Weekend 2003 May (2)



 5/23(Fri) Hocking Hills-day 1

 5月26日(月)はMemorial Dayで休みなので、3連休になる。そこで、みんなでOhioの景勝地『Hocking Hills』に行くことにした。

 さあ、仕事も終わって帰ろうとするところに、深町先生から雑用が飛び込んで、出発が予想外に遅れる。15時過ぎに帰宅して、16時には出発。ところが、いきなり雨が降り始めて、予想外の渋滞に時間を大幅にとられる。しかし、I-71に入る頃には雨もあがる。Columbusには19時前に到着、Sea Food Japanに寄って日本酒「男山」と魚をゲットする。Columbusからは南東に移動し、何とか暗く前にHocking Hills State Parkに到着する。

 キャンプ場は、小川を車で渡った所にある。でも、どうも一杯のようだ。先にY先生が到着している可能性が高いものと判断し、中をしらみつぶしに探すが、全く見当たらない。そこで、オフィスに寄って、『
Japaneseが来なかったか?』、と言うと、『同じ質問をしていたJapaneseを20分程前に見たぞ』、ということ。Y先生が昨年宿泊した、TOP O' The Cave Campgroundにいると予想し、そちらに移動する。すると、ここも一杯のようだ。けれど、同じ質問をすると、『4〜5台前にいるよ』、だって。そして、オフィスに向かい、無事Y先生と遭遇。この広いアメリカでは、難しいことなのだが、こうなることが当然に感じられる。テントサイトはY先生の交渉のお陰で、丘を下った森との境の所となる。

 もう真っ暗なので、慌てて設営。ご飯は焼き魚日本酒でのどの渇きを癒す。周辺は場所が悪いのか、比較的すいている。しかし、夜遅くまで太鼓をたたいたり、ギターを弾いているやからがいて、それに乗じて遅くまで飲みまくる。
 5/24(Sat) Hocking Hills-day 2
 朝6時過ぎに起床、明るくなって確認してみると、我々のいる所は混雑も無く、また森に近く比較的いい所だ。みんな起きないので、周辺を散策することにする。自転車でまずは、Ash Caveに向かう。
 思ったよりアップダウンがある。やはりここは『Hills』だ。本来は自転車禁止なのだが、誰もいないのでマウンテンバイクで滝下まで行く。聞いていたよりも水量があって、迫力がある。人は誰一人おらず、Indianが住んでいた昔を想像するには、十分すぎる静けさであった。
  次にCedar Fallsへ。釜が美しい。滝の上は連珠様の釜があり、美しい。悲しい性なのだが、ついつい登攀ルートを目で探してしまう。
 キャンプ場に戻ると、ちょうどみんなご飯を食べるところ。
 子供達は仲良く遊んでいる。その後、お昼ごはんを作り、Y家と別れて観光に向かう。
 うちは、一旦WAL MARTに買い物、明日のカヌーの予約をした後、Old Man’s Caveに向かう。ここに車をデポした後、ハイキングに出発。Upper Fallsから下流に向かう。
 そして、Old Man’s CaveLower Fallsと下っていく。観光客が多くて、少しうんざりする。
 Lower Fallsを過ぎると、人も少なくなる。沢の出会い近くで昼食。
 実はここからが綺麗なところで、『マイナスイオン』を放出する滝しぶきを浴びながら、クリフの下を歩く。合計3マイルでCedar Fallsに到着する。朝と違って、滝の周辺には100人近い人がいて、またもやうんざりする。ここから山道を歩いてキャンプ場に15時に戻る。
 私は、一人時計回りにロードレーサーで突っ走り、車を回収に行く。コースはアップダウンがきつく、ローギヤに入れないと登らない。久しぶりのヒルクライムに、立ちこぎで対応、足がびんびんくる。16時には到着。シャワーやらを浴びたりしていると、Y先生も帰還される。そして、N家、I家も到着する。キャンプ場は一気に騒がしくなる。

