2004 Summer Vacation Report in SD,WY,MT



  8日目 7/23(Fri) Grand Teton NP→Yellowstone NP
 昨日の大雨が嘘のように晴れ渡ったGrand Tetonでは、動物の活動も活発である。キャンプ場には鹿が現れ、そしてピンクの熊さんも現れた。今日は名残惜しいが、このJenny Lakeを撤収することとする。
 テントの撤収の後、南に向かいChapel of the Transfigulationに行く。昨日の雨が太陽で暖められて、山はガスが沸いてきたが、程無くこれも消えるだろう。
 今日はGrand Tetonで最後の日だが、ケーブルカーを利用してのハイキングに向かうことにする。Grand Teton NPの南端にJackson Hole Ski Areaがあるのだが、ここにケーブルカーがかかっていて、一気に3,185mまで登ることが出来るのだ。登りにはこのケーブルカーを利用して、NP内のGranite Canyonへと下って楽しもうという計画(11.5mile)である。下りはちょっとでも楽をしようということで、車でケーブルカー乗り場まで行って、Granite Canyon Trailheadに自転車をデポすることとした。Yは初めて乗る乗り物にやや緊張気味。
 このJackson Hole Ski Areaであるが、Vertical Dropが1,216mもあり、Expertコースが50%を占めるというつわものだ。飛行場が隣接していることもあり、冬は超高級リゾート地になるという。

 一気にロープウエイで高度を上げて山頂へ($18)。気温は5度ぐらいなのだが、風も少ないので寒さも感じない。
 頂上からは西に稜線を下っていき、左にスキー場へ下る道と別れて右の谷に下りていくと、もうそこはNational Park内だ。Yは、ハイキング慣れしてきたのか、自分で歩くと言って聞かないが今日はコースも長いので我慢してもらおう。所々雪渓の残る斜面を下っていく。
 カールの中を進むと、驚く程多くの高山植物を見ることが出来る。道は良く踏まれており、おおむねゆっくり下っているので背中のYはこたえるが、それ程でもない。
 Alpine PhloxSnow Buttercup、不明(誰か教えて下さい)、不明(誰か教えて下さい)。
 不明(誰か教えて下さい)、不明(誰か教えて下さい)、Silver Lupine、不明(誰か教えて下さい)。
 Porter Lovage Osha、不明(誰か教えて下さい)、Aspen Sunflower、お花一杯何が何やらわかりません。
 コースであるが、途中で分岐に出会うまでは山の斜面をトラバースするコースだが、北東にコースを変えると2マイル近く延々とお花畑が続くコースとなる。背中で寝ていたYだが、あまりの花の凄さに起こしてみると、『Flower, はな』と連発していた。
 Granite Canyonに流れる川沿いで昼食。ここからはだらだらと沢沿いを下っていくコースとなる。
 Teton Villageへの道を分岐してだらだら下っていくと、森林の中に何かが潜んでいる雰囲気がした。立ち止まって見てみると、木の陰にやっぱり何かいる。よくよく見てみると耳みたいなものがある生物だ。自分でも不思議だが、認めたくはなかったのか、『何でこんな所にイヌがいるんだろう、、、?』 いやいや、否定したくてもやはりどう見てもそれは熊さんでした。距離は約10m、色はやや茶色いが正真正銘のブラックベアだ。立ち止まることしばらく、あちらが遠ざかり始めたのでカメラを出して撮影を試みた。熊に出会うのは初めてであるが、やはり緊張するものだ。
 最後は草原地帯を歩けば、自転車をデポしているトレイルヘッドに出ることが出来た。朝とはうってかわっての晴天で、麓からロープウエイ頂上駅も見渡すことが出来た。
 Grand Tetonを後にすることになったが、私しかエルクを見ていないのがきがかりだったので、最後にもう一度Oxbow Bendに立ち寄ってみる。やっぱりエルクはいないか、、、と思って立ち去ろうかと思った時、対岸の黒い物体に近づく1艘のカヤック。よくよく見てみると雄のエルクであった。カヤックも、ヘリオス号ではないか。
 周囲の外人たちが、『These guys are too close!!』、と言っている中、エルクにはしゃぐM家・F家の面々とまた再会してしまった。妙なところで縁があるものです。我々も便乗して、カヤックでエルクに近づくことが出来た。最後の最後に見れて、本当にラッキーであった。
 Grand Tetonから北上してYellowstone NPに入る。今年も園内のループは工事していることを知らされ、旅行の日程を少し変更しなければいけなくなってしまった。幸いにも今年は山火事は発生してはいないようだ。
 West Thumbに少し立ち寄った後、目指すOld Faithful Innに到着する。キャンプが続いていたので、ゆっくりと長旅の疲れを癒す。夕食はOld Faithful Inn内の食堂で済ませる。メインホールは大勢の人が集まり、ミニコンサートみたいなことをしていた。


BACK  INDEX  HOME  NEXT