Weekend 2013 October(4)



 10/30(Wed)-11/2(Sat) Scottsdale, AZ

 全米には、メジャーな胸部外科の学会が4つあるが、今回はSouthern Thoracic Surgical Association (STSA)の学会発表のために、Phoenix, AZに向かう。直行便は値段が高かったのと、また渋滞に巻き込まれたら厄介なので、今回はわざとGSOからの一回乗り換え便とした。
 そして、CLTでは渋滞、、、。
 CLTからは4時間のフライトで、Phoenixに到着する。
 湿度が低いのと、秋だというのに強烈な日差しに、早くもやや消耗させられる。ここは砂漠だ。
 時差は2時間だと思っていたのだが、Arizonaは夏時間が無いので、実質3時間の時差だ。時間もあるので、South Mountain Parkに行ってみることとする。レンタカーは、NissanのVersaだ。
 山を登り、市内を大きく見渡せるポイントに到着する。周囲には、かわいいサボテンもいる。 
 とにかく日差しが強い。ここは、全米でも猛暑を記録する場所として知られており、今夏は118Fを記録した場所だ。
 いろいろな形のサボテンを、観察することが出来る。思い思いの好みのサボテンを探して、トレイルを歩いてみるのも楽しいであろう。

 頂上には、多くの電波塔が乱立する。周囲の景色は最高だ。

 何箇所か展望ポイントがあるので、それを巡るといいだろう。
 トレイルを少し歩いてみるが、湿度が低いのでのどがいがいがしてくる。
 サボテンとはこれくらいにして、ホテルを目指すことにする。
 人口も200万人以上の大都市なので、市内は渋滞が起こりやすい。暗くなる頃にリゾートホテルに到着して、つつがなく発表を終わらせる。
 翌日は、ホテルに缶詰でお勉強、なかなかのリゾートホテルだが、一人で過ごすのはもったいない。
 さて、翌朝は3時起床だ。というのも、今回学会の開催されているPhoenixから車で3時間東にあるWillcox, AZという町でマラソン大会が開かれるからだ。Day of the Dead Seriesというもので、本来は5日連続のマラソンシリーズだが、私は1日だけ参加しようというものだ。冷え込む中、美しい星空と月を眺めながら会場を目指す。ちょうど会場に到着する頃、日の出だ。
 コースは公園内を行ったり来たりするという単純なもので、マラソンは16回、ハーフは8回往復するというものだ。エイドポイントがその折り返し部分にあるので、定期的にエイドを受けられるのだが、折り返しのたびに減速するのがちょっと辛いコースだ。

 そして、7時にスタート! まだ体も温まっていないので、ゆっくりウオームアップしていくが、私より早いランナーは2人のようだ。またこれとは別に、early startがあったようで、ここにスーパーマンの着ぐるみの人や1人早いおねえちゃんを発見する。

 1マイル7:51、2マイル7:55、3マイル8:05とゆっくり目で入るが、体も温まってきたので長袖を脱いで、少しペースアップすることにする。すると何と言うことも無く、給水を契機にトップに立ってしまう。
 4マイル7:33、5マイル7:39、6マイル7:34、7マイル7:31、8マイル7:37、9マイル7:31、10マイル7:43と、ペースランニングを続ける。そのまま11マイル7:28、12マイル7:26、13マイル7:40、14マイル7:31、15マイル7:38、16マイル7:40とラップを刻む。2位以下との差は、広がってはいるのだが、一往復つけるまでには広がっていない。
 そしてここからが18マイルの壁だ。17マイル7:50、18マイル8:07、19マイル8:19、20マイル8:33、ここからがふんばり所なので、ジェルで栄養補給していくが、足が痙攣を起こしそうだ。
 21マイル8:51、22マイル9:43、23マイル10:00、やや後ろから追いつかれているのはわかるのだが、あちらもペースが落ちているようなので、何とかゴールまでこの順位をキープできるか? (ちなみにこのゴムは、折り返しのたびに渡されるもので、15個渡されれば、最後の一往復でフィニッシュだ。)
 24マイル9:58、25マイル9:20、26マイル9:50で、最後は1:16でゴール! 3時間34分16秒、1位/20人であった。

 Tシャツは綿のもの、メダルは手作り(?)のものであった。
 優勝の余韻に浸りながら、車を西に走らせる。
 再び学会会場に戻るのであった。
 何だかこのホテルは、高級感あふれるリゾートの香りがする。
 翌朝は早々に起床して、WSを目指す。Rocky Mountainの山々には、もう冬が訪れていた。
 そしてCharlotteには、この一週間で随分進んだ紅葉が私を迎えてくれた。そしてこのままGreensboroで買出しをして、Cleveland,. Ohioからの友人を迎えるのであった。さあ、次はどこに走りにいこうかな?


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