2008 Spring Vacation Report in AZ,UT,CA



  8日目 3/28(Fri) Death Valley NP
 いよいよ我々の旅行も、残すところあと2日となってきた。あれほど買い込んだ食糧も、予定通り順調に消費することが出来た。
 さて、朝のVisitor CenterでJunior Ranger Bookをゲットした後、北上してSand Dunesを目指すこととする。草木一本無いDeath Valleyをイメージしていたのだが、一面の黄色のお花畑が我々を迎えてくれた。
 長野県と同じサイズのNational Parkだそうだが、公園内を60mile/hでぶっとばせば、前方に Sand Dunesが見えてくる。
 最高点ははるか彼方に見えるのだが、砂が大好きなYはしっかりと歩いてくれるので、適当に道を選びながら、最高点を目指すことにする。
 タコを飛ばしたかったのであるが、断念。砂場は足腰にこたえるのだが、はしゃいで走ってくれるので、こちらも助かる。いやはや、親の知らぬ間に物凄い体力になっているようだ。
 歩きにくい登りは、肩車で時間を節約する。そしていよいよ砂丘の最高点へ。
 この広大な大地を肌で感じ取れる、そんなトレールであった。
 夏場はしゃれならん気温になるだけに、ここもベストシーズンに訪れていることになるのであろう。ママの待つ車へゆっくりと帰るのであった。
 次に向かうはMarble Canyon、 未舗装路が続くので、キャンピングカーには辛い所だ。
 駐車場から谷を登っていくと、大理石で出来た渓谷を見ることが出来る。
 大理石は、石灰岩が熱変性を受けたものだが、ここには大陸棚が移動する力がかかっていることがわかる。もちろんCaliforniaの温泉地帯も近在する。
 Stovepipe Wells Innに立ち寄ってみると、上昇する気温から非難する人々であふれ返っていたので、早々に撤退する。
 よくパンフレットにもなっている道路があったので、車を路肩に駐車して、写真大会を行う。
 次にSalt Creekへ。驚くことに、ここには川もあるのだ。その名の通り、塩が析出していた。
 外は暑いので、車の中でピザを焼いて昼食とする。暑さに負けて、ついついビールも頂く。
 ここにはトレールもあるのだが、驚きは海にも流れない塩分が多いこの川に、多くの小魚がいるということであった。

 歴史的にも有名なFurnace Creek Innにも立ち寄ってみる。ちょっとお金持ちの避寒所という感じで、ちょっと場違いな我々であった。

 みんなお昼寝をするということなので、Artist Paletteを楽しむこととする。黄色や赤色・緑色など様々な色の岩石を見ることが出来る。

 次にアメリカ最低地点、Badwater Basinへ。塩の平原が続く。
 近づいてよく見てみると、塩の結晶があることに気がつかされる。
 山々を濡らした水は、この砂漠に流れ込んでいることがわかる。事実、少し掘っただけで塩水がわいてくるようだ。
 気温もやや下がってきたので、最後にNatural Bridgeに行くことにする。がらがらの河原を登っていけば、それは見えてくる。
 多くのArchを歩いてきた我々であるが、あまり経験の無い岩質のNatural Bridgeであった。
 夕暮れ時の、静かな時間を過ごすことが出来た。
 Furnace Creekに戻って、お土産を購入する。ここはゴルフ場まであるリゾート地なのであるが、何だか少し場違いなような気がした。
 再び夕暮れ時の風景を楽しみながら、冷蔵庫の一掃を行う。夏休みなどには来れない所だけに、やはりここぞ訪れてよかったと思う。
 夕食の後は、Ranger Programに参加するために、Visitor Centerに向かう。Death Valley内の多くのハイキングトレイルを紹介するというプログラムであったが、目からうろこが落ちる気がする、そんなプログラムであった。


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