Weekend 2017 April(2)



 4/16(Sun)-17(Mon) Boston, MA

 ひも付きになってから、なかなかマラソン日程を確保しにくくはなっているのだが、ボストンマラソンだというと大手を振って休むことも出来るし、逆に平日は子供の世話もあまりかからない、、、ということでボストンマラソンに申し込んだのが、昨年の9月であった($185)。申し込み後に、もうちょっといいタイムを出したかったのであるが、レース日程も合わないなどもあって、結局2-2というグループであった。3:10で走れば、第一コーラルに入れるようだ。

 飛行機チケットはそうこうするうちに値上がりしてしまい、RDUからのDeltaの直行便となった($382.40)。いつも懸案となっているホテル宿泊であるが、今回はマラソン友達と同宿することで出費を抑えることとした。

 子供のご飯の用意を全て済ませた後、11:45のフライトでBostonに到着する。キャンセルなどもあってホテルは変更されたのだが、まずはSilver lineでResidence Inn by Marriott Bostonへ。スイートルームということで、いきなりびっくりさせられる。そして地下鉄でJohn Hancockへ、ゼッケンをゲットする。
 そして歩いてFenway Parkへ。マラソン4人衆で野球観戦する。
 夕食は早目にパスタディナー、ここでHさんとも再会することが出来た。かなり絞ってきているようだ。
 そして翌朝、3時半の出発だ。今回は100の2週間後ということで、いいタイムで走れないことはわかっていた。今回でボストンも4回目となるのだが、今年は前からやりたかったBoston Double Marathonを目標とすることとしたのだ。
 ホテルからヘッドランプ持参のジョグで、マラソンのフィニッシュラインへ。やはり体はまだ重い。ここでH君に合流する。夜中に自転車で走るグループがあるようで、多くの自転車軍団を見た。
 そして4時にスタート、だいたい4時間ぐらいを目標としていたのだが、ちんたら走っているとだいたい4時間30分くらいのペースとなる。もうちょっと他のダブルマラソンランナーを見かけると思っていたのだが、全く見かけなかった。いつもは物凄い歓声なのだが、静寂のコースでやや戸惑う場面もあった。
 スタートから2時間で日が昇り、どんどん気温が上昇してくるのを感じる。後半はややエイドステーションの応援ももらえてモチベーションが上がる。脚はイマイチなのはわかっているのだが、痛み止めを内服して、後半はややペースを上げる。ゴール直前では、同様にダブルマラソンをしている3時スタートランナーX2を抜き去る。そして、4:28:08でゴールする。抜き去ったランナーは、テレビインタビューがあったようだ。残念!

 逆コースの印象であるが、登りであるとともに逆風であるので、やはり正式コースよりも難しい印象だ。
 足のダメージの方であるが、やはり100の疲れもあってかなりあるようだ。復路に一抹の不安を抱えながら、2時間の休息に入る。しかし、回復の見込みも無いまま、スタート時間を迎えることとなる。
 帰りの飛行機のこともあるので、予定通り2-2のグループでスタートすることとする。
 そして10:25にスタートだ。背中には52.4mileと表示しておいたので、わかってくれる人には声をかけてもらえた。1マイルは8'00''、だいたい4時間くらいを目標にはしているのだが、下りと周囲の熱気におされた格好だ。しかし周囲は歴戦のランナーが多く、物凄いランナーの流れに抜かれていく。2マイル7'44''、3マイル7'58''、4マイル8'08''、下りが少なくなってくると、もうペースを維持できない。5マイルが8'50''、6マイル8'53''、7マイル8'53''、8マイル9'33''、9マイル9'58''、10マイル10'05''となってしまう。11マイル10'33''、12マイル10'41''、ここでWelesley kiss tunnelだ。
 10人以上とキスしているつわものもいる。ここでたくさんの元気をもらう。そして13マイル11'07''だ。これで4分の3を通過、正にウルトラの3/4を通過したという感覚だ。タイムはあまり考えていなかったのだが、何となく往路よりも速く走りたいという願望が芽生えてくる。

 2004年の90度越えとは比較にならないが、今日も気温はどんどん上昇してくる。14マイル11'08''、15マイル11'20''、16マイル10'42''、17マイル13'22''、少し歩きも入る。18マイル11'17''、19マイル10'32''、20マイル10'32''、そして心臓破りの坂を越えて21マイルが10'19''だ。ここでは、ICUの同僚の応援も得ることが出来た。そして、ここから下りを利用してペースを上げていく。22マイル9'40''、23マイル9'40''、24マイル9'50''、どんどん声援が熱くなってくる。25マイル10'08''、しかし最後に胃が悲鳴を上げて26マイル11'48''、最後は直線を3'15''でこなしてゴールする。
 4:23:55、20147位/26411人であった。充実感としては、やはりウルトラを完走したといった感じか。ロードなので、本来ならば8時間で往復できそうな感じだが、プラス1時間というスローペースであった。
 関節系のダメージは残るのだが、体がウルトラにシフトしているせいか、しっかりと歩ける力は残っていた。
 前半はペースを上げていったのに対して、後半はどんどんタイムが落ちていくのが歴然であった。
 ホテルまで歩いてシャワーを浴びた後は、Yさんと飛行場へ。ここで反省会を行うのであった。

 今回は初めてのマラソン2本/日でしたが、色々と勉強することが出来ました。
1、かなり変人扱いされる。
2、ボストンマラソンの逆コースは、結構手強い。
3、土日でのマラソン2本は何度もやったことがあるのですが、睡眠である程度回復することが出来ます。しかし、休息2時間では全く回復しません。ウルトラを走るような感じです。
4、50マイルならいざ知らず、100マイルからの回復には、一ヶ月以上かかるものと思われます。
5、ホテルからも走ったので、通算走行距離は58mile (93.4km)となってしまいました。タクシーなどを利用して、足を残した方がいいと思われます。


BACK  INDEX  HOME  NEXT