Weekend 2005 August(3)



 8/12(Fri)-16(Tue) NC,VA,DC (part 2)

 今日は珍しく日の出前に、目が覚めた。砂丘を歩き、ビーチまで行ってみると、素晴らしい朝焼けを見ることが出来た。
 キャンプ場に戻って、簡単に朝食・撤収。昨日敗退したCape Hatteras Lighhouseに行ってみることとする。9時に灯台に到着することが出来たが、殆ど人もいなかった。またまたスタンプをゲットする。
 早速$6払って登ってみることとする。
 268段の階段を登った上からの展望は、素晴らしいものがある。延々と続く砂州を眺めることが出来る。ちなみに、この灯台はアメリカ一の高さの灯台だそうだ。

 このエリアは、浅瀬が非常に多く、船乗り泣かせの海域であったそうだ。そのため、早くから灯台建設の必要性が叫ばれていたようだ。興味あることだが、この灯台の建設は1870年なのだが、その当時と比べて海岸線がかなり移動しているようだ。490m海岸線から離れていた灯台も、数メートルにまで海岸線が近づいてきたために、1999年には現在の位置まで880mの距離を移動させたというのだ。
 移動に関しての展示なども、横の博物館(無料)で見ることが出来る。

 この灯台は人気のある灯台で、順番待ちもあると聞く。しかしアメリカ一高い灯台でもあるし、非常にお勧めの灯台である。混雑する前の午前中の訪問をお勧めする。

 あまり日本人には馴染みの無いエリアであるが、アメリカ人には人気のエリアであるようだ。特に4WDであれば、砂丘を思うように運転して、気に入ったビーチでくつろぐことも出来るそうだ。

 Cape Hatteras NSを後にして、一路DCを目指す。途中で、Colonial NHPに指定されているYorktownに寄ってみる。
 ここは、アメリカ独立戦争最後の戦いの場として知られている。アメリカの拠点として軍港を建設したいイギリスが選んだのが、このYorktownであった。しかしフランスの協力を得た独立軍は、ここでイギリス軍を打ち負かし、これにて独立戦争が終結したとされる戦争であった。イギリス軍による防衛線が残されている。Yorktwn Victory Monumentが建設されている。
 古き町並みも残っているので、ゆっくりと市内を散歩するのもいいだろう。
 YorktownからはColonial Parkwayを通って、Jamestownを目指す。York Riverを右に見た後、James Riverを左に見るようにドライブすれば、目的地のJamestown Islandだ。

 まずはVisitor Centerで情報を、と思っていたら、2003年の台風で大被害に遭って、Visitor Centerは建設中であった(涙)。展示品なども非常に少なく、砦跡も補修中であった。唯一の建造物は、1753年建築のPlantation Houseだ。

 その他、住居の基礎なども残っている。

 ここの歴史は1607年5月13日にさかのぼる。ここは初めてのイギリスの入植が成功した土地であるのだ。ここを中心として、多くのColonyが作られたのだが、その入植は簡単ではなかったそうだ。1609年の冬には、300のうち90のColonyしか生き残れなかったそうだ。しかしそれ以後順調に発展を続け、1620年には、Virginiaの首都的な役割を果たしたそうだ。

 台風でもぼろぼろになってしまうようなこんな低地に、初めて入植していく先人の勇気には敬服してしまう。(Indianを殺しまくったり、奴隷を連れて来たりしたことで成り立っているわけでもあるのだが。)

 1492年 Columbus航海、1565年 St.Augustin(西)、1584年 Raleigh(英)、1607年 Jamestown(英)、1608年 Quebeck(仏)、1609年 Santa Fe(西)、1619年 黒人奴隷Jamestownへ、1620年 Plymouth(英)、1621年 New York(蘭)、アメリカの始まりがわかってくるそんなNHSであった。

 これらNC, VAのNP関連施設では、全く東洋人に会うことは無かった。しかしアメリカ人にとっては、それほどマイナーな観光地であるわけでもなく、なかなか面白い知見が得られたエリアであった。
 一路Washingotn DCを目指し、暗くなる前にArlingtonのIo Monumentに到着することが出来た。やはりここは人気の観光スポットだ、多くの人が写真を撮っていた。
 夕食はDupon Circle近くの、6月にも訪れたことのある中華とする。おいしかった。宿泊は学会のあるBethesdaのMariottで。豪華な内装にびっくり。
 翌日は学会へ、何の協賛も無いにも関わらず広い会場を借り切るこの学会は、何だか大名行列のような雰囲気であった。来年は、、、行かないだろうな〜。

 夕方からDC観光に向かっていたK君とも合流、みんなで近所のイタリア料理屋に向かう。このサイズのピザでも『Individual Size』、『Large Size』という大きなものが更にあるそうだ。

 こんなにたくさん食べるから、アメリカ人は太るのだよ。
 翌日は、ちょっと学会に参加した後、K君に運河マニアになってもらうべく、C & O Canalに向かう。まずはLock 7、上流側は板で仕切られていて、もはや船を通せないようになっていた。
 Lock 6、ここには何と人が隣に住んでいる。
 次にGeorgetownへ。Lock 1には何も残っていない。Lock 2にはこわれかけの水門があり、冬に使用するのであろうか、運河船を固定する台座が備え付けられてあった。
 Lock 3、水をしっかりと溜め込んでいる。そしてそこには運河船がある。
 Lock 4は現在でも現役だ。今日は残念ながらVisitor Centerがやっていなかった。天気も悪いので、観光もそこそこに一路Clevelandを目指す。
 雨の中、Hancockという町でちょっと休憩。運河が残されている。
 手早くホットドッグを焼き上げて、昼食とする。年季の入った建物も多く、歴史を感じさせる町であった。
 徐々に天気が回復してくる中、Clevelandへ。K君、日本に帰ってもがんばって下さいね。
 帰宅してみると、しっかりと野菜が育ってきていた。きゅうりも少しずつ育ってきたし、トマトも色づいてきた。
 大きなピーマン2個と、しその葉を収穫して夕食とする。『ばんざ〜い!』 薄いのだが、とってもおいしかった。

 NCはなかなか立ち入らない領域であるが、いろいろな知見が得られた今回の旅であった。NCの海岸線やVAのWilliamsburg, Norfokなどなど、まだまだ調査不足の箇所もあり、今後も機会があれば訪れてみたいところだ。


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