2017 Summer Vacation in Japan



 8/4(Fri) Onomichi

 今日は、前から行ってみたかった尾道を訪れることにする。新幹線で新尾道を目指すと思っていたのだが、福山で乗り換えて普通で4駅なので、福山経由の方が便利であろう。現在尾道駅前は再開発の最中であるが、新駅が建てられればいい雰囲気の駅となるであろう。
  さて尾道の観光であるが、全く始めての町ではあるが、東から攻めることとする。まずは東尾道駅行きのバスに乗車して、浄土寺前で下車する。そしてまずは浄土寺へ、616年聖徳太子の創建とされ、足利尊氏の湊川の戦いの際の戦勝祈願の寺として知られています。本堂、多宝塔は国宝で、山門は重要文化財である。

 建物は国宝なのだが、ここの地面(仏閣配置)も国宝ということで興味深い。また多くの鳩がいたのも訳があって、寺が伝書鳩を使って相場の先読みをしていたというのだから驚きだ。

 次に向かうのは海龍寺、建立は1245年だ。ここには、人形浄瑠璃の文楽のお墓もある。

 お寺の裏には、そこが昔は修行の場であったことを物語る鎧岩がある。
 今日は足の状態も良くないので、鎖場は横からパスする。
 どんどん登っていくと、奥の院へ続く道に躍り出る。頂上は展望台となっている。ここで早めの休息とする。眺めも最高だ。
 奥の院から下ってくると、町の構造がよくわかる。急坂を下っていけば、浄土寺横に出る。正念寺近くの大通りが、昔の西国街道が通っていた場所だ。


 次に訪れるのは西国寺だ。729年の創建で、金堂と三重塔が重要文化財となっている。健脚を祈るわらじが有名だ。残念ながら、三重塔周囲には入ることが出来なかった。
 町は複雑な路地からなっているが、古寺巡りコースは石畳となっており、迷うことは少ない。
 次に訪れるのは大山寺、1069年創建だ。菅原道真が訪れており、隣接して御袖天満宮が建てられている。
 大きなクスノキが非常に雰囲気の良い神社だ。この55段の階段は、映画『転校生』のロケ地にもなった場所だ。
 細い路地を抜けていく。
 そして艮(うしとら)神社へ。806年の建立で、こちらは『時をかける少女』のロケ地になった神社だ。こちらもクスノキの大木が枝を伸ばしている。
 お腹も減ってきたので、尾道本通りへ。ここで雰囲気のいい日本食のお店を見つけたので入ってみる。シラス丼とガシラの煮付けを頂く。ここ尾道では洋食の店には列が出来ていたが、こういった和食の美味しいお店に行列が無いのは、意外であった。
 次に天寧寺へ、こちらは1367年建立だ。五百羅漢は圧巻であった。三重の塔は見ごたえがある。
 この周囲には猫の細道があり、古民家を改装したカフェが多い。階段が多い小道なので、買出しなどが大変そうだが、どうやらバイクが通れる道があるようだ。
 ここまで登ってくると、市内の眺めがいい。
 そして千光時へ、こちらは806年建立だ。三段岩、夫婦岩などが有名だ。
 鎖場を登った場所からの眺めは最高だ。
 頭上には、ロープウエイがかかる。
 お寺の奥からは、更に上への階段が伸びる。
 そして展望台へ。尾道市内を一望できる。
 帰りは再び古寺巡りコースへと戻り、志賀直哉旧居へ立ち寄る。
 最後に持光寺へ、こちらは834年建立。花崗岩で出来た延命門がそびえる。近くには、二階井戸も見られる。


 次に海沿いの道をそぞろ歩きする。そして、駅前渡船で対岸へ。ほんの数分であるが、対岸から見ると町の構造が良くわかる。片道100円であった。いつの日か、今治から走ってきて、ここをゴールとしたいものだ。
 海沿いにはグリーンホテルがあり、隣接して充実したレンタル自転車もある。
 海沿いには、Onomichi U2という倉庫を改築したホテルもある。お土産は駅前地下でゲットできる。
 こじんまりとして、そして歴史を感じる町である。自転車やしまなみ海道と組み合わせて、また訪れたいものだ。


BACK  INDEX  HOME  NEXT