Weekend 2010 June(1)



 6/18(Fri)-20(Sun) Duluth, MN(1)

 6月になり、一年で一番いい季節となってきたが、毎年この季節を知らないYが不憫だ。

 さて、前回のMadison, Wiskonsinでのレースは、高温と病み上がりのために、えらい目にあったのだが、思ったより回復が早いので、Minnesota州でのレースに急遽参戦することにする。Registrationをしようとすると、人気が非常に高いレースのために、もう人数一杯で本サイトでの受付は不可であった。しかし、とあるランナー向けのサイトはまだ閉鎖されておらず、どさくさに紛れて申し込みを済ませることが出来た(2週間前)。

 Clevelandからの距離も相当なものとなるのだが、DeltaのMilageがかなりたまっていたので、これを使ってしまうことして、飛行機を予約する。Duluthでのホテルは既に一杯で、値段も$400以上のえらい値段になっているので、キャンプの用意もたずさえての旅行とする。朝一番のダイレクトフライトで、ミネアポリスへ。

 飛行場で、予約しておいた一番安いレンタカー(3日間で$64)をゲットする。ここから2時間半のドライブで、目指すDuluthの町に到着する。
 このDuluthの町だが、ミネソタ州北部に位置し、スペリオル湖に面して発展した。世界最大の内陸港として知られている。もともとは銅の生産がメインであったが、その後木材、そして鉄鉱石の発見とともに大きく栄えていった。特に2回の世界大戦時の鉄の需要を、大きく支えた町である。現在でも、鉄、木材、Wyomingなどからの石炭、内陸の飼料の搬出港としての役割をになっている。

 町は神戸などに似た坂のある町で、湖岸沿いの場所のコンベンションセンター(DECC)が、ゼッケン受け取り会場となっている。ちなみに今回参加するGrandma's Marathonは、歴史のある大きな大会で、フルだけで5000人以上のランナーがいる大会だ。大会の名前の由来は、第一回大会で唯一のスポンサーであったGrandma's Restaurantにちなんでいる。
 ゼッケンをゲットした後は、町の散策をする。跳ね橋もあって、港情緒がある。
 これが有名なArial Bridge、かなり大きな船も内部に入ることが出来る。
 重要な港でもあり、3つの灯台がある。
 湖から望む町並みも美しい。Lake Superiorの水の色は、透明で澄んでいるとの印象があるが、川の水が主に流れ込むせいか、茶色がかったものであった。カナダとの国境には更に上流からの水が流れ込んでおり、そこからはもっと澄んだ水が流れ込んでいるのであろう。
 湖岸近くには、先程紹介したGrandma's Restaurantもある。
 こちらは、水族館。今回は子供もいないので、パスとするが、なかなかお勧めであるようだ。

 次にお目当てのLake Superior Railroad Museumに向かう。一見ただの図書館のように見えるので、中に入ると驚いてしまう。もともとは駅であったものだ。珍しい20の星の星条旗が展示されてあった。

 階段で下に下りると、この町の歴史なども知ることが出来る。そしてその下にプラットホームだ。

 その当時にありがちな、いろいろなお店が復元されている。
 夏の間は、トロリーも運転されているようだ。
 こちらは木材を積み込むクレーン付車両。それ以外にも、いろいろな車両が保存されている。

 そしてとうとう『メサビ』という名前を見つけることが出来た。私は高校では地理を選択していたのだが、『クリーブランドの製鉄』、『メサビの鉄』というのは、今でも記憶にある試験の山だ。そして、この鉄鉱石を運搬するために発展した町が、このDuluthなのだ。かなりの重量を引っ張る必用があるので、ピストンが片側に2つずつ、合計4つある蒸気機関車が活躍したそうだ。

 小さなものも展示されている。
 古き時代の客車や郵便車も展示されている。
 冬は積雪もあるので、ロータリーやラッセル車も展示してあった。それから、周辺の路線図も興味深いものであった。正に鉱山・鉱脈を起点に発展した町であることがわかる。
 博物館見学の後は、周辺のドライブだ。
 丘の上をドライブウエイ(Skyline Drive)が横断しており、港町を俯瞰しながら運転することが出来る。
 Enger Towerにも立ち寄ってみる。(道標は非常に少ないので、下調べ必須である。)
 この港町の地形を、よく理解することが出来る。
 85Fを超える陽気に誘われて、更にドライブに出かけることにする。
 目指すはApostle Islands NLだ。しかし、ここのメインは島にあるので、所詮車で行ける範囲には面白いものが無い。
 Little sand Bayへ。ここからカヤックで出撃するのが面白そうだ。キャンプ場もある。

 Meyers Beachにも立ち寄ってみる。砂は茶色で、Sleeping Bearなどとも少し異なる砂であった。

 さて今晩のねぐらであるが、周辺のホテルがマラソン大会のためにべらぼうに高騰しているために、50州キャンプ制覇も考慮して、ここWisconsin州でキャンプすることにする。場所は、Duluthの町から20分のAmnicon Falls SPだ。
 予約しておいたサイトをゲットした後、早速滝見見物に向かう。このミネソタのような地域には珍しく、昨日Tornadoの touchdownがあったせいか、水量が多いように感じられた。
 滝は上流で2つに分かれた後、下流で合流するようになっている。間の島との間には橋がかかっており、気持ちのいい散策路が続いている。
 レース前のいつもの米を食べた後、旅の疲れをとるために横になる(でもやっぱり地面では、疲れはとれません)。


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