2017 Winter Vacation in Japan



 12/25(Mon) Matsuyama→Omishima

 朝の暗いうちから起き出して、荷物のパッキングを済ませる。そして小さなラン用バッグだけにして、スーツケースは宅配便で配送する。まずは電車通りを走って道後公園へ。ここは昔、お城があった場所だ。
 次にお遍路の51番札所である石手寺へ。二王門は国宝だ。
 本堂、三重の塔は、重要文化財でもある。
 次に階段をダッシュで登って伊佐爾波神社へ。立派な楼門と社殿は重要文化財でもある。まずはお参り1!
 そしてお待ちかねの道後温泉へ。6時の初風呂には間に合わなかったが、7時には入場することが出来た。
 ここはいろいろとランクがあるのだが、私は霊の湯二階席へ。ここで浴衣とタオルをゲット出来る。そして霊の湯へ。貸切状態なので、ゆったりとお湯に浸かることが出来た。階下の神の湯にも行ってみるが、こちらは大きいお風呂であるものの、もんもんのお兄ちゃんがいたりで、ちょっとざわざわとした感じだ。お風呂から上がって着替えた後は、お茶とおせんべいを頂く。いいお湯でした。
 またラン姿のいでだちになって、市内を観光ランする。
 この松山を作った加藤嘉明公騎馬像を拝んだ後、お城に登ることにする。お城は9時に開城なのだ。
 石垣の勾配が美しい。
 まずは筒井門へ。
 そして本丸広場へ。そして入城だ。
 あいにくの天気であるが、松山市内を一望することが出来る。館内は博物館のようになっており、興味深い品も多い。
 全国に12の木造天守閣があるのだが、これで9つ目の制覇となった(姫路、彦根、松江、松本、丸岡、備中松山、高地、宇和島、松山)。残すところ、弘前、犬山、丸亀だけとなった。
 下りは城山公園へ下る道を辿る。この町に住むならば、いい登りのトレーニングコースになる。
 松山は四国最大の都市なのだが、主に繊維関連の会社(帝人)が多いようだ。
 JR松山駅に向かってランしていくと、今では珍しい線路の交差を見ることが出来た。
 駅前の再開発はまだされておらず、不思議な雰囲気をかもし出す町であった。
 うどんを頂いた後、10時過ぎのしおかぜ14号で今治に向かうのであった。12.9kmの市内観光ランであった。
 42分で今治に降り立つ。やや肌寒い風の強い日だが、次の企画=しまなみ海道ランを開始する。まずは藤堂高虎築城の今治城へ。ここのお堀は、海とつながっているのだ。市内は、碁盤目の区割りがされている。ここも空襲があったそうだが、なかなかディープな雰囲気を残している。
 国道317号線沿いを走っていくが、線路沿いを走ってもいいし、足を残すために一駅電車を使ったり、バスタクシーを使うのも一つの手であろう。しっかりとした道に入れば、青いラインが目印になるであろう。ここから尾道までは71kmだ。
 交通量の多い国道を右折して、坂を登っていき潮風を感じる頃、サンライズ糸山に到着する。ここまでバスはあるし、レンタサイクルセンターもある。そして、いよいよここから来島海峡を渡っていく。
 完全に自転車歩行者専用道なので、気楽に走ることが出来る。殆どは自転車であるが、ウルトラのいでたちをしたランナーも見受けられる。
 ここは、総距離4,105mの3つの橋が連なっている。途中の馬島には、エレベーターで降りることが出来る。
 恐らくこのしまなみ海道のハイライトと言ってもおかしくない場所であろう。橋を降りる道が緩やかなので、その分距離を走らなければいけないのだが、すぐに大島・吉海レンタルサイクルセンターに到着する。長旅の後であることと、松山で走ったこともあり、足は早くも売り切れの気分であった。静かな田舎道といった感じだ。
 大島内部は、峠超えの道に入っていく。ここは景色も望めないので、根性のいる区間だ。そして海岸線を走って、伯方・大島大橋=1,165mへ。足はいよいよやばい状態になってきて、時々痙攣が入る状態になってくる。伯方島の伯方レンタルサイクルセンターに逃げ込み、ここで栄養補給と休息を行う。この時期は多きな営業はしていないのだが、BBQをしたりと楽しめそうな施設だ。

 30分以上休息した後、工場を左手に見て、次の橋へのアプローチに入る。伯方島自体の走行距離は短い

 大三島橋=¥328mだ。原付は有料だが、自転車歩行者は無料だ。
 鼻栗瀬戸というのだが、潮流は速いそうだ。
 疲労が極限に達しつつあるのだが、大三島を北上していく。みかん畑の中の田舎道から、海岸沿いの田舎道に入っていく。バスターミナルを過ぎると二車線になるのだが、静かな海岸沿いの道だ。そして、上浦レンタルサイクルターミナルへ。美しい夕焼けだ。
 さて今日の宿なのだが、前日にキャンセルが出ていた料理旅館=富士見園を目指す。コースからは外れるのだが、しっかりとした歩道はある。たった2kmなのだが、しかしこの足には辛いところだ。そして、暗くなる前に宿に到着することが出来た。頂いた塩昆布茶が美味しかった。
 通されたのは、『千代の間』だ。4人以上宿泊できる大部屋だ。
 さて、今日は飛び込みの宿泊なのだが、朝に電話で料理のリクエストをしておいた。『お金は気にしなくていいですから、美味しいものを食べたいです』、と。すると素晴らしい雰囲気のテーブルに通されて、美味しい料理が私を迎えてくれた。
 お刺身は、この巨大な船盛りだ。正直に『アメリカから来ました!』というと、牡蠣もサービスして頂いた。
 昨日の料理が最悪だっただけに、最高の日本料理を味わうことが出来た。日本食もたくさん頂く。
 最後は鯛の釜飯、ご馳走様でした! また訪れてみたいものです。


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