2004 Summer Vacation Report in SD,WY,MT



  7日目 7/22(Thu) Grnad Teton NP
 今日の朝のアクティビティは、オハイオから持ってきた自慢の快速自転車でのヒルクライムとすることとする。朝日を浴びて輝くGrand Tetonを左手に眺めながら、Signal Mountain(2,314m)を目指す。
 平原の中を激走し、Signal Mountainへの登りにかかる。ここには山との境界線上に湿地帯があるのだが、そこを加速をつけて登ろうとすると、対向車が指差して湿地帯に潜む雌エルクを教えてくれた。私自身、実は死んだエルク(2003年8月Algonquin)しか見たことが無かったので、感動してタイムアタックを中止して何枚も写真を撮ってしまった。その間、ずっと草を食べ続けていたエルクであるが、見学者は私だけになってしまった。私がさよならをしてもずっとお構い無しに食べていたが、もう私が立ち去ると通り過ぎる車も気が付かずに通り過ぎるだけであった。我々が気がつかないだけで、本当は多くの野生動物が我々を見ているのかもしれない。
 再びタイムアタックを再開、しかしオハイオでの坂の経験はあまり無いこともあり、ギヤを落とさないと登っていかない。疲労困憊する大腿部に鞭打ち最後の急坂を駆け上がると、頂上にいた人が拍手で迎えてくれた。下から自分の足で登って来ただけに、頂上からの展望は素晴らしいものであった。ちなみに頂上からの展望であるが、東側の展望は頂上が一番であるが、Grand Teton方向の展望は頂上から少し下った所の方がいい。
 キャンプ場まで戻り朝食の後、今度はみんなで周辺のサイクリングに行くことにする。けれどYは乗り物に乗るとすぐに寝る癖が出て、リヤカーの上で寝てしまった。こんな素晴らしい景色の下で寝るなんて、と思いながらNorth Jenny Lake Junctionまで北上し、湖沿いを南下する。
 展望を楽しんだ後は、キャンプサイトでそうめん。
 お昼過ぎに、今後のキャンプ生活のためにJactionまで買出しに行くことにする。今日はみんなでBBQの用意をしながらのんびりとキャンプ場で過ごす。
 無事に会えるかなと思っていたが、オハイオから遠く離れたWyomingで無事にM先生と仕事のボスのF先生に再会。BBQをするのだが、あいにく空の雲行きは怪しい。いつ降り出すかな、と思っていたら、5mm大のひょう(英語でhail)が降ってきて土砂降りになってしまった。タープを張り巡らして耐えるが、風も強くなってくるわ、雷はなるわでとてもBBQが出来る状態では無い。

 けれど、ゴミ袋をポンチョにしながらがんばってBBQを続行し、結局全部食べてしまった。日本での再会を約束してM先生とはここで別れた(はずであった)。また日本で遊んで下さいね。

 しかし、実はここで今日の話は終わりませんでした。さよならを言っているほんの1〜2分の間に、すいか数切れを残したキャンプサイトにレンジャーがやってきたのだ。警告だけで終わると思っていたのだが、弁解の余地も無く$100の罰金となってしまった。後で聞いたところによると、この日の晩に熊にテントを壊されたサイトがあったらしくて、警戒している所での違反であったようだ。改めて我々がBear Countryにいることを、認識させられた。



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