アメリカ50州マラソンも、残すところ18州となり、いよいよ佳境に入ってきた。頭の痛いところは、もはや近所で気軽に参加できる州は無く、いずれも飛行機での参戦が必要となってくる。自ずとしっかりと計画を立ててのマラソンとなるべきであるが、仕事柄そうもいかない。6月の連戦から、もう9月までレースは無いかと思いきや、7月最後の週末から3週間を切ってから、レース日程をを組めそうだということがわかってきた。行き先は、以前から参戦が難しいと思っていた宿題、モンタナ州だ。

　飛行機のチケット代もばかにならないので、どうしようかとアプローチなども含めて考えているうちに、更にチケットは高騰、なかなかこんな秘境のモンタナでのレースに参戦できるチャンスは無いだろうと自分に言い聞かせ、えいやっと、チケット($611.60+50)を購入したのが始まりであった。モンタナでのレースのレジストレーションを済ませ($85.25)、観光に力を入れようかと思いきや、何と前日に、ご近所のアイダホでもマラソンレースがあることを発見してしまった。

　モンタナのレースは、標高も3,000m近い場所を走る景観のいいレースで、これだけでかなりの大物なので、ダブルはどうかなと最後まで悩んでいた。更に、標高の高いアイダホは既に走ったことのある州である。しかし、ここのところ好調を維持している、もはやシングルマラソンはタイムはさておき楽勝になっている、最近タイムは気にしなくなってきた、アイダホのジャガイモ畑の間をまた走ってみたい、ダブルを走らずに観光するにしてももうYellowstoneは昨年でお腹一杯の感もある、怖いもの見たさ、、、などなどの理由で、『大物ダブルを走る！』、と思い立ったのだがレースの3日前であった($100.75)。

　いつもはホテルでゆっくりしてからマラソンに参戦するのであるが、最近★４つに泊まろうが、★１つに泊まろうが、あまり気にならくなってきた。更に、田舎の★１つごときに大金を払うのが（夏季シーズンはべらぼうに高くなる）あほらしくもなってきた。ならば、やや大きめの車の中で寝てしまえ、という山屋根性が出てきて、今回はキャンプもどきをしながらの宿泊にすることとした。更に、これだけは再び行ってみたいと思っていたOld Faithfull Innにも、キャンセル待ちで部屋を確保することが出来た($116.80)。

　ちょっと行き当たりばったりの計画となってしまったが、さて、どんなマラソン旅行になるのやら、、、。