堂だ。
 ロンドンの新観光名所となっているロンドンアイ、ウエストミンスター寺院も、指呼の距離だ。
 次に、ホースガーズに向けて走る。
 周囲は春の雰囲気で、驚いたことに桜が咲き始めていた。
 セントジェームズ公園内を、バッキンガム宮殿に向けてランする。
 こちらはビクトリア記念堂、今日は衛兵交替の日だが、早朝なので人影もまばらだ。
 バッキンガム宮殿の正門、強大な大英帝国の繁栄がうかがえる。
 今日は金曜日ということもあり交通は激しいが、大都会の中のオアシスといった感じだ。
 次に、トラファルガー広場に向かってラン。 
 国防省の建物などもあるが、厳重な警戒であった。
 こちらはウエストミンスター寺院。
 国会議事堂の左端は、工事のため白い覆いがかかっていた。
 ロンドンアイにも、時間が早いせいか誰も並んでいなかった。
 ランの後は、早速観光に繰り出すことにする。こちらは水族館、そして二階建てバスが、うなりをあげて走っていた。
 今日の観光の第一歩は、ウエストミンスター寺院だ。9時半の開場を待って入場。3人で£36だ。日本語の音声ガイドがあるので便利だ(無料)。内部は残念ながら、撮影禁止であった。
 16世紀から17世紀の建築で、かなり細部まで手が加えられている建物である。イギリス国王を始め、ニュートンやダーウィンといった有名人が埋葬されている。
 館内の見学の後は、急ぎ足で11時の交替式が行われるホースガーズへ。
 さっそうと旧チームの馬が現れて、交替式が始まった。
 そこに、新しいチームが登場。真ん中あたりは一旦場所を空けなければいけないので、馬が入場すればいい撮影ポイントをゲット出来る。
 その後は、チーフ同士の申し送り。メモがあるわけでもなく、会話をしているだけなので、ちょっと見ごたえは無い。そうこうするうちに、バッキンガム宮殿での交替式のために、みんなぞろぞろと交替式の途中にも関わらず、移動を開始する。
 我々もバッキンガム宮殿に向かうことにする。

 すると、Mallを行進する衛兵さんを見学できる。マーチに合わせて歩くので、見応えがある。

 あまり勉強していなかったのだが、隊によって制服の色が異なる。しっかり見学しようと思えば、ビクトリア記念碑にあらかじめ陣取るのがいいだろう。しかし、一旦パレードが始まってしまえば、そこからは動くことは出来ない。
 平日にも関わらず、2,000人はいるであろうか。凄い観光イベントだ。いろいろな場所から異なる隊が入場してくるため、あらかじめ予習をしておくといいだろう。
 交替式は延々と続くので、我々は次の観光地、National Galleryに向かうことにする。
 朝は誰もいなかったトラファルガー広場だが、多くの人が美術館を訪れていた。入場料は無料である。
 美術館の内部は撮影禁止であったが、ここにも日本語の音声ガイドがあるので助かる(£5)。内部はかなりの作品があるのだが、逆にニューヨークやシカゴでもここに見劣りしない作品を多く鑑賞出来ることに、改めて驚くのであった。

 美術鑑賞の後は、National Cafeでアフタヌーンティー、おいしい紅茶とケーキを頂く。一人前£16.50、、、あかんあかん、USDに変換したら、おいしいものもおいしくなくなります。(→アメリカは何でも安いと思います。)
 修学旅行の日程のように、次々と観光地を回ることに家族は疲れてしまったので、残り少ない午後の時間は、私一人で観光にいそしむ。
 Embankmentまで歩きGreen Lineに乗って、Tower Hillへ。目指すはTower of Londonだ。
 入場料は£22、ここにも日本語の音声ガイドがある(£4)。
 中世の城の構造を有しており、世界遺産の姫路城を見学するような感じとも言えるが、内部には監獄(拷問)があったため、もっと複雑な歴史背景がある。
 かなり音声ガイドが役に立つが、イギリスの歴史に興味が無ければ、見学もあっけないものとなるであろう。 
 ローマ帝国支配時代、そしてテムズ川の変遷など、この城の果たしたいくつもの役割を学ぶことが出来る。
 その他、貨幣鋳造の展示などもあった。
 内部には、貴重な動物(象など)を飼育した歴史もある。
 中世のよろいも見学することが出来る。
 おまけとして、日本の鎧も展示してあった。
 3時間くらいあると、余裕を持って見学できるであろう。
 ちょっと駆け足の見学となったが、何とか全ての展示を見ることが出来た。高校の社会の選択は地理だったのだが、世界史の勉強をもうちょっとした方がよさそうだな。
 夕暮れ迫る中、Tower Bridgeにも偵察に行ってみる。こちらは完成まで8年、1894完成の跳ね橋である。
 ロンドンを代表する風景である。
 跳ね橋が使用中であっても、人々が上の橋を使用して川を渡ることが出来るという構造だが、あまり利用する人はいなかったようだ。
 ロンドンという町が、水運によって発達していったことがわかるであろう。
 テムズ川には、軽巡洋艦のベルファスト号が係留されている。内部は、大英帝国戦争博物館となっている。川沿いにそぞろ歩きをした後、トラファルガー広場に戻る。
 家族に合流した後、夜のイベントLes MiserableのあるQueen Theaterに向かう。着飾った人からラフな格好の人まで、満員御礼であった。
 席はL4-6、全体が見渡せるいい席であった。映画版は何回も観たが、やはり生の演劇はいいものだ。
 帰りは地下鉄でホテルへ。夜景を見ながら、ワインを傾ける。お金さえ出せば、何日いても飽きない町であろう。


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