Weekend 2013 June(2)



 6/8(Sat)-9(Sun) North Cascades NP, Winthrop, WA

 いよいよ今年も帰国の時がやってきた。今年はKIXに直接帰ってほしかったので、何とシアトルまで送りに行くこととなった。案の定、シャーロットでは大勢のMinor childrenがいて、手続きに時間がかかっていた。とても全員乗せられる状況ではなかったので、私もシアトルまで行く旨を伝えて突破、娘とシャーロット&アトランタ&シアトルの飛行場を走り回り、ぎりぎりで日本へのフライトに乗せることが出来た。またまた『バイバイ』だってよ。ここまでの苦労をわかってくれているのかな?

 ゲートが閉まると同時に飛行場を脱出して、予約していたレンタカーをゲットする($59.72)。Foxだったが、Toyota Carollaをゲットすることが出来た。何故かマイナーな損傷が多く、片っ端からチェックしておく。

 まずは北上するが、あいにくのシアトルマリナーズ戦があって、市内は大渋滞だ。急ぐならば、バイパスを使用するといいだろう。
 シアトルからEverett(海軍の基地がある)市内を過ぎると、徐々に町も田舎らしくなってくる。Mt Vernonでちょっとごはんの買出し($9.42)をして、高速を降りて東に向かうと、しばしで山が見えてくる。
 どんどん両側から山が近づいてくれば、Skagit Riverも道に迫ってくる。Mablemountでは右に谷を分け、この先には私的には有名なCascade Passがある。いつかは攻めたい領域である。
 いよいよNorth Cascades National Parkに入るが、園内に入ってもまだ送電線があるのが、ここの特徴である。ちなみにここまで約3時間だ。
 まずは、園内に入ってすぐにあるVisitor Centerに行ってみる。どうやらまだまだ積雪は多くて、主なハイキングコースを行くには装備がやや軽かったようだ。
 まずはGorge Damへ。ここには多くの発電設備があり、園内に暮らしている人もいるようだ。
 Gorge Fallsは綺麗な一本の筋となって落ちていく。
 このGorge Lake自体は小さいが、山の緑と色なす湖の青のコントラストが素晴らしい。
 次にDiablo Damへ。かなり大きなダムとなってきた。
 このDiablo Lakeを南から回り込むように道は進む。湖の景色には、素晴らしいものがある。
 右のPyramid PeakとSnowfield Peakの間には、氷河も見られる。氷河湖に特有な、緑がかった湖の色が特徴的だ。目を北に向ければ、Ross Damも見えてくる。
 Ross Lakeは、幅はあまり無いように見えるが、奥行きは30kmもある大きなものだ。この湖の上流はカナダになる。この辺りのハイキングはパスして、ハンドルを南に向ける。
 車を運転している道路は、厳密には国立公園から外れるが、両側には原生林が広がる。両脇にはいろいろとトレイルヘッドがあるようだ。

