2008 Spring Vacation Report in Algonquin



  3日目 5/24(Sat) Algonquin NP
 初めての夜であったが、冷え込みはやや厳しかった。羽毛の寝袋が有効であろう。また、雨具なども有効であろう。
 静寂の湖面に移る影を楽しみながら、朝を迎える。いろいろなキャンプサイトがあるが、やはり南を望むサイトがベストであろう。
 日が昇った後は、もやの立ち上る様子も興味深い。Yも起き出してきたので、ラーメンで朝食を作った後、出発の準備を進める。
 まだ旅は始まったばかりだ。素晴らしいキャンプサイトであったが、9時に次の湖を目指して漕ぎ進むことにする。
 Little Joe Lakeに入ると、右側にリゾート施設が見えてくる。これをやり過ごして、湖の北端に近づく。事前情報どおり、P160はやり過ごして、小さなビーバーダムを漕ぎ上って上流を目指す。川幅は5m程度だが流れは少ないので、容易に漕ぎ進むことが出来る。そして出発から1時間で、左側にP430だ。
 ここも荷物を運んだ後に駆け戻り、カヌーを単体で運ぶ。やはりカヌーだけでは軽すぎるので、今後は荷物と一緒に運ぶ作戦をした方がいいようだ。25分でここを通過する。そしてBaby Joe Lakeを北上して、15分でP190へ。
 ここはTさんに荷物を担いでもらう(15分)。いよいよ広大なBurnt Island Lakeに入る。
 さて、このBurnt Island Lakeの通過だが、風が西から北に傾いてきたため、やや北上するこの湖の通過はかなりしんどいものとなった。また大海原のような湖で推進力を失えば、波のために転覆の恐れもある。

 休むことも許されない中を1時間30分がんばって漕いで、Caroline Islandを超えた湖の北岸で、休憩とする。

 風を避けるように湖岸を進んでいく。
 休息無しで漕ぎ進み、45分で目指すP780に到着する。この湖に2時間半以上費やしたことになる。
 このP780はしんどいことが予想されていたので、荷物+カヌー作戦に切り替えて時間を短縮することにする。倒木のために余計に時間がかかったが(35分)、しかし案外楽に運べたので、今後はこの作戦で荷物とカヌーを運ぶことにする。
 Little Otterslide LakeからOtterslide Lakeに入っていく。
 あいにくの北風をもろに受けて、なかなかピッチが上がらないが、1時間15分のがんばりで15時過ぎにサイトに到着する。当初は中島での宿泊を考えていたのだが、P240南東の岬上のサイトとする。(地図ではPortageのすぐ近くにサイトがあるように書いてあるが、実際は南東の岬にサイトはある。)

 今日は風の影響を大きく受けて、ゆっくりと漕ぐことは出来なかったが、順調なペースである。まずは2人で祝杯をあげる。
 本日のサイトも、昨日のサイトに似た極上のサイトだ。270度以上の展望が得られるとともに、非常に広いスペースだ。Yは早速焚き火の用意をしてくれる。
 夕食までには時間があるので、ポップコーンとマシュマロでおやつとして、ゆっくりと湖畔の空気を楽しむ。
 夏ならば水泳も気持ちいいであろう。
 見渡す限り建造物の無いこの大きな湖の中で、キャンプをしているのは恐らく我々だけなのであろう。大きくAlgonquin NPの奥地に入ったことを感じながら、リラックスした時間を過ごす。
 夕食の足しにとルアーを操るが、今日は魚影が少なかった。混ぜご飯と味噌汁で夕食とする。
 少しシンプルすぎるメニューだが、おなかを減らした我々には、十分すぎる夕食であった。
 ちょっと勉強をかました後、マシュマロ大会となる。
 今日のサイトは西側が完全に見渡せるため、綺麗な夕陽を見ることが出来た。
 それまで風のために乱れていた湖面も、徐々に鏡のようになっていく。静寂、そして時にはルーンの鳴き声を聞きながら、2日目の夜は過ぎていった。


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