2006 Summer Vacation Report in Alaska



  日目 8/25(Fri) Denali NP

 今日はいよいよDenali NPに入る日だ。盛夏ならばもの凄い混雑であろうが、がらがらのWilderness Access Centerに駐車する。この辺りの紅葉は、まだイマイチのようだ。
 まずはここでTeklanica Campgroundでの許可証・Tek Passをピックアップする。これが無いと、ゲートを越えられないのだ。そして朝食とする。ここでは、Denali NPの歴史をつづったVideoも見ることが出来る。
 次にVisitor Centerへ移動、こちらではいろいろな動物の展示があるようだが、Yの一番の衝撃・疑問は、どうしてカリブーがウルフに食べられているかであった。ずっと、『なんで』、『なんで』を繰り返していた。
 ムース、ビーバー、シープ、天気も今ひとつだが、見ることが出来るであろうか?
 Visitor Centerの横には、鉄道の駅がある。非常にアクセスが便利になっている。驚いたことに、高級ホテルのパッケージツアーが殆どであろうか、荷物をまとめて運ぶサービスがあった。
 Visitor Centerの隣には、お土産屋さんもあるので、日本に送る絵葉書などもゲットする。
 今日は夕方までにキャンプ場に入ればいいいので、まずはHorseshoe Lake Trailへハイキング。あまり好展望は望めないが、タイガの臭いが心地よい。湖までは下りとなっている。
 残念ながらムースは現れなかった。この湖は、ビーバーダムのように出現したようで、下流には倒木によるダムがあった。
 登りながら周囲を見渡すと、ようやく今回の旅行の一つの目標であったブルーベリーを発見する。しっかりと葉っぱの形などをインプットする。
 Visitor Centerを離れる前に、Riley CreekのDum Stationで、綺麗さっぱり流すと共に、水を満載する。ここはNP宿泊者には無料で利用できる。そしていよいよTeklanicaに向けて車を西に進める。しばらくは舗装道路が続くが、ツンドラ地帯に入っており、非常に景色はいい。
 いよいよSavage Riverに到着、この上流は氷河地形のU字谷であるのに対して、この下流はV字谷になているのが特徴だ。ここまではキャンプ許可証が無くても入れるのだが、ここまでに動物に会えるチャンスも高いので、是非訪れるべきであろう。
 Savage Riverのゲートで、チェックを受けた後、更に西を目指す。ここからは、舗装路からダート道になる。両脇には無限のツンドラ地帯が広がっており、広大な大自然の中にいることを実感させられる。何と公園の面積は、マサチューセッツ州よりも大きいそうだ。
 Sanctuary Riverとの間の峠では、カリブーの群れ(4〜5頭)を発見する。堂々と草を食べていた。
 周辺は紅葉が始まっており、黄色のじゅうたんが広がっている。
 公園入り口から29mile進めば、目指すTeklanica River Campgroundだ。ここは個人の車で入れる最奥のキャンプ場であるが、ベアカントリーであるため、テントは禁止である(キャンピングカーは可)。ここを過ぎると、Igroo Creek Campgroundがあるだけで、Wonder Lakeまでキャンプ場は無い。園内の移動には、最初の日(明朝ということになる)だけチケットを購入しおく必要があるが、以後は全てシャトルバスを無料で利用できる(Tek Passという)。公園ゲートから往復するのに比べて、往復2時間を節約できるだけではなく、バス代も節約することが出来るのだ。混雑するシーズンには、3ヶ月以上前からの予約がいいだろう。予約料金も安いので、予想される日程分以上の日程で予約しておくといいのではないだろうか。
 外側ループの静かなキャンプサイトをゲットして、早速生地を含めてピザの作成する。今日集めたブルーベリーは、サーモンベリーゼリーに添えてみた。
  キャンプサイトの裏を少し歩けば、Teklanica Riverに出ることが出来る。広大な河原は動物達の道になっているようで、多くの動物の足跡を見つけた。Yはご機嫌で、日本に絵葉書を書いたりしてゆっくりと過ごす。非常に鈴かなキャンプ場で、各サイト間の距離も十分、河原にもすぐに行けるこのキャンプ場は、今までに訪れたことのあるキャンプ場の中でも別格の素晴らしいものである。
 今日は晴れ間が広がりそうな気もするのだが、、、またまた寝てしまった、、、。


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