Weekend 2009 October (2)



 10/2(Fri)-4(Sun) Portland (2)

 朝4時過ぎに起床して、ご飯を一合およびパンを食べてレースに向かう。あいにくの雨模様だが、Portland, MEからBristol, NHまで2時間15分で到着することが出来た。レースは9時スタートなのだが、7時半頃は人もまばらである。しかし、当日でもゼッケンのピックアップがあるので、どんどん人も集まってくる。
 雨も降るので、アップはそこそこに9時5分前まで室内で過ごし、スタートラインに並ぶ。そして9時5分頃にスタート! 国歌斉唱もないし、チップもないし、静かなスタートである。

 このレースは10Kとの並走なのだが、明らかにペースが異なるので、惑わされることも少ない。湖畔に出るまでの5Kは、緩やかな登りだ。ペースは明日のこともあるので、7'30''/mile程度に設定して、抑えながら走っていく。湖畔沿いの景色のいいコースなのだが、所々アップダウンがあるので、足にはこたえる。しかしイーブンペースでしっかりと走っていく。
 8.5mileで左折すると、強烈な下りと登りが繰り返す。足への負担はかなり大きいので、小幅でスピードを殺して下っていく。登りはピッチ走法で耐え忍ぶ。Hebronを過ぎるとまた緩やかな登りだ。ハーフの手前でようやく折り返しのランナーとすれ違う。どうやら私の順位は、20位前後であるようだ。緩やかな登りをこなして14mileで折り返しだ。チップの確認があるわけでもなく、ゼッケンを目視確認しているようであった。

 折り返しで後続者を確認していく。マイナーな大会であるため、それ程速いランナーはいない。50 States Marathon ClubのTシャツを着ている人が多かった。Hebronまで戻ってきて、時計と反対周りにNewfound Lakeを周回する。こちら側も強烈なアップダウンが所々に見られる。20mile過ぎでは、強烈な雨が降り出す状況となってきた。エンジンの冷却にはいいのだが、体力は消耗させられる。ややペースを8分/mile以上にまで落として、最後の10Kを走る。

 タイムは3:26:35、31位/297人であった。雨で体も冷えていくので、腹を満たした後、車に乗り込んでMaine州に戻る。足のエネルギーは枯渇しているので、とても一般道路を走る元気は無く、クルーズコントロールを使用して手のみ使用して運転しながら帰ることが出来た。
 Portlandまで戻ってきて、市内の大学キャンパスで明日のレースのゼッケンを受け取る。こちらは結構大きな大会で、多くの人が訪れていた。
 一方、こちらPortlandも一日中雨だったようで、LL Beanなどでショッピングなどを楽しんだようだ。夕食前にはプールにも出撃する。
 海の幸の多いPortlandに来たということで、今日のご飯もLobsterを食べれる所に出撃することにする。今日はDiMillo's Floating Restaurantだ。ここは船を改造したものだが、揺れることも無い。なかなか質の(値段も)高いご飯を食べることが出来る。客層はかなりの上客も多い。土曜日ということでかなりの人手で、予約をすることをお勧めする。大きな船も入港することも多い、神戸に似た港町である。
 昨日のものとは比べ物にならないくらいおいしいロブスタースープを頂く。サラダもおいしく味付けしている。私は明日のレースがあるので、たんぱく質は控えめにしてパスタで栄養をとる。
 こちらはワインで機嫌よくなった上、またまたロブスターをたいらげていく。
 ゆっくり睡眠をとって、レースの疲れをとった上で、今日は5時に起床、6時過ぎに会場に向かう。ダウンタウンからは歩いても行けるのだが、坂を上って下って行かなければならず、今日のレースでのダメージを考慮して、車で出撃する。
 今日は3千人以上のランナーが集う大会で、しっかりと国歌斉唱を行った後、7時45分にスタートする。
 昨日のダメージはそれ程でも無いと思っていたのだが、やや右膝に爆弾をかかえたような感じだ。昨日同様に7'30''でペースを整えていくが、逆風と疲労のため、4mile過ぎからもう少しペースを落として北上していく。Halfのランナー、リレーのランナーも交えているので、ペースランナーを捕まえるのが難しい。4mile周辺では湖畔の路地を走るのだが、やや付け足しといった感じ。所々に強烈なアップダウンがあるので、体力を消耗する。10mile過ぎからは、抜かれることが殆どとなってきたが、最後まで無理をしないように一定のペースで走っていく。ハーフ手前では、砂利道の路地に入って折り返すという更に変なコース設定だ。交通整理の関係もあるのかもしれないが、ちょっと理解に苦しむコース設定である。
 ハーフからは惰性で走っていく。ペースは9分から10分にまで下げながらも、最後まで歩かずに持ちこたえる。やや追い風になってくるのが助かる。ただ、交通規制が解除されるので、道路幅が狭い部分では走りにくい。23mileを過ぎて、ようやく4時間以内で走れるめどがたってきた。レースの後、オハイオまで帰らなければいけないので、最後はやや余力を残しながら、イーブンペースのままゴール! Double達成! 52.4mileだ!
 3:51:23, 281/958、タイムも順位も大したことはないのだが、2つのレースを最後まで歩くことなく完走することが出来た。また新しい世界に踏み込むことが出来たような気がした。次は100kmか山岳系かな?
 今日もロブスターをと思っていたのだが、あいにくお店には行列があったので、近くの日本食レストランに入ることにする。
 これから運転があるので、あいにくビールは飲めないのだが、居酒屋メニューを楽しむことが出来る。
 今日も別の大型船が入港しており、町は活気にあふれていた。不景気があまりここには影響していないような気がした。
 先日訪れていたThree Sons Lobster & Fishに立ち寄り、お土産にロブスターをゲットする。ロブスターにはSoft shellとhard shellがあるのだが、風味はhard shellの方が良く、値段もやや高い。またやや長持ちするそうだ。また、大きなものになるほどポンドあたりの値段が上がっていく。

Soft: $3.69/lb for 1lb size, $4.29/lb for 1 1/4lb size, $5.49/lb for 1 1/2lb size
Hard: $5.99/lb for 1lb size, $7.99/lb for 1 1/4lb size, $8.99/lb for 1 1/2lb size

 しかし、オハイオに比べれば半額以下である。空輸もしてくれるそうなので、まとめて注文すれば、味よし鮮度よしのロブスターを頂く事が出来るであろう。この安さであれば、またキャンプ旅行に訪れて、Lobster三昧したいものだ。
 約12時間のドライブをこなしてオハイオに帰還する。翌日の夕食もご覧の通りで、ロブスターづくしの楽しい旅であった。


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