2015 Short Vacation in Quebec



 8/30(Sun) Quebec CityWinston-Salem

 さて、今回の旅行のメインイベントがやってきた。8月に開かれるマラソンレースは少ないのだが、ここケベックシティでは少し涼しくなる8月下旬にレースが開催されるのだ。例年は遅めの8時スタートということで不評であったのであろう。今年は7時30分からのスタートだ。一方通行のレースなので、シャトルバスに乗ってセントローレンス川の南岸に行かなければいけない。シャトルバスは、ゴール地点の近くとなる市場の近くから出発する。
 バスに乗ること30分、セントローレンス川を南に渡り、コンベンションセンターのある場所に到着した。時折雨のぱらつく天気だが、逆にこの季節ならばこの方がいいのかもしれない。赤い郵便ポストが印象的であった。
 スタートまで2時間弱あるので、のんびりとストレッチなどをして過ごす。足の調子はやはりイマイチなのだが、スタート30分前には痛み止めを内服してレースに備える。
 そして7:30にスタートだ。すぐに左折右折左折と忙しい。体をほぐすために、入りはゆっくりと走り出す。1マイルが7'39''、その後は3:15の集団についていくようにして2マイルは7'08''となる。更に右折すると、緩やか下りに入っていく。3マイルは調子に乗って7'01''、4マイルは7'15''だ。
 この先で左折して住宅地に入った後、自転車道に入る。5マイル7'12''、6マイル7'11''、ここからは西風が逆風になるので、先行者をうまく風除けになるようにして走る。
 7マイル7'23''、8マイル7'19''、樹林がある部分は、風も弱まるので助かる。
 河岸沿いを走るので、樹林の切れ間からはケベック市街を望むことが出来る。
 天気が良かったならばいい眺めなのだろうが、今日は曇っていた方が助かるであろう。
 そして、昨日も立ち寄ったフェリー乗り場を通過する。9マイルは7'33、少しお腹の調子が悪いようだ。10マイル手前でトイレ休憩となってしまい、10マイルは7'54''であった。その間に、3:15のグループに抜かれたので、しばらくはそれを目標に走ることにする。

 11マイルが7'08''、12マイルが7'20''、ここで集団に追いつくことが出来た。西風逆風なので、集団の方が走りやすい。13マイルが7'17''、ハーフを通過して14マイルが7'17''、この先で強烈な登りが待っている。15マイルは7'47''、ペーサーはかなり脚力のあるランナーで、みんな置いていかれている。

 16マイルが7'25''、何とか頑張って張り付くのだが、17マイルで差がつき始める。17マイルは7'33''だ。
 ここからセントローレンス川を渡っていく。18マイルは7'27''だ。

 川を渡る風が心地よく、ここからは追い風となる。19マイルは下りがあって7'11''だ。何とかペーサーは目視の範囲なのだが、徐々に差が広がっていく。20マイルは7'26''、21マイルは7'27''、この辺りから晴れ間が広がるようになり、道路の上は急激に気温が上昇してくる。22マイルは7'42''、23マイルは7'41''、しかしこれ以上ペースは上がらない。
 しかし気持ちを切らしてしまえば失速するだけだと思い、細かな坂があるのだが、前を見据えて走り続ける。24マイルが8'08''、25マイルも8'08''、ようやくフェリー乗り場の前に帰ってくる。26マイルは7'55''とペースを上げて、最後の直線に入っていく。両側には多くの応援がある。『ブラボー』の応援は、フランス語圏ならではだ。最後は足を伸ばして、2'13''でしめる。

 3:16:51, 90位/1329人(6.8%)であった。Tシャツは黄色の目立つ色だ。メダルはしっかりとしたもので、何と電飾つきのものであった。
 足の故障の割にはまあまあのタイムだったのだが、やはり夏場のレースは体にこたえる。
 かなり時間をかけてホテルに戻り、シャワーを浴びてさっぱりする。
 飛行機まではまだ時間があるので、ホテルに荷物を預けた後は観光に出撃することとする。
 向かうのは、飛行機からも見えたモンモラシー滝だ。タクシーで行ってもいいのだが、旧市街からバスが出ているのだ。
 マラソンで交通渋滞も予想されたのだが、渋滞は殆ど無かった。20分程度の乗車で到着することが出来た。
 落差は83m、実はナイアガラ滝よりも落差はