2005 Summer Vacation Report in Canada



  3日目 7/3(Sun) Cory Pass (2350m)
 朝食の後、お弁当を持ってハイキングに出撃する。行き先はEdith PassからCory Passを巡る展望コース。トレイルヘッドは、車で20分くらいの所だ。今日は傾斜もあるので、Yには背中でがんばってもらうことにする。(:ここは蚊が多いので、虫除けとネットがあると重宝する。)
 15分くらいでCory Passとの分岐があるので、これを右に進む。多くの人は直接Cory Passへ上がっていた。美しいまでに苔むした登山道を登っていく。高速道路から離れていくと、静寂が心地いい。Yはいつものようにお駕籠の上でご就寝。傾斜が緩く、日差しも遮られるので気持ちのいい登りだ。
 1時間ほどで右にMt.Norquay周回ルートを分岐して、樹林帯の合間にMt.Edith北面の岩場を見上げながら高度を稼いでいく。北側のVermilion Range周辺は、全てWilderness areaであり、魅力的な森林が広がっていた。
 アバランチスロープで休息、見晴らしは非常によく、東側にはMt. Norquayが美しい。
 高山植物もいくつか花を咲かせている。
 Mt.Loisを見上げながら一旦下り、その基部をCory Passへと登っていく。この辺りから道はガラ場となるために、非常に登りにくい。所々には残雪も見受けられる。
 天気も今ひとつでやや寒く感じられる中を、ようやく残雪の残るCory Passに到着する。山渓のガイドブックには、この反時計回りのコースを勧めていたが、多くの人は時計回りで登っていたようだ。ガラ場があるだけに、時計回りの方が楽であろう。
 コルの南方の展望の広がる中で、太陽の光を浴びながら昼食とする。下にはCanadian Highwayが望まれる。(ちょっとうるさい。) 南方は北方と異なり、樹林帯と潅木があるので、雰囲気が全く異なる。
お尻の痛くなったYは、歩いて下山を開始するが、結構右側が切れ落ちているので、結局またもや背中に担がれて下山、すぐにご就寝される。道はおおむね山腹を巻くように進み、次に尾根状、最後に左の斜面に降りていく。
 最後にこのトレイルは、展望が開けてくるのだが、この辺りからYも再び歩き出す。Vermilion LakeとMt.Rundleが美しい。
 まだ足元が不安定なのだが、持ち前の負けず嫌いでゆっくりとしたペースながら下山していく。頼もしい限りだ。体が平均以下なのだが、来年からはもう背負子はいらないかな? Free wayから近いものの、この展望はなかなかのものである。目の前の湖周辺にはムースも見ることが出来ると聞く。
 最後のトラバース道も全部歩いてもらい、車に到着! 6時間半、標高差915mの山旅でした。 『ばんざーい』 流した汗を流すために、Banff市内へと向かう。
 Banff Upper Hot Springsに到着、駐車場は一杯で、もの凄い人で一杯であった。そして、多くの日本人をみかけてまたまたびっくり。

 料金は3人でCAD$9,$9,$6とちょっと高め。観光地料金といったところか。塩素も入っているのだが、湯温は38℃でかなり体が温まる。Yは目的の一つが達成できて大喜び。

 湯上りにお城のような超高級Banff Springs Hotelを見学。次にBow Falls、これを下る馬鹿もいるんだろうな〜。
 人でごった返すBanff市内を抜けて静寂のキャンプ場へ。ここは落ち着くキャンプ場だ。


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