 夜はカレーライス、今日もしこたま飲む。私は途中で、死んだように眠る。
 5/25(Sun) Hocking Hills-day 3
 朝から鳥の声が響き渡る。今日は雅君の誕生日。ろうそくを一気に消す。
 今日は絶好のカヌー日和だ。朝食の後、9時半にテントサイトを出発。10時に予約しておいたカヌー屋に到着。店のおじさんは、我々子連れを見て、Short tripを勧めてくるが、予定通りTrip 2を選択Clear Creakに向かう。流れはまあまあ、エントリーは泥の壁から。11時頃スタート。倒木、水面下の倒木があって、ちょっとテクがいる。おじさんが言ったのもわかる。ファルトなら、大破しそうな枝も多数ある。だが、所詮カヌーだ。何ということも無く下っていく。
 競争をしたり歌を歌いながら、現在地の確認が出来ないまま下ると、Short tripのスタート地点に着いてしまった。Natural Bridgeは過ぎてしまったようだ。そのまま下り、右岸の適当な所で上陸。昼食とする。
 Yは終始おとなしくIさんの前に座っていた。ご飯ももりもり食べる。40分程休んだ後、最乗艇する。Yは5分くらいぐずっていたが、程なく大人しくなる。
 上を向いて両岸の木を目印に漕いだり、私はダブルパドルだったが、最後にシングルパドルにしてみたりしていたら、ゴールに到着。ゴールは左の橋をくぐった所。

 ここから、買出し班と帰幕班に別れて行動、我々が帰ると同時に雨が降り出し、タープを張る。雨は徐々に増す中、タープの下で焚き火をする。今日の晩は恒例の屋台村、やきそば、広島焼き、焼きもろこし、焼肉、マシュマロ、、、旨いよ。雨はひどくなってきたので、タープの真ん中に柱を立てたりする。
 そうこうするうちに、右側でCrazyなアメリカ人が濡れた芝の斜面を滑り出す。腹ばいですべったりしている。見ていると面白そうなので、まずはビニールシートを敷いて滑ってみる。案外面白い。
 すると、I家の雅君が『おおたきせんせいがやったから、ぼくもせなあかんのちゃうかな』、だって。自分でやってみてもあまり滑らないので、『外人さんの所へ行って教えてもらってこい』というと本当に行ってやっている。おおうけ。こうなったら、私も再び行かないわけには行かない。雨具をはおり、乱入する。ちょうど下に着ていたCincinnati MarathonのTシャツを見られ、『Marathon man』が来たということで、盛り上がり、『Are you ready? 3,2,1,Go!!!』の号令のもと、滑りまくる。一度はメガネが吹っ飛ぶが回収、メガネをY先生に預けて滑りまくる。10人位はいたか。最後は、帰る人がいたので『Last Run!!』と言って豪快に滑る。
 終わった後はアメリカ人が乱入してきて、記念撮影をしたりでもりあがる。まるで学生ののりだ。今日はお酒も最後まで飲み干して、静かに寝る。雨のキャンプは、独特の雰囲気と、何かがいつも起こるので、大好きだ。
 5/26(Mon) Hocking Hills-day 4

 昨日のアメリカ人は朝まで飲んでいたようだ。朝には雨もあがる。コーヒーがうまい。少し筋肉痛だ。朝食の後、撤収とする。いい具合に陽もさしてきて、テントも乾かすことができた。皆で記念撮影をした後、解散。

 うちはまずCが見ていない、Ash Caveへ。中野家とすれ違う。ここの雰囲気はいいものだ。滝の上のトレールも歩いてみる。
 次にConkles Hollowへ。巨大な岩壁が現れ、またもや登攀ルートを追ってします。クラックが発達していない逆層の壁なので、登るとなると、ボルト連打またはスカイフックになるだろう。一番奥の滝まで往復する。
 次にRock Houseへ。ここでまた中野家と遭遇、一緒に昼食となる。Rock Houseはその名の通り、大きい洞窟がある。一番奥の窓(?)からの眺望は素晴らしい。写真の撮りあいっこをする。ここまで来たら最後のCantwell Cliffsに行かないわけにはいくまい。しかし、ここが一番道が入り組んでいて判りにくい。少し迷いながら散策する。

 6箇所の観光地に行ったが、それぞれに見ごたえがあって面白かった。Ohio一の景勝地であるかもしれない。強いてあげるならば、Cedar Fallsに着く前にあった枝沢からのシャワー滝が一番美しかった。

 帰りはColumbusで、また買出しをしてClevelandへ。芝刈りをしてから寝る。今回はマットがいまいちだったのと、慢性的にアルコール状態だったので、しんどかった。今度は是非冬に来たいものだ。

参加人数:Y家(2+3)、O家(2+1)、N家(2+2)、I家(1+2)、I家(1+0)=(8+8)=16


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