Weekend 2016 February(2)



 2/26(Fri)-28(Sun) Phoenix, AZ→Fort Worth, TX

 1月に毎年恒例のダブルマラソンを走ろうと思っていたのだが、捻挫のためにおじゃんとなってしまった。まだ回復期にあるので自己ベストなどは望めないのだが、トレーニングの一環としてダブルを走ることとする。これからは同じマラソンは能が無いので、極力大きな大会を目指すこととしている。そんな中で、飛行機の直行便があるPhoenix, AZとDallas, TXが候補に挙がってきた。飛行機チケットは全て直行便で680.20でゲット、早朝のCLTを飛び立つのであった。
 まずはPHXへ。『暑い!』が第一印象だ。レンタルカーセンターへは、バスで移動することとする。すると予約していたPaylessには、20m以上の長蛇の列であった。そこで速攻空いているレンタカー会社を予約、Dollarで$39.03でゲットすることが出来た。
 早速観光モードに入ることにする。向かうはCamelback Mountain、駐車場はなかなか混雑しているのだが、待っていれば空きはあるだろう。
 最初トレイルは緩やかだが、どんどん急になってくる。
 Phoenix市内の展望もいいので、多くのハイカーが訪れていた。しかしこの季節だから可能だが、夏はかなり過酷な登山となろう。
 明日のこともあるので、ゆっくりとしたペースで足を進める。
 1.5マイル程度で頂上だ。ここでお昼ご飯にするのもいいだろう。
 帰りは写真撮影をしながら下山する。2台の車があるということであれば、反対側へ縦走するということも可能だ。
 サボテンの花は来月が見頃ということだ。残念!
 次に、動物園近くのHole in the Rockへ行ってみる。
 礫岩が主体の岩で、かなりもろそうな岩だ。
 写真撮影にはいいだろう。
 次に、Desert Botanical Gardenへ行ってみる。AAAの割引で$5近く安くなるので、忘れないようにしよう。気温は何と31℃、湿度は8%だ。
 あまり期待していなかったのであるが、砂漠の中のオアシスといった感じで、花に癒されるであろう。
 散水もしているのだが、一気に蒸発していくのがわかる。
 やはりここは砂漠である。
 写真撮影には飽きないであろう。白人系の観光地として、人気があるようであった。
 プライベートでも利用できるようで、50歳の誕生日会を行っていた。
 またここは夜はライトアップもするようで、お昼に夜に訪れるのもいいだろう。
 5つのループトレイルが形成されており、狭いながらも展示は多い。
 ウサギやリスも見ることが出来る。
 観光地の少ないPhoenixにあって、お勧めのスポットであろう。
 次に、明日のレースのレジストレーションを行う。実は定員オーバーになってしまっていたので、$264.43のチャリティー枠で申し込んでいたのであった。ゼッケンがハーフにアサインされていたので、クレームをつけてゼッケンごと交換してもらう。ここまで飛行機で飛んできてハーフしか走れないなんて、残酷過ぎる。
 宿泊はゴール地点に近いMotel 6 Tempe($42.42)、やっぱり安いホテルは駄目ですね。
 翌朝は4時に起床して、レース会場に向かう。シャトルバスに乗らなければいけないのだ。駐車場は大きいのだが、出来るだけゴール地点に近い場所に停めたいものだ。そしてシャトルバスで走ること30分で、スタート地点のUsery Mountain Regional Parkに到着する。ちょっとひんやりするので、暖房器具も完備されていた。
 月夜に浮かぶサボテンが幻想的であった。
 そして6時30分にスタートだ。 前半は下りが多いということで、全体としてはペースの速いランナーが多い。入りの1マイルは7'00''、2マイルは6'57''、3マイル7'05''、4マイル7'02''、ペースが速いのはわかっているのだが、ここで右折すると登りが始まる。
 5マイル7'33''、6マイル7'43''、そして再び下りだ。7マイル7'00''、8マイル7'00''、9マイル7'09''、10マイル7'09''とクルーズコントロールで走る。
 そして10マイルを過ぎるとフラットコースとなってくる。11マイルが7'19''、12マイルが7'13''、13マイルが7'24''、ハーフの通過は3:10以下のペースであった。
 ここからは時折逆風になったりするのだが、フラットコースを進んでいく。14マイル7'22''、15マイル7'31''、16マイル7'36''、17マイル7'40''、18マイル7'40''、この辺りから強烈な直射日光が当たって気温が急激に上昇してくる。19マイル7'50''、20マイル7'57''、シャワーを浴びて体温を下げると、体が楽になるのが自覚できる。21マイルは7'46''、ここからはマイル毎の給水ポイントがあるので、給水ポイントでは思いっきり水で体を冷やすのだが、1マイルの間に完全に乾いてしまうという状況だ。
 22マイル8'17''、23マイル8'17''、24マイル8'20''、25マイル8'23''と3分以上ロスするがゴールは少しずつ近づいてくる。26マイルは7'27''とペースアップ、最後は1'27''でしめる。
 3:17:22、168位/2109人(8.0%)であった。
 メダルはしっかりとしたもの、Tシャツは宣伝が少ないものであった。前から欲しかったアームウォーマーももらることが出来た。
 下りの多い高速コースであるが、後半の高温はやや手ごわい感じがした。しっかりと走りこんでおけば、PRも出しやすいコースであると言えよう。22−25マイルの4マイルで8分以上のタイムがあったが、ここをしっかりと走れる走力を持ちたいものだ。
