2013 Short Vacation in ID, MT, WY



 7/27(Sat) Idaho Falls→Ennis

 さて、ここでIdaho Fallsの復習。州の人口は160万人、州都は西のBoiseで、東部の主要都市がIdaho Fallsである。人口は、メトロを合わせて13万6000人だ。農業だけが主要産業と思いきや、西の砂漠の中にIdaho National Laboratory(核研究施設)がある。茨城県の東海村と姉妹提携をしている。

 今回のレースの正式名称は、『Mad Marathon』という。ボストンマラソンにエントリー出来るように正式な距離計測は行われていないが、あまりそんなことは私には関係ない。レースにはハーフ、フルとも、片道のコースである。 レース会場であるが、Snake River Landingという場所だが、周囲に何も目印が無いので、極めて場所がわかりにくい。みんなもどこかわかっていないようだったが、不自然におかれた仮設トイレがそれだろうということで、ランナーが徐々に集結してきた。4時10分になって送迎バスが到着、無事にゼッケンをゲットすることが出来た。そして、4時30分にバスは出発する。

 30分以上どれだけバスは走んねんと思う頃(汗)、ようやく谷沿いのスタート地点に到着した。一応チップで計測するレースのようだ。本来のスタート地点は舗装道路の盲端だが、今年はコースに変更があったそうで、やや下った場所からスタートとなる。
 ランナーは100人くらいだろうか、5時30分にスタートとなる。日が差すと暑くなるだけに、このスタートタイムは助かる。
 1マイルが8:10、どうやら地元の子が多いのであろうか、最初は突っ込むランナーも多くて、ペース配分が難しい。今日のタイム設定は、標高・難度・体調などを考慮して8:00くらいにする。2マイルが7:49だ。(この黄色のおじさんはゆっくり抜いてその後抜かれることは無かったが、実は明日のレースでも再会するのであった。)コースは最初は谷沿いの下り坂だ。気温もやや低めなので、ややペースアップする。
 3マイルが8:17、強烈な登り坂だ。
 うまい具合に雲が出ているので、逆にいいコンディションかもしれない。4マイルが8:07だ。ここからは、細かなアップダウンはあるが、平坦なジャガイモ畑の横を通る西に向かうコースで、クルーズコントロールに入る。
 5マイルが7:54、左側にを眺めるとともに、右側には広大な畑だ
 あまり高レベルの大会では無いのであろう、少しだけペースアップしただけで、既に一人旅の様相を呈してきた。
 6マイルが7:45、コースは右折(北上)して、更に広大なジャガイモ畑の中を走るようになる。ここから12マイル過ぎまで、一直線だ。
 車も走らない田舎道なので、走っていて気持ちがいい。そうこうするうちに、朝日が差してきた。
 すると、何と朝の虹だ。これは、朝からいいものを見させてもらった。
 7マイルが7:43、8マイルが7:49、写真を撮りながらの余裕の走りで、クルーズ走行を続ける。
  9マイル7:46、10マイル7:59、前方を走る3人組を追うように走る。11マイルが8:03、12マイルが8:06、右折して13マイルが7:57、すぐに左折する。
 小さな集落に入ると、動物なんかも見ることが出来る。14マイルが8:00、15マイルが7:53、更に右折と左折を繰り返す。この辺りの道は、主要道路の間隔が1マイルなので、計算して走りやすい。
 16マイルが8:13、やや"Feel the wall"、明日もあるので、無理はしない走りとする。両脇には、ジャガイモ以外の作物も見られる。
 17マイルが8:17、18マイルが8:38、19マイルが8:19、この辺りから一時間遅れのスタートだったハーフのランナーを抜いていくことになる。

 20マイルが8:41、ここからは人里に帰ってくるので、コース的にはあまり面白くなくなってくる。21マイルが8:32、22マイルが9:00、もう3人組みからは引き離されるようになるが、後ろから抜かれることは無かった。22マイルの先で左折して、交通量の多い道路の歩道を走る。ここでレース初めての信号だ。歩道から車道に入る段差が苦しいが、フラットコースは続く。23マイルが8:41、24マイルが8:26、うまくハーフランナーを追うようにして加速する。

