2006 Summer Vacation Report in Alaska



  15日目 9/1(Fri) Chena Hot Springs→Fairbanks→Denali SP

 長かった休暇だが、いよいよ家路に向けて旅立つ日が来た。もう一度お風呂に入りたい気持ちを抑えて、Anchorageに向けて出発する。
 まずはFairbanks近郊まで戻り、パイプラインの見学。厳重なテロ対策かと思いきや、それ程でも無かった。パイプラインの掃除屋さんも展示されている。
 主にBPが運営しているこのパイプラインで、原油漏れによる環境破壊なども最近報道されているが、アメリカの石油生産を支えている重要なパイプラインだ。北極海までは、まだ450 mileもある。
 ここでは、パイプラインの仕組みなどについて学ぶことが出来る。
 地震の多いアラスカなので、前後左右上下に動けるように細工がしてあり、一部は地中にも埋められている。
 次にサンタクロースの故郷、North Poleへ向かう。 ここはこの地名ゆえに有名になった所で、有名なサンタの店があるのだ。
 我々は特に買い物も無いので、サンタのスプーンをゲットした後、大写真大会を催す。
 まずは外の壁画とY。
 いろいろポーズをとってくれる。
 もちろん彼女のリクエストで、これらともツーショット。
 隣には、トナカイさんも2頭いる。よくこんな角つけて歩いて、ごはんを食べれるものだ。
 その辺りの草をちぎってやると、喜んで食べていた。目は無表情だが、優しい目、足はあの足跡の主であることを示していた。日本へのおみやげを買い込んだ後、Fairbanksへ舞い戻る。
 次に、FairbanksのPioneer Parkに立ち寄ってみる。駐車場で昼食とした後、園内の見学、無料である。内部は何で明治村といった感じで、多くの丸太小屋が移築されている。内部はお土産屋さんになっている。
 民芸品などが所狭しと置かれている。
 おみやげはもういっぱい買ったので、冷やかしのみ。
 園の周囲を回る機関車を発見、早速チケットを購入する。$1。
 ここにはPlaygroundも併設されており、のんびりお金を使わずに過ごすにはいい所だ。Chena Riverはここの所の大雨で、しっかりとした流れがあった。
 機関車はなかなか動かないので、隣の鉄道博物館へ、無料。ここはSewardから列車が通い始める前に、運行された機関車がいる。Faibanksの北東に金鉱山があるのだが、こことを結ぶ鉄道であったわけだ。Dawsonからユーコン川を下り、ここまでNenana Riverを遡上して物資を運んだという話だ。
 機関車自体は1898年Pittsburgで作られたものの修理品だ。特定の日には、石炭を燃やして運行するそうだ。
 運転手の昼食も終わり(アメリカ的ですわ!)、機関車(Diesel)の運行。
 どうやらYにとっては、熊に会うのと同じくらいのインパクトがあったようで、唖然としてしまった。『機関車だけ乗っとったらええんかい!』
 航空博物館にも行ってみるが、がらくた館といった感じ、$5。アラスカの州旗と一緒に記念撮影。
 機関車に別れを告げて、曇天の下南下を始める。
 Denali NPを通過、Broad Pass周辺の紅葉は、素晴らしいものがある。山全体が燃えている感じだ。

 どこまで下ろうかと思っていたが、この大きな『トラック』の運転にも疲れてきたので、Denali View Northで本日は宿泊することとする。しかし水もDumpも何も無い。$10。ここはツンドラ台地であるKesugi Ridgeがあり、縦走の起点にもなっている。

 キャンプ場はがらがらで、見えるはずのDenaliに車窓を向けて夕食とする。夕食は手作りピザならびに残り物一掃ご飯。
 Highwayからは近いものの、昨日のChenaに比べれば非常に静かなキャンプ場だ。夜中にふと起き出して外を見てみると、美しいオーロラが空を覆っていた。すかさず皆をたたき起こして、オーロラ観測隊を結成する。最後の最後に再びこの静寂のキャンプ場でオーロラを見れて、本当に幸せだった。(個人的には、Chenaよりもこちらが良かった。)


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