Weekend 2019 June(1)



 6/15(Sat) Pembroke, VA

 長年レースを走っているが、熱波のNashville、熱波のBoston、、、、同じレースで死亡事故が発生する事は過去に経験している。しかし残念ながら、トレイルレースで初めて心肺蘇生に立ち会う事があった。全て自己責任のスポーツなので、危険は承知のはずなのだが、改めて自己の体調管理の大切さを認識した大会であった。

 亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、これからもしっかりと体調管理、自己コントロールを行っていきたいと思う。
 術後の患者が落ち着いているので、今回も急遽申し込む大会参加とした。向かうのは、昨年と同じVirginiaで行われるPembroke、Eastern Divide 50K($96.17)だ。3時過ぎに出発して、今回は高速道路経由で向かう。2時間半くらいのドライブで、到着は6時過ぎであった。ゴール地点に車を停めて、スタート地点までバスで向かうというシステムだ。ここでゼッケンをゲットすることが出来る。
 そして7:30にスタートだ。今年はまだ体がイマイチなので、ゆっくりとしたペースで無理をしないように心がける。1マイル11'27''(昨年10'51'')、2マイル14'46''(14'23'')、3マイル16'44''(15'36'')、4マイル13'41''(13'20'')、坂を登り切ってやや平坦な道となってくる。うまく胃を使いながら水分補給に努める。
5マイル10'03''(9'35'')、6マイル9'09''(8'48'')、7マイル8'37''(8'31'')、8マイル10'24''(9'56'')、気温も上昇してくるのだが、体のキレはいまいちだ。我慢の走りでASD2だ。9マイル9'17''(8'17'')、10マイル8'02''(8'00'')、11マイル9'29''(9'09'')、12マイル10'30''(10'31'')、13マイル10'27''(10'02'')、14マイル8'54''(8'42'')、15マイル11'08''(11'02'')、ここでAD3だ。ここからはまた登りだ。だいたい周りのランナーとも同じくらいのスピードで走っているのだが、ここからの登りで抜いたり抜かれたりといった感じになってくる。16マイル11'19''(10'52'')、17マイル15'21''(13'27'')、18マイル13'08''(10'49'')、坂を登り切ってAS4だ。ここからの下りで上げて行きたいのだが、ややお腹の調子が悪くてトイレ休憩だ。19マイル11'05''(8'07'')、20マイル11'10''(10'24'')、21マイル10'30''(10'16'')、22マイル12'34''(13'21'')、我慢の走りを続けてAS5だ。ここからが昨年はペースダウンだった。

 23マイル12'57''(13'22'')、24マイル22'18''(14'29'')、ここでなんと前方に人だかりだ。近づいてみると、CPRの真っ最中であった。EMSも駆けつけており、OI、Epi、AEDも行われていたようだが、全く皮膚色は悪く瞳孔も散大している。発見当初は意識があったそうだが、聞けばもう60分以上やっているそうだ。このトレイルでの状況などを考えれば、残念ながら蘇生中止を意見するしかなかった。無線で大会関係医師とも連絡が取れて、ここで死亡宣告がなされる。8マイルのランナーであったようだ。
  もうレースという雰囲気ではないのだが、レースを終わらせなければいけないので、足を先に進める。25マイル16'35''(17'51'')、26マイル12'17''(13'33'')、ここで倒れて迷惑をかけてはいけないので、無理をしない程度にペースを上げていく。27マイル12'54''(13'09'')、28マイル14'37''(15'11'')、最後は走りにくい道なのだが、思いっきり最後の力を振り絞って、2人のランナーを抜き去る。残り9'10''(9'02'')はだった。
 5:48:50(5:30:30)で、31/148人であった。登りは1,908m、下りは1,357mのレースで、GPSでの距離は28.6mileであった。
 メダルは無し、Tシャツとカップを頂いた。いいレースだとは思うので、また開かれるとしたら、また走るかもしれない。


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