Weekend 2012 July(2)



 7/13(Fri)-14(Sat) Boone, NC

 夏の暑い間は、アメリカではあまりマラソンレースが無いのだが、ここNorth Carolinaでは有名な過酷なレースが7月にある。その名も、『Grandfather Mountain Marathon』だ。7月という時期、そしてかなりの上り下り(登りは600m以上)があり、制限時間も厳しいことから、近隣の勇者が参加するというものだ。昨年は応募者が多くて、レースの応募に間に合わなかったので、今年は5月にはregistrationを済ませる。そして今日はさっさと仕事を済ませて、会場となるApalachian State Universityに向かい、ゼッケンをゲットする。
 今日の宿泊は、Blue Ridge上のJulian Price Lakeのキャンプ場だ。ここの湖に面したA loopの中で、サイト30だ。あいにくの雨の上に、湖に面しているわけでもなく、逆に車の音が大きいのに閉口する。夜中には雷雨となり、明日のレースに不安を感じながら、眠りに着く。
 4時起床で食事を取り、会場に向かう。山の上のキャンプ場から会場まで、20分だ。
 6時を過ぎると、いよいよ多くの人が集まってくる。そして、6時半にスタートだ。先も長いので、軽く流しながら足を進める。
 2マイル過ぎから、本格的な登りが始まる。気温もそれ程高くは無く、雨も降らないのだが、湿度が高いのが気になる。うまくコーナリングをかましながら高さを稼ぐ。
 7マイルまで登りが続いた後、8マイルまで一気に160m以上下る。ここまでの詳しいラップは無いが、1:03:48 = 8分弱/mileのいいペースで登り下りをこなしたことになる。登りで使う筋肉と下りで使う筋肉は違うので、登りは温存、下りでとばしていくようにする。一部のランナーは、きつい坂で歩いたりしているが、私はまだそこまでダメージを受けていないようだ、イーブンペースで登りをこなす。
 8マイルから11マイルまでは、再び緩やかな登りが続く(8:17, 9:37)。がんばって登りきった所がBlue Ridge Parkway, 11マイルだ。
 ここからはガスの中のランとなる。
 再び12マイル過ぎまで160m以上の下りとなる(15:56)。

 13マイルが7:51、キャンプ場を左に見送る。ここから、じわりじわりと登りが始まる。14マイルが8:11、15マイルが8:52、コースはBlue Ridgeを離れる。そして次の2マイルがこのレースの核心、砂利道の登りだ。

 16マイル9:02、18マイル20:28、17マイルで強烈な登り坂があるので、ためらいなく歩く。そしてUS-221へ。細かなアップダウンがあるとともに、足にくる登りが続くために、ペースはどんどん落ちてくる。19マイル9:17、20マイル9:37、21マイル8:49、22マイル9:52、我慢の走りを続けながら23マイル10:25、24マイル10:09、そして再びBlue Ridgeのトンネルをくぐる。
 25マイル11:05、ようやくGrand Father Mountainの入り口に到着して、Highland Game内に入っていく。ここまでぬかるんだ砂利道であるとともに、傾斜もきついので、走りにくいことこの上ない。
 会場は予想に反して多くの人がいた。地元のお祭りの一貫とされているようだ。10:57で最後の1.2mileを走った。

 3:52:15、59/362位であった。上位20%以内に入ったので、まあよしとしよう。あと10分くらいは、簡単にタイムを短縮できそうな感触であった。

 このレースは、やはり難コースであった。カメラとゲルを背中のポケットに入れていたために、上着を着て走ったが、この時期のレースならば、体温の下降を狙って何も無しと言うのもありだろう。砂利道が終わった17マイルからの9マイルのコースが、このレースの気持ちのいい所であろうが、じわりじわりと続く登りがこたえるであろう。この登りを軽快に登れる足を残しておかなければいけない。自分の持ちタイム+30分くらいが目標タイムとなろう。来年も出ようかな?

 キャンプ場まで戻ったものの、相変わらず通り雨が続く。何だか家にいるほうが快適に思われたので、とっとと撤収してハイキングに向かうことにする。まずはRough Ridgeへ。周囲には、まだツツジの花が残っている。
 ややぬかるんだ場所もあったが、10分程度で展望の良い岩の上に出る。よく写真に出てくる風景だ。
 ここでお弁当などもいいだろう。
 キャンプ場の湖はこんな感じ、今度来る時は、しっかりと湖側のサイトを予約するようにしよう。

 次に向かうのはBlowing Rock、えらい町並みがしっかりとしており、土産物屋やレストランが立ち並んでおりびっくりした。
 ハイキングコースにも行ってみるが、あまりきれいなトレイルではなかったので、最初の滝で引き返すことにした。また紅葉の季節にでも来ようかな。
 ほったらかしにしておいた菜園から、多くの収穫が得られた。町で買ってくる野菜よりも新鮮で、みずみずしい。これを食べれない娘が不憫でならない。


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