Weekend 2013 June(4)



 6/15(Sat)-16(Sun) Estes Park, CO

 金曜日までASAIOに参加した後、土曜日の早朝にシカゴからコロラドデンバーに飛ぶ。今までORDを使用することばっかりだったのだが、Midwayもなかなか使い勝手の良い空港だ。ダウンタウンまでタクシーでも$40だ。
 3月にも訪れたAurolaのスーパーで買出しを行った後($23.63)、まずはRocky Mountain National Parkを目指す。レンタルカーは、ToyotaのYarisだった。またもやFoxだったが、クルーズコントロールが無いのはちょっと痛いな($69.81)。
 前回同様、Boulderの先CO66-US36で山に入っていく。
 峠を越えればEstes Parkだ。『えっ、ここって標高2200mもあるの?』、確かに息が苦しい気がする。おいおい、こんな所でマラソン走れるのか?
 そして2回目のRocky Mountain National Parkへ。前回はよくここまで車で来たよな、などと感傷にひたりながら、ビジターセンターに向かう。入場料は$20であった。
 完全にゲートを閉めるような交通規制はやっていないようで、9時から16時の規制であるようだ。Glacier Basin向かいのPark & Rideに車を停めて、バスでBear Lakeを目指す。そしてまずはBear Lakeへ。
 明日のレースもあるので、足は酷使したくないのだが、折角なので周辺を散策することとする。まずはNymph Lakeへ。
 雪は前回よりも少ないようだが、まだ一般登山道には雪が残っている。 
 次にDream Lakeへ。
 ここまで多くのハイカーが上がってきていた。
 やはり頭上の岩の迫力を味わうには、Emerald Lakeまで上がった方がいいだろう。
 ここで持参のお弁当をほおばる。
 さてここからどうするかだが、これも折角なのでLake Haiyahaに抜ける道を選ぶ。本来はスイッチバックで左の稜線を越えるのだが、雪のために道が不明瞭で、急傾斜の部分はパスしてなるべく登りやすい場所を左上する。
 雪道をかなりキックステップしながら登ったりするので、撤退するならば厄介だなと思いながら、退却路を確認するように道無き道を進み尾根を越える。すると眼下にはLake Haiyahaが広がっていた。(素人は真似をしないでね。)
 適当に左に下りていけば、湖に直接出ることが出来た。
 こちらはあまり山が近くには無いが、のんびりとした雰囲気のいい湖だ。
 トレイルがはっきりしないのだが、動物的勘でそれを探し出す。
 しっかりとしたトレイルを下れば、十字路に出る。
 まずはLochを目指す。
 いい構図の写真が撮れる湖だが、残念ながら天気がややイマイチだ。
 次にMills Lakeを目指す。
 素晴らしい構図の撮影ポイントが現れる。
 なかなかここに来ることも無いだろう。記念撮影などをしてから、下山に入る。
 山の奥深さはあまり感じないのだが、広大さは感じられるRMNPである。
 さっさと下って、Bear Lakeに再び到着する。
 車を回収した後は、時間を惜しむようにしてAlpine Ridgeを目指す。ちらほらとエルクも見つけることが出来る。
 Trail Ridge Roadを上がっていく。
 Many Parks Curveまで上がってくると、山の重なりなども見えてくる。
 Rainbow Curve辺りまで登ってくると雪も見られるが、やはり今年の雪解けはやや早いようだ。
 とにかく絶景である。
 Ute Trailは雪もついていないので、下りのいいハイキングコースだ。
 雄大なForest Canyonを望む。
 更に道は空の中へ向かう。
 Rock Cutを超えると、更に雄大な景色が広がる。
 遊歩道があるので、これを攻めてみる。もう標高は3600m以上あるので、一般人の息遣いはかなり早かった。私はといえば、やや頭痛がするぐらいで、トップスピードでハイキング道を駆け上がる。
 まだまだ花が咲くのは早いようだが、一部の花はもうつぼみを開いていた。
 雄大なツンドラ地帯を眺めることが出来る。
 ここで、New Yorkから来られているという日本人家族にお会いした。Las Vegasから入ってDenverに抜けるという計画だそうだ。成る程、そういうOne Wayのやり方もあるか。Motor Homeでも出来るだろうか?
 道はLava Cliffsを右に見ながら、道路の園内最高地点(3713m)を過ぎる。
 ここからは、RMNPの西に広がる山脈を望むことが出来る。
 Gorge Rangeを過ぎFall River Passへ緩やかに下っていく。
 雲もやや薄くなってきて、山の奥行きがわかるようになってきた。
 今日の最後の目的地である、Alpine Ridge Trailを目指すことにする。
 ここまで来るとやはり頭痛がするが、お構い無しに駆け上がっていく。
 気温も8度くらいなので、花もぼちぼち咲いている。
 RMNPの雄大さを感じ取った後は、ぼちぼちと下山に入る。
 ツンドラの広大さを感じ取れる場所だ。
 先程は見られなかったが、多くのエルクを観察することが出来た。
 オスがかなり目を光らしていた。
 下りはFall River側に降りてみる。
 Sheep Lake前には、多くのエルクがいる。
 エルクを観察したいなら、ここがいいだろう。
 いよいよ園内を出るが、ちょっとした民家の軒先にも、こういって休んでいるエルクもいる。夜間は車でひかないように注意しなければいけない。
 さて、今日のお宿であるがEstes Park内のBudget Host Four Winds、文句なしの一つ星である($59)。しかし、電子レンジやレース後のシャワーをアレンジしてくれたりと、融通の利くモーテルであった。やっぱり四つ星でも一つ星でも、あまり気にならなくなったな。しっかりとカーボローディングをしてから、眠りに付く。
 今日は4時半に起床して、朝食をとる。6時過ぎに会場に向かい、ゼッケンを回収する($75.20)。
 小さな大会なのだが、ハーフもいるので会場の熱気はある。体調は万全とは言いがたく、やはり標高は高いのであろう、私の心拍数も70以上ある。これは、今日は地獄を見そうな気がするな。
 7時にスタート、最初はサイドバイサイドでハーフと一緒にスタートするが、すぐにハーフとは分かれる。私の印象だが、かなり初めから突っ込んだランナーもいる。
 1マイルは8:04で通過、体がやはり一番わかっているようだ。1.5マイルで一旦会場に戻った後、Fish Creek Roadを上がっていく。
 なだらかな登りだが、標高もあるので、あまり無理をしないように登っていく。2マイルは8:07、3マイルは8:28だ。
 4マイルは押し忘れ、傾斜も増してくるので、これはかなりの大物に取り付いてしまったことに気づかされる。
 この辺りからやや一人旅の様相を呈してくる。
 3マイルから5マイルが18:03!きつい登りだ。しかし周囲の景色は最高だ。
 5.5マイルでCorolado Highway 7に合流して、下りに入っていく。6マイルは8:49だ。
 小さなダム湖をかわせば7マイル、8:05とやや走りやすくなってくる。
 走りやすい下りなので、8マイルは7:21だ。
 9マイルは7:16、ちょっと飛ばしすぎか。10マイルで町に戻ってくる(押し忘れ)。
 ここから遊歩道を走るコースに変わる。11マイルからは湖沿いのコースだ。9マイルから11マイルは15:07だ。
 気温も上昇してきて、地獄絵図となってくる。12マイルは9:05、ダムへのアップダウンをこなして13マイルが8:40、やはり高度の影響は大きい。前半に突っ込んだランナーが、どんどん脱落していく。
 14マイル(9:05)までは、素晴らしい景観の中を走ることが出来る。
 自分ではマイル8分で走っているつもりなのだが、何故か9分もかかっている。酸素の少なさを体がわかっているようだ。橋を渡ってUS-34沿いを登っていく。15マイルが9:27だ。
 振り返るとものすごいいい景色だ。16マイルが9:32、そしてまたここから緩やかな登りが始まる。日よけが全く無いので、かなり消耗してくる区間だ。
 登りは17マイル(9:18)、18マイル(10:48)、19マイル(10:57)と続く。自分でもペースが落ちているのがわかるのだが、内臓がやられたようで、どうにもならない。
 20マイルが11:14、21マイルは下りがあって9:13、22マイルが11:11だ。23マイル(10:40)の先で、US-34に戻ってくる。
 24マイルが12:41、その先のゴルフ場には、普通にゴルファーがいるのにエルクがうろうろしていた。あいつらは、やっぱり鹿なのだ。あと2マイルなのだが、全くスピードは上がらない。25マイルが11:21、26マイルが13:13、最後が2:28で何とかゴールすることが出来た。
 4:08:19、26位/128人であった。コースの景観は素晴らしいが、かなり厳しいレースである。高所順応を済ませておくと、もっと楽に走れるであろう。
 予想していた通り、地獄を見たレースであった。車を回収した後、ジュースを飲もうとしたが、胃が受け付けずに嘔吐を繰り返したのであった。胃を空にしてから、ホテルに戻ってシャワーを浴びると、随分楽になってきた。しかし観光どころではないので、さっさと酸素の多いDenverを目指すことにする。

 ガソリンを満タンにして($20.19)レンタカーを飛行場で返却、飛行場で毎度の独り反省会に浸る($41.64)。Denver-Atlantaと飛び、ここで飛行機の窓から水漏れがするというトラブルで時間待ちをして、我が家にたどり着いたのは26時過ぎであった。お疲れさんでした。さあ、仕事、仕事!


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