2005 Summer Vacation Report in Canada



  12日目 7/12(Tue) Angel Glacier, Maligne Lake
 蚊に刺された所が少し腫れているので、念のためペニシリン系の抗生物質をもらいに行く。Hospitalは傾いていて、隣のClinicに行って、すぐに抗生物質をゲットする。
 今日はあいにくの雨模様だが、小雨なので、Jasper近郊のエンジェル氷河に行くこととする。ここには、第一次世界大戦の時に捕虜を世話したために処刑されてしまったイギリスの看護婦さんの名前をとったEdith Cavellという山がある。その山の右手に広がるのがAngel氷河だ。もともとこの氷河も下まで伸びていたのだが、どんどん氷河も後退してしまっている。
 まずは駐車場から緩やかな整備された登山道を登っていく。
 登山道には昔の写真も展示されているのだが、凄い勢いで氷河が後退しているのがわかる。この懸垂氷河もここ数十年のうちに無くなってしまうことに違いない。
 氷河湖に降りてみると、地層のように彩られた氷河を見ることが出来た。ここも上から落ちてきたものというよりも、この谷を埋め尽くしていた氷河が溶けていっているものなので、消失するのも時間の問題であろう。我々の住む地球はどうなってしまうのだろうかと、旅行中なのに変に暗くなってしまう。
 少し上にあるCavell Meadowsまで登ってみようとも思っていたが、天気は今ひとつで雨も降り出したので、撤退することする。
 さて、本日の宿泊であるが、朝ホテルから市内のツーリストホームに電話していると、$80という部屋が見つかった。今日はそのEn-Ska Houseという所に宿泊することとする。チェックインしてみてびっくり、半地下の部屋であるが、冷蔵庫キッチン付きで、非常に綺麗ではないか! 『ばんざ〜い!』
 帰る所が出来たということで、早速また遊びにいくことにする。冬には無くなってしまうというMedicine Lakeを横目に見ながら、Maligne Lakeに到着する。クルーズに参加しようと思っていたが、たかだか一時間半のツアーなのに、今日の宿泊代近くを支払わなければいけないことにあほらしくなって、自分達のカヤックで遊ぶこととする。
 湖に漕ぎ出すと、湖を渡る風が気持ちいい。当初はSpirit Islandまで行こうかと思っていたが、一向にそれらしきものは見えてこないので断念。後で聞いてみると、11kmもあるんだって。
 帰りはゆっくりと展望を楽しみながら下山。
 途中のMaligne Canyonに寄ってみる。昔は氷河の雪解け水によって、相当の水流があったため、恐ろしく深い侵食を創り出したが、現在はそんなパワーは無いそうだ。
 Jasper近郊では、またまたエルクの群れに会ってしまった。買い物の後、ホテルに帰る。(町の中心部のスーパーよりも、東側にあるものの方が安い。)
 部屋でご飯を作っていたら、Thunderstormがやってきて、綺麗な虹を見ることが出来た。あまりゆっくり見せたこともなかったので、しっかりとYに見せてやった。


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