2013 Short Vacation in UT, WY



 9/23(Mon) Jackson Hole, WYWinston-Salem

 満点の星空であったのだが、深夜には雨が降った。天気はちょっと懐疑的だ。さて、今日はどこのハイキングに行こうかと考えていたのだが、どうやら今朝の足の調子はまあまあのようだ。今日中にSalt Lake Cityに帰らなければいけないので、あまり長居も出来ないのだが、行けるところまで行くという計画で(11時退却)奥を目指すことにする。
 Jenny Lakeをどちらから回るかであるが、帰りは船を利用できるかな、との浅はかな考えで、南回りからとする。(が、結果的にはString Lake Parking Lotが一番いいであろう。)
 湖畔のトレイルは閉鎖されているということで、やや余分な力を使いながら、上部をめぐるトレイルランを7時ちょっと過ぎに開始する。頭上には、テトンの山々が覆いかぶさる。明らかに新雪が積もっているようだ。
 太陽も顔を出してくれた。
 太陽が顔を出すと、紅葉のコントラストが映えてくる。

 Cascade Creekを渡り、Inspiration Pointに到着する。

 ここから更に、奥を目指していく。
 ちょっと熊が出そうな雰囲気もあるので、随時声を出しながら走っていく。
 左側には、4,000mに近い山が覆いかぶさる。
 紅葉、そして雪のコントラストが素晴らしい。
 道は非常に緩い登りなので、楽に走りやすい。
 足の方も駄々をこねないようだ。

 順調に2時間ちょっとで、Cascade Creek分岐に到着する。左に行くと、Teton一周ルートとなる。ちなみに、Grand Tetonへの登路は、東側のLupine Meadowsである。

 分岐を右にとり、Lake Solitudeを目指して駆け上がる。

 美しい氷河で出来たU字谷となっており、キャンプも可能である。
 穂高の涸沢を思い出すような、綺麗な紅葉だ。
 あいにく上部はまだガスっているが、雨はまだ大丈夫だ。雲も薄そうだ。
 ここまで上がってくると、昨晩はここは雪であったことがわかる。どうやら先行者はいないようだ。
 3時間でLake Solitudeに到着する。本来は往復10時間のルートなので、いいペースで登ってきたことがわかる。
 ここまで登ってきてお弁当を食べてから、元来た道を戻るのもいいだろう。
 ここが1つの目標と思っていたが、まだ時間に余裕があるようなので、Paintbrush Divideを目指すこととする。
 道はやや渓谷を戻るようにして、斜面を右上していく。ここでトレイルランナーに抜かれる。山で抜かれるのは久々だが、ちょっと私には彼に追いつけるパワーは今日は無いようだ。
 登れば登るほど、景色は雄大なものとなってくる。
 いよいよ稜線に出るが、まだ右上に登りは続く。
 かなり気温も低く、強風も吹き付けるので、良い子はマネをしないように。完全にガスられてトレイルを見失えば、非常にややこしい場所だ。というのも、稜線のあちらはGrizzly Bear Lakeへと続く谷だが、この谷へ降りていくわけでは無いのだ。更にピークを目指して、Paintbrush Canyonへの乗っ越しを目指してやや登らなければいけない。
 かなり道もクラストしてくるが、まだアイゼンがいるレベルではない。強風の中、11時に峠に到着する。
 こんな所に長居は無用だ。とっとと危険地帯を降りていくが、がなりのガラ場があるために、ここを登るのは大変かもしれない。
 樹林地帯まで降りれば、安全地帯だ。
 ここからはだらだら下ってもいいのだが、あまり時間が無いのがわかっているので、少しでもスピードを上げて駆け下っていく。
 大平原の湖も見えるようになってきた。右側の地形は、恐らく氷河地形〜雪渓によるガラ場だ。ルートはモレーン上を下っていく。
 湖は近いようで、結構な距離がある。
 振り返れば、そのPaintbrushの言葉通り、美しい紅葉だ。
 4-5人のトレイルランナーが駆け上がってくるのとすれ違った。アメリカでもちょっとメジャーになってきたのであろう。
 傾斜はどんどん緩くなってくるが、足の方がそろそろ悲鳴を上げだした。
 とにかく湖を目指して、走る。
 最後は長い樹林帯をこなして、ようやくString Lakeに出る。ここは昔、山火事があった場所だ。
 ようやく駐車場に戻ってきたが、まだここがゴールでは無い。
 Jenny Lake沿いに、南の駐車場を目指すが、もう完全に燃料切れだ。この3日間、走りすぎなのだ。
 7時間ちょっとで、ようやくSouth Jenny Lakeに帰ってきた。早速フライトに備えて、パッキングを開始する。
 帰りは、Wilson目指して砂利道経由で南下するが、結構道が悪くてスピードを出せないので、時間的にはJackson経由とあまり変わらないであろう。更にWY-22から抜けようとするが、乗用車だけならともかく大きな荷物がある場合は、かなりしんどい道となるであろう。そして、7月にも訪れたHeise Hot Springsへ。入湯料は$9だ。
 今日は平日ということで、あまり混雑はしていなかった。
 体を清めた後は、Salt Lake Cityを目指してすっ飛ばす。
 明るいうちにUtahへ、そして21時ちょっと過ぎにレンタカーを返却することが出来た。そして23:59発のred eye flightでCLTへ。更に車を運転して、火曜日の早朝に手術室へなだれ込むのであった、、、。

 7月に引き続き、ダブルをこなすことが出来たが、『その2』のタイムがあまり伸びないという反省点が出来た。更に、18mileの壁をまたもや感じてしまった。いい睡眠をとることも大事だが、もうちょっとサプルメントを改良しなければいけないのであろう。また次のレースに向けて、がんばっていきたいと思う。


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