 大通りのYellowstone Highwayを渡れば、Snake Riverだ。コース変更となった、橋の下の遊歩道を回る。25マイルが9:00、ここで初めてランナー1人に抜かれるが、今日は無理をせずに引っ張ってもらうことはしなかった。

 心肺機能はいいのだが、またもや胃をやられてしまったようだ。最後はゆっくりと11:02でしめとする。

 タイムは3:36:22、順位は8位/63人だった。(公式記録はまだ)


 コースは、前半にアップダウンがある以外は、フラットで走りやすいコースだ。ただし、ここの標高(1,400m)と夏の高温がネックになるであろう。個人的にはコースは大好きだが、サポートは少ないことは覚悟しておこう。

 メダルは思っていたよりもしっかりしたもので、Tシャツは2つももらえた。(ちょっと最近たまりすぎて困っている、、、。)
 ゴール地点には、盛り上げ部隊が出現して、面白かった。子供を盛り上げるために、Kids raceも開かれていた。
 年代別の入賞もあるかと思われたが、そのカテゴリーは無いとのことで、体のケアに向かうことにする。向かうのは、US-26を20分程度東進したRirieにあるHeise Hot Springsだ。毎度のことながら、温泉はわかりにくい場所にあるので、しっかりとした予習が必要だ。ちなみに、この川の上流にGand Tetonがあるのだ。
 入湯料は、$9であった。温泉は2つのパートに別れている。一つはウオータースライダーのあるプールと、もう一つが小プール&浴槽だ。大プールは子供向けだが、小プールは落ち着いた雰囲気だ。白い弱酸性で塩素は全く入れておらず、かなり癒されることが出来る。うまく浴槽の写真を撮りたかったのだが、大勢のビキニギャルのために、そういった写真を撮る雰囲気では無かった。その代わり、一時間以上、体をケアすることが出来た。1本目のダメージは、それ程ではないようだ。
 ここには川沿いの綺麗なキャンプ場もあり、ここでキャンプしてのんびりするのもいいだろう。
 同僚のDr. Ririeにおみやげとして、この町の写真を撮って帰る。
 ここからMontanaを目指して北上する。とにかく牧場・農地が広がる台地だ。
 そしてContinental Divideを超えて、Montanaへと入っていく。
 40分北上すれば、Ennis, MTの町だ。ここを流れる川は、上流のYellwostoneからの水で、これを下ればミシシッピ川なのだ。
 町の中心部にある公園で、明日のレースのゼッケンをゲットする。普通の人は走らないチャレンジレースなので、『死んでもOK』サインをする。コースマップがHPでゲット出来なかったのだが、ある程度ここで把握することが出来る。
 さて、今晩はどこで寝ようか考えていたのであるが、どうやら天気は回復してくるようなので、予定通り山の上で寝ることとする。道はわかりにくいが、ちゃんとレース用に案内板を出してくれるので助かる。そうでなかったら、かなり予習しておいた方がいいだろう。道はダートだが、一般車でも簡単に上がれるであろう。牧場の中の道を、ひたすら登っていく。
 随分登ってきたものだ。雄大な景色を眺めることが出来る。
 走ることしばしで、National Forestに入る。ここまで上がっても、牧場の牛が草を食べに上がってくるようだが、どうやら熊もいるようだ。
 レースのゴールとなるClover Meadowsまでは、かなりとばして一時間ちょっとかかった。まだ時間もあるので、明日のコースの下見を行うこととする。
 これがコースの最高地点、Monument Ridge(9,587fett = 2,922m)だ。この地域の最高峰、Black Butte Mountainも登りたかったのであるが、今日はその日では無いようだ。北面には、まだ雪も見られる。
 Clover Meadowsに戻って、夕食とする。ご飯は今日もカーボローディングだ。キャンプ場はどっすん便所があるだけの簡単なものだが、非常にのんびりとした雰囲気だ。周囲には牛達の声も響き渡る。明日のレースの設営も、一部されていた。
 久しぶりの山の生活で気持ちよくなり、ちょっと今日はRieslingで疲れをとる。気になっていた蚊も、殆どいなかった。

 いい天気になって良かった。結局テントは出さずに、車の中でぬくぬくと就寝についた



BACK  INDEX  HOME  NEXT