2015 Short Vacation in Quebec



 8/29(Sat) Quebec City

 今日も観光に力を入れる。ホテルのただ飯を食べた後は、再びUpper townへ。
 あいにくの曇り空だが、朝は観光客が少なくて落ち着いた雰囲気だ。
 サン・ルイ通りも、街並みが綺麗に残されている通りだ。
 今日の一番の目的は、シタデルだ。フランスの文化が残る街ながら、イギリスが征服後に築いた砦だ。
 内部には、このシタデルの歴史などが展示されている。
 フランス文化でありながら、イギリスの文化を取り入れた軍である。
 そしてお待ちかねの10時からの衛兵交替式だ。バッキンガム宮殿の交替式は、物凄い人込みだが、ここは案外少ない観光客だ。
 観光客は200人程度であろうか。
 見学のポイントであるが、反時計回りに広場を取り囲むように見学できるのだが、それを1周したポイントが一番いいように思う。
 当初はあまり期待していなかったのだが、音楽隊も出てきて結構楽しめるものとなっている。
 興味深いのは、この白いヤギさんだ。ビクトリア女王からの贈り物の子孫だそうで、この22連隊のマスコットだそうだ。
 交替式自体は、40分程度だ。
 バッキンガム宮殿ではここまで近くで見れないだけに、予想外の楽しみとなった。
 毎日やっているのだが、ヤギさんがしっかりとお仕事をしているのだが印象的であった。また、イギリス式の交替式でありながら、使用されている言語はフランス語だというのも印象的であった。
 雨の日は中止になるそうだが、ケベックシティに行ったら必ず訪れるべき場所であろう。
 交替式の後は、砦内のツアーに参加する。
 ヤギさんとの記念撮影も応じてくれた。ほんとに教育されたヤギさんだ。
 高台からは、セントローレンス川が一望できる。アメリカとの戦争に備えて作られた砦なのだ。
 ツアー自体は毎日やっているのだが、交替式も組み入れて訪れるといいだろう。
 数組のツアーがあって、案内の下に歩くことが許されている。
 シャトーの眺めが素晴らしい。
 その昔、イギリス軍はこの川を遡って上流側から渡渉して、ケベックシティを攻略したそうだ。
 昔のヤギさんは、剥製となって保存されている。
 一応現役の軍事施設であって、昔の戦車なども展示されている。
 砦の上流側も、セントローレンス川をしっかりと見据えている。
 砦内には隊員の宿舎もあるので、普通の車も出入りしていたりする。
 見学を終えた後は、近所をそぞろ歩きする。
 時間があれば、馬車で旧市街を観光するのもいいだろう。
 美術館では、日本(Japon)の特別展示をしているようであった。
 朝は静かだったサン・ルイ通りも、この時間になると賑やかになってくる。
 シャトー・フロントナックにも立ち寄ってみる。
 昔はホテル内の見学ツアーもあったようだが、現在は残念ながらやっていない。
 天気も回復して来たので、今日も広場は大勢の人だかりであった。
 フニキュラーとフェリーも見える。巨大クルーズ船は停泊していないのだが、その際にはどっと観光客が増えるそうだ。
 
 博物館は時間があまり無いので却下、両替はビジターセンターでも出来るようだ。飛行場よりも若干レートは良かった。
 お腹も減ってきたので、Lower Cityへ下りて、川風を浴びながらランチとする。
 ビールとスパゲティで、明日へのカーボローディングとする。
 次にフェリーへ。
 川からケベック市街を観察する。
 その昔の英仏戦争なども思い起こさせる、そんな船旅である。
 フェリーは二層構造となっている。
 15分程度で対岸へ。30分おきに船は出発しているので、45分で往復することが出来る。 
 セントローレンス川の川幅が狭くなる部分なので、かなりの混雑だ。
 コンテナを満載した船が、トロントを目指して遡って行くのが印象的であった。
 明日はマラソンレースなので、さっさとカーボを摂取した後、眠りに入るのであった。


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