2006 Meeting Vacation in Japan (4)



  7日目 10/5(Thu) Tateyama→Murodou

 今日も朝から『日本の朝食』だ。日本に帰ってきて、温泉と山に行きたかったのであるが、それを同時にすることが出来るのが、ここ立山なのだ。

 まずは始発の美女平行きのケーブルカーに乗る。変った乗り物に乗ることが出来て、ご機嫌のY

 美女平にはあっという間に到着、台風が接近しているということで、天気は下り坂だが、午前中は何とかいけそうだ。
 自転車で室堂まで上がったこともあるし、学生時代にも何回も訪れた道だ。この体重計に、62kgのザックを乗せたこともあったっけな、、、。 
 ガスはじきに晴れて、弥陀ヶ原からは素晴らしい紅葉を眺めることが出来る。 
 Alaskaで見た紅葉も素晴らしかったが、山岳国日本の紅葉も素晴らしいものだ。室堂到着後、今日のねぐらのみくりが池温泉を目指して歩いていく。雲上の散歩といった感じだ。
 荷物を預けた後、天気が下り坂なので、雨の振り出す前に三山縦走を行ってしまうこととする。立山カールの紅葉が本当に美しい。一ノ越を目指して、登っていく。Yもがんばるが、今日はスピードが大切なので、さすがに最後はパパの背中で我慢してもらう。
 平日だということもあるのだが、中高年ばっかりだ。えらいゆっくり登っており、数年前の大量遭難を思い起こされる。
 一ノ越からは、急になるのだが、がんばって登るらしい。無事に御山頂上(3,003m)に到着する。社会人になってから、5月の連休の豪雪を、一人で胸ラッセルして雄山東尾根(左から二枚目)を登ったことがあるが、こんなぎざぎざを登っていたんですね。
 ここから三山の縦走に入る。少々切れ落ちた部分もあるので、背中で我慢してもらいながら歩を進める。大汝山(3,015m)も登頂する。右側には黒部ダムも眺めることが出来る。左側には、美しい紅葉のカールを臨むことが出来る。
 富士の折立を過ぎると、カールを目指して左に下っていく。人も少なくて、快適な登山だ。
 恐らく紅葉は今が最盛期のようだ。しかし、この台風の後には、もう雪が降るに違いない。
 雨の降り出す前に、カールに到着することが出来た。ここでYが『ブルーベリー』などと騒ぎ出すので、『そんなものある訳ないでしょ、、、』 確かに一面のブルーベリーであった。早速アラスカのようにむさぼり食い始めるY、けれど甘みは今ひとつでした。
 これを見に来るだけでも、日本に帰ってくる価値はあったと思う。雷鳥沢を渡る頃には雨も降り出したが、明日からはしばらく雨なだけに、いい判断だったと思う。
 このまま戻るのももったいないので、地獄めぐりも済ませてしまうこととする。懐かしい温泉の硫黄の香りがするのだが、しかし、これは危険だと感じるくらいの臭気もするので、そそくさと小走りで通過する。
 温泉に戻って、昼食とする。『いやあ、幸せ、幸せ。』
 そして『雲上の温泉』へ。お湯は白い温泉で、4年間の疲れを一気に落とす(ちょっと大げさ)。帰るまでに3回入ることが出来た。
 夕食は立山片手に、ちびりちびりといく。学生時代はお金が無くて、とても泊りたくても泊れない温泉だったが、天気のいい時に再び訪れてみたい温泉だ。


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