Weekend 2008 September(3)



 9/27(Sat) Akron

 勤務先が変わり、比較的自分の時間がとれるようになってきたので、最近は趣味のランニングを再開することが出来た。しっかりと走り始めてまだ一月ちょっとで、まだまだしっかりとマラソンを走れる体では無いのだが、40km走の一環として、また体力測定を兼ねて、近所のAkron Marathonに参加することとした

 まずは前日にAkronまでゼッケンを取りに行く。今年はリレーの走者も増えて、一万人の走者がいるそうだ。ここで、商品のトレーナーをゲットする。ゼッケンを見てびっくり、レースの後のビール引換券もあるそうだ。

 Akronの町は、Ohio-Erie Canalによって発展した町だ。市内には、昔の運河が残されている。明日のレースも、Towpath trailを辿る部分も多いのだ。
 さあ、レース当日、気合を入れて出撃する。
 会場は熱気むんむん、スタートラインには多くの人が並ぶが、Half, Relayの人も多いので、注意が必要だ。

 スタートはまずはWheelchair組から、そして7時にスタートだ。今までの他のエリートレースとは異なり、スタートのポジション取りに苦労することは無かった。

 入りの1mileは、6'50''で突っ込んでしまうが、ここからはペースを落として、抜かれるままとしていく。

 さて、今回のレースの目標タイムであるが、復帰レースであること、アップダウンの多い難コースであるため、あまりいいタイムは期待してはいけないと感じていた。また歩いてしまうことも、したくは無かった。現在の自分の力がどれくらいかわかりにくいのだが、初めの1mile-2mileの感じとして、3:10-3:20ぐらいかと類推出来た。また、3:20以内で走れた場合、来年のBoston Marathonの参加資格が得られるため、この辺りを目標タイムとしてラップを刻むことにする。

 いったん橋を渡って北に走った後、南に向かう。2 mileの通過は7'10''に修正、4mileまでもう少しペースを落として7'15''を刻む。

 ダウンタウンで細かな登りがあるのだが、ピッチで登っていく。

 ダウンタウンを過ぎると、沿道の声援もまばらとなってくる。5mileで3:10のペースグループに抜かれるが、無理をせず先に行かせることとする。

 6mileで左に曲がり、10kmを通過。通過タイムは44'53''だ。ここでややお腹が痛くなったので、ペースを抑え気味に走る。また、Gelをほおばり栄養補給を行う。15kmの関門通過1:07:47、10km-15kmのラップは、22:54となる。

 ここからはUniversity of Akronの敷地に入っていき、ゆっくりと下りながらダウンタウンに戻ってくる。3:10グループとは、距離を置きながらほぼ同じスピードで走るようになる。

 ここからは下り区間に入るのだが、私はやはり山岳ランナーであるのか、下りの走りはあまり苦にならない。ゆっくり走っているつもりでも、徐々に3:10グループに11mileで追いついてしまった。下り区間の続く13mileまでは、このグループと併走する。

 Halfの通過は1:35:30、3:20には4分ちょっとの貯金が出来たことになる。11mile〜15mileまではダート区間なのだが、以後はややペースを抑えて、次の登り区間に備える。ダートはかなり負担になるのか、前半突っ込みすぎたランナーが、ちらほら歩いている。

 Portage Roadに出ると、ここから舗装路の登りが始まる。まずは軽い登りで25kmの関門通過、1:53:11。この10kmは45'24''のラップだ。16mileを通過して、17mileまでは細かなアップダウン・左右へのワインディングが続く。そしてここからいよいよ標高差60mの登りだ。3:10グループはぐいぐい登っていくが、ここで力を出してしまうわけにはいかないので、細かなピッチで着実に登っていく。ここでは多くのばてばてランナーをかわしていく。この登りはかなり足にはくるのだが、あごと肘を引いて耐え登る。


 信号を左折すれば、長い登りは終了し住宅地に入ってくる。しっかりと深呼吸を入れながら、多くの声援に応える。30kmの通過は2:17:58、25-30kmのラップは、24'47''、この厳しい登りにしてはいいタイムだ。さあ、このゲームも残り1時間、残り12kmを60minで走ればいいことになる。かなり足にもきているので、足がつったりしないように、5分/km、8min/mileぐらいのペース設定に持ち込む。 

 35kmには、標高差25m程度のかなり厳しい登りがある。これもピッチ走法で耐え忍ぶ。そして22mile通過。ここで3'45''の貯金だ。この辺りも緩い登りが続くのだが、無理をしないようにイーブンペースで走る。Market Streetに入ると、緩やかな下りだ。24mileを通過、ダウンタウンも望むことが出来、ようやくゴールが近いことを感じさせる。本来ならばラストスパートをかけてもいいのであろうが、足がつってしまったら元も子も無いので、ゆっくりと5km/minぐらいのペースで足を進める。25mileを通過、いよいよ貯金は2分を切ってきた。高速道路の入り口を通過し、ここからダウンタウンへの最後の強烈な登りがかなり足にこたえるが、これを登りきり右折すれば、いよいよ3:20以内でゴール出来ることを確信する。


 大声援の中、球場への下り坂をこなして、球場内へ。"3:18"の電光掲示板を確認しながら、最後は流してゴール。

 3:18:31、全体90位/1581人(5.7%)、男子76位/1038人(7.3%)、年齢別12位/149人(8.1%)だった。

 メダルをもらった後、水分補給。しかし、とてもビールを飲めるような体では無かった。ゴールした後も続く高心拍数のまま、帰宅するのであった。

 このコースであるが、アップダウンが多いとともに、ダートもあるので、とても記録が期待できるものでは無かろう。しかし、ぴりぴりした雰囲気はあまり無く、アットホームな雰囲気で、のんびりと楽しめる大会であるように思う。

 この難しい大会でも、まあまあのタイムで走れた。どこまで伸ばせるかはわからないが、サブスリーという目標に向かって、少しずつ体を作っていこうと思う。



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