Weekend 2009 June(1)



 6/6(Sat) Cairo, WV

 4月、5月と走ってきた今シーズンであるが、春のシーズン納めということで、INにするかWVにするか迷っていた。しかし最終的に、秋のレース日程などを考慮して、WVの難コースに参戦することとする。このコースは、かなりのアップダウンがある難コースで、おおよそいいタイムは望めないのだが、昨年度の記録などを考慮すれば、年代別入賞も考慮できるので、このレースにしたのだ。
  金曜日に帰宅した後、Yの学校のイベントに参加、炭水化物をしっかり摂って、しばしの眠りにつく。2時起床、2時半出発で、会場となるWest Verginia, Cairoを目指して、夜の高速を走る。明るくなる頃、現地に到着、ちょうど6時スタート組みとすれ違う形となった。
 レースが行われるCairoは、ほんとに小さな田舎町だ。
 レジストレーションは、North Bend State ParkのLodgeで行うことが出来る。スタートは、ここから少し下った所にある。昨晩あまり寝れなかったのと、2週間前のレースで痛めた右膝の治りがイマイチであるため、万全の体調では無いのだが、まあなんとかなるであろう。

 大会Web siteでもコースの情報はなかなか集まらない。会場でコースマップ高低表を手に入れるが、一目見てコースの難しさを悟る。

 スタートは午前6時の集団と、午前7時のものがあるが、入賞を狙うならば7時スタートをしなければいけない。スタート地点にはこれといった目印も無く、初めはとまどいつつも、スタート時間になれば、人も集まってくる。後半スタートは総勢40人くらいであろうか。
 そして7時ちょうどにスタート、いきなり70m近い強烈な登りが始まるのだが、力を抜いてウオームアップ走法を開始する。それ程ハイレベルなレースでは無いので、前を行くランナーの数も数えやすい。トップはなかなかのハイペース、以後姿を見かけることはなかった。2位は短パンにいちゃん、3位はおじさん、1マイルで最高点まで登った後、5マイルまで少々のアップダウンを交えながらひたすら120m近く下っていく。前半での下りでの無理は後々響いてくるので、足に負担をかけないように静かにゆっくりと下っていく。

 1マイルからの下りで、ストライド走法の鼻息の荒いおねえちゃんに抜かれるが、見るからに突っ込みすぎ。『お前、青いな、、、』、などとつぶやきながら、4マイル過ぎでうまくカーブを使って抜いていく。以後みかけえることは無し。ペースは強烈な登りは8分30秒、ほぼ平均して7分30秒くらいで設定していく。 5マイルからは10マイル手前まで、ゆっくりと登っていく。自然とペースも落ちてくるのだが、時計を気にせずにピッチ走法で登っていく。8マイル過ぎで、給水を機転に3位のおじさんを抜く。やや突っ込みすぎのようで、給水をかなり必要としている様子だ。以後見かけず。

 10マイルからの下りは、ストライド走法で飛ばしたいところだが、これも自重して下りて行く。ここからも細かなアップダウンが多い。Harrisvilleの集落で右折して、ハーフを超える。前半はやや離されていたのだが、ハーフからの下りで、ここもコーナーをうまく利用しながら、2位のにいちゃんに肉薄する。どうもアップダウンが苦手のようだ。14マイルからの平坦地は、太陽の直射日光を浴びるため、きつい所だ。そしてここからこのレース中盤の見せ場の、100mの急登だ。

 足にかかる負担に笑いながら、うまくコーナーをつぶすように直線コースで時間を稼ぐ。時折車も通るのだが、方向指示の意思を示しながら、右に左に直線コースをとっていく。そして、給水で立ち止まってしまった短パンにいちゃんをとらえ、2位に浮上する! すぐに抜かされるが、16マイルのきつい登りの中でコーナーを使って2位に再浮上する。そして最高点を過ぎて、ゆっくりと下っていく。この辺りからは、6時スタートランナー達を大勢抜いていく。高速をくぐって右折した後、18マイルを通過。その先でUターン気味にNorth Bend Rail Trailに入っていく。実はここから砂利道に入るので、足にかかる負担は実は大きい。特に私の軽量シューズでは、ショックの吸収が少なく、走りにくいところだ。ペースを落としながら、マイル8分を維持しながら西に進む。

 この廃線跡のコースには、3つのトンネルがあるのだが、21マイルで息を吹き返した先ほどのにいちゃんに抜かれて、3位に後退(Oh my!!)。23マイル手前で、更にいきのいいおじさんランナーに抜かれて4位に後退してしまう(Oh my!!)。しかしまだここで歩いてしまうわけにはいかない。5マイルくらい続いたトレイルランを終えて、左折して車道に出ると、やや走りやすくなる。24マイルを過ぎて、橋を通過。ここから80m近い強烈な登りが待っている。残りもわずかとなってきたので、ややペースアップしながらピッチ走法で登っていく。

 登り切ったところで、3位のおじさんの足が痙攣。驚きの3位浮上、ラッキーと思いきや、すぐに息を吹き返して下りでまた抜かれてしまう。ここから強烈な80mの下りがあるのだが、もう私にはストライド走法で追いつく力は無い。このまま4位キープと思いきや、後ろから近づく足音。振り返ると、スタート直後に私の後ろを走っていた、赤パンにいちゃんだ。気を抜いた走りをすると、抜かれてしまいそうなので、気合を入れ直してラストスパートをかけていく。何とか足も持ちこたえてくれるようだ。あちらもこちらがペースアップしたので、ついてこれなくなってきたようだ。

 ようやく26マイルを通過、後ろとの距離を確認しながら、4位キープを確認しながら、最後は流しでゴール!

 3時間35分、総合4位、もちろん年代別トップであった。

 マイナーなレースであるが、アップダウンが好きな人にはたまらないコースであろう。体調が万全であれば、3位以内入賞が可能であるだけに、機会があればまた走ってみたいコースだ。
 ゴールの後はシャトルバンに乗り込んで、ロッジに戻る。ロッジでは、無料シャワーサービスがあるので助かる。足の回復を待って、再度ゴール地点に戻り、商品のトロフィーをゲットする。マラソン人生初めての受賞だけに、感慨もひとしおだ。

 帰宅した後は、Tさんの送別会を兼ねてBBQ。これから夏場に入り、主要なレース予定が無く、しばらくレースから遠ざかることになるが、脚力を維持していきたいところだ。

 翌日も送別会カラオケ大会となってしまう。
 持込なんでもありで、畳の上でくつろげるために、忘年会などにも使えそうだ。ただし、ちょっと子供には退屈そう?
 Yにとっては初めての体験だが、知っている英語の歌や、ぽにょなどを熱唱するのであった。
 また機会があれば訪れたいものだ。
 6/10(Wed) Home
 毎年恒例のY先生をお迎えしてのBBQ。あれっ、山田組の他の皆様はどうしたのかな?


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