 高温のためにゴール地点での消耗は激しかった。しまいには嘔吐も始まったのだが、親切な人が氷を持ってきてくれたのでそれで冷却するとかなり楽になってきた。ホテルに戻って車を返却した後、DFWへの飛行機に乗り込むのであった。しばらくは吐き気もあったのだが、意外にも(高度の高い)飛行機の中でじっとしていたら症状も治まってきた。
 DFWではレンタルカーセンターへ。Advantageで車を借りるが($44.24)、傷が多いので思いっきり写真を取りまくる。ホテルは郊外のCattle Baron's Quality Inn($66.58)、部屋の中に電子レンジがあるので、今日もカーボ食で胃を満たすのであった。
 今日のレースは7時スタートだ。正式にはゼッケンは前日ではないとピック出来ないのだが、実は当日もOKである($134)。大きなEXPOで時間待ちが出来るので楽チンだ。
 レースであるが、かなり統率の取れたスタートである。申請タイムごとにスタートするので、変に混みあったりはしない。私は3:45くらいを目標にしておいたので、コーラル2のスタートであった。
 そしてスタートだ。
 いつもはマイル8'00''くらいで始めるのだが、昨日のダメージが残っているようなので、8分超のペースにすることにする。1マイル8'18''、2マイル8'05''、3マイル8'01''、4マイル8'06''、5マイル8'12''、6マイル8'28''、ここまでは追い風だったのだが強烈な向かい風が我々を襲う。
 ここでHistolic Stockyardを通ることとなる。
 7マイル8'25''、8マイル8'31''、9マイル8'22''、10マイル8'30''、ここはずっと向かい風の登り坂でしんどい所だ。11マイル8'10''、12マイル8'22''、ここまでは3:40のペーサーと一緒に走ったのだが、体に異変を感じる。やはり胃がむかむかするようになってきた。13マイル9'10''、14マイル9'42''、15マイル9'35''、16マイル10'01''、17マイル10'05''、そしてとうとう18マイルでは嘔吐ストップが入ってしまう(13'16'')。特に出るものは無いのだが、吐いてしまえば結構楽になってきた。そして18マイルの先で折り返しで追い風をもらうようになる。19マイルが9'42''、ここから3:55のペーサーに伴走することとなる。20マイルは9'05''とペースアップする。21マイルは9'11''、22マイルは9'40''、ちょこちょこ現れる登り坂がしんどい。23マイルから川沿いのコースに入る(10'08'')。ここからはかなりサブフォーがぎりぎりであることがわかってくる。俄然気力がわいてくるところだ。24マイルが9'28''、まだかなり危ないぞ!ということで体にむちを入れる。25マイル9'00''、ここまできたら大丈夫かと思いきや、ここから強烈な向かい風と緩やかな登り坂だ。周囲のランナーは歩いているのだが、歩いたらアウトであることはわかっている。声を出して気合を入れながら26マイルを8'59''で通過、最後まで気を抜かずに最短コースになるように足を進める。そして最後の直線へ。残り40秒?自分の名前が呼ばれてガッツポーズをしながら、ゴールラインを駆け抜けるのであった(2'57'')。
 タイムは3:59:40、263位/1252人であった。その2のベストタイムは3:41なのだが、最後までしっかりと歩かずに鞭を入れれたということで、タイムの割には充実感の多いその2のレースであった。
 メダルはバックル状のもの、ロングスリーブの他にジャケットのようなものももらえた。
 前日のレースのダメージの残ったレースであった。もうちょっと食べれていれば、タイムももうちょっと良かったかもしれない。コースはかなり多くの曲がり角があって、景色の望めるコースではない。どちらかというとハーフのためのレースであると言えよう。
 ゴール地点で座り込んだら、何故かMedicalに連れて行かれてしまった。『俺も医者だ』、『昨日もマラソンを走ってちょっと頭がいかれてるぜ』などと雑談をしてから開放される。昨日よりはあまりしんどくはないので、ホテルに戻ってシャワーを浴びた後に再びゴール地点に戻る。
 Cowgirl Museumなるものがあるのだが、cowgirlという言葉があることを覚えてしまったのであった。

 周辺はレースのために渋滞しているのだが、iPhoneがあればそれを避けて運転できるので助かる。次にHistolical Stockyardに向かう。

 そしてまずは栄養補給!しばらくカーボ食が続いていたので、思いっきり食べまくる。
 胃をやられてしまった大会だったが、思ったよりがっついて食べることが出来た($50)。
 周辺をそぞろ歩きしてみる。ここはロデオの大会が開かれることでも知られている。実は昨日も大会が開かれていたのだが、今度来るときの課題にしようか。
 周辺には角突き牛も多い。
 モール内には、レストランやショップが店を構えている。
 昔はここに鉄道で牛や羊などを運んできたようだ。
 さて、ここでは一日二回牛のパレードが開かれている。ちょうど16時のパレードだ。
 いかにもテキサスらしい風景だ。
 これといった観光地の少ないFort Worthだが、観光客誘致に一役買っているようだ。
 その後、昔の同僚を訪ねて昔話に花を咲かせる。そして20時の飛行機でCLTへ(Parking $15)。時差もあるので、25時過ぎに帰着することが出来た。久々のダブルであったが、楽しい旅行であった。


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