 Rainy Passに立ち寄っている。ここのハイキングは有名だが、雪が腐っていて、ハイキングできるようなトレイルでは無かった。そこで、更に先に進む。

 この先で、レンジャーお勧めのWashington Passに立ち寄る。
 あいにくゲートは閉鎖されているのだが、雪も残っていない快適な道路だ。
 5分程度で展望台に到達することが出来る。
 ここからは雄大な氷河地形を観察することが出来る。展望は素晴らしいものがあるので、お弁当を持ってきてもいいだろう。適当にリッジ上をハイキングすることも出来よう。
 下流側にも、氷河地形は広がる。
 今日はこれだけでは終わらない。その下流にある、これもレンジャーお勧めのCutthroat Traiに行ってみる。もう18時も過ぎているので、やや小走りで道を進む。
 30分程度で湖に出る。これから超お花畑地帯になるに違いない。先程のRainy Lakeからもトレイルは伸びているので、足があれば片道ハイキングが楽しいであろう。
 この辺りのハイキングのコツだが、道無き道を進んで狙いのピークを登るのが面白そうだ。
 暗くなる前にNorth Cascadesを終了することが出来た。国立公園自体としてはあまり内部に入れなかったが、どうやらここはバックパッキングが面白そうな所であるようだ。
 夕暮れ迫る中を、Winthropに到着する。町はゴールドラッシュ時代の雰囲気が残った、郷愁のある町だ。
 この町には有名なリゾートホテルがあるのだが、今回の私にはそんなものは必要無い。必要なのは、一泊の寝床だけだ。インターネットで見つけた格安のVirginian Resortの部屋に転がり込む($76.45)。
 さて、シアトルの町から5時間走って何故こんな田舎まで来たかであるが、実はここでマラソン大会が開かれるからだ。かなりマイナーな大会ではあるのだが、50 Staterには十分すぎる理由のある大会だ($91.91)。まずはゼッケンをゲットした後、6時半にバスでスタート地点に向かう。当初はコースの反対側の川岸を走るのだが、16mileからは同じコースをバスは走ってくれる。
 およそ26マイル走れば、スタート地点だ。ずっと16マイルまでは1000フィート近い下り坂が続くコースだが、どうやって攻めるかを考えながらバスに乗る。
 スタート地点は林道の終点で、ハイキングコースの基点ともなっているようだ。自然好きにはたまらない場所である。
 レースは100人強の人数で、8時スタートだ。かなり最初から突っ込んでいるランナーがいるのだが、私はややペースを抑え気味に入っていく。1マイルが7:06、2マイルも7:06、3マイルは6:58、4マイルは7:07だ。ここまでがかなり急な下りなので、ここからゆっくりなペースに戻すようにする。
 両側には針葉樹が生い茂り、適度な日陰となって走りやすい。5マイルが7:02、6マイルが6:50、7マイルが7:13、8マイルが7:24だ。
 8マイルを過ぎると平坦な部分が増えてくるが、今までの下りのせいか、平坦な部分でも登りがあるような錯覚にとらわれる。
 人数も少なく、力の差が大きいのであろう、かなりの距離を一人旅することとなる。
 景色を所々で楽しみながら、ひたすら林道を進む。
 応援もまばらで、これといった特徴の無いコースだ。
 コースはずっと川沿いを走る。
 所々では川を眺めることも出来る。川沿いにはキャンプサイトもあり、なかなか興味深いエリアだ。
 9マイルが6:59、10マイルが7:36、11マイルが7:53、12マイルが8:13と明らかにペースは落ちてくるが、まだまだ行けそうだ。
 13マイルが8:05で、ハーフマラソンの集団の横を通り過ぎる。
 ここからコースは牧場などの横を通過することが多くなり、直射日光にさらされることとなる。

 14マイルが前のランナーに引っ張られて7:34、15マイルが7:58だ。

 16マイルが7:56で、ここから左岸に渡っての走りとなる。
 実はここからの道が曲者で、実は結構アップダウンがきつい。17マイルが8:22、18マイルが8:31、19マイルが8:37、20マイルが9:30だ。
 直射日光もえらいことになってくるのだが、ちょっとしたこぶを登るのがつらくなってくる。21マイルが7:46、22マイルが8:59、23マイルが8:06と持ち直すが、市街地に入ってからの登りがかなりこたえる。
 日差しも強烈となり、いっぱいいっぱいだ。
 24マイル10:11、25マイルが9:11、しまいには砂利道のきつい登りに歩きも入ってしまい、3時間半を切るのも無理かと思った時、ようやく26マイルを9:28で通過して、何とかなることがわかる。最後は残る力を振り絞りながら1:22で締めて、3:29:17、20位/102人であった。
 食事はイマイチで、何故かメキシコ音楽が流れていた。
 予想はされてはいたが、かなり高温の足に負担のかかるレースとなったので、一旦は車に乗ったものの回復を待つために横にならなければならなかった。昨日でNational Parkの調査を済ませておいて、正解であった。
 30分程度の睡眠で、運転する体力も戻ってきた。4時間ちょっと運転で、シアトルに戻ってきた。そのまま飛行場に戻ろうとも考えていたのだが、帰りのフライトが23時なので、それまでちょっと観光しようという算段だ。
 ここシアトル市内の観光であるが、大都会でもあるので、車で観光するのが難しい。まずは駐車場を探すのが大変だ。うまく路上駐車する場所を見つけたら、そこから歩いて観光するといいいだろう。
 まずはMarket Placeへ。ここで生カキをゲットする。おいしいのはおいしいのだが、New Orleansの安さを知っているのもあるのだろうが、高く感じられた($34.49)。
 ここはStarbucksの生家でも知られている。結構大勢の人が訪れていて、みんな記念撮影していた。
 もう日曜日の18時近くとなっているので、残念ながら魚屋さんなどは閉まっていたが、ここで暮らしやすい文化であることは感じ取れた。
 まだ時間も少しあるので、折角なので展望台にも登ってみることとする($19.95)。
 町の全容をつかむことが出来る。この海の先は太平洋だ。
 内海側には、よさそげな住宅街などが広がっていた。ここに就職先はあるかな?
 折角なので、おみやげにスプーンもゲットしておく($8.75)。

 ガソリンを入れて($45.04)空港でレンタカーを返却した後、23時の飛行機が出発するまでの間、搭乗口隣のバーで出来上がる。ムール貝は冷凍ものであったが、あさりは結構新鮮なものを使用していた。最近はこういったマラソン後の食事が、マラソン旅行のもう一つの楽しみとなってきた($53.00)。
 Red eye flightで、デトロイトを経由してからCLTに帰ってくる($15)。(合計$404.21+飛行機代だった。
)さあ、仕事、仕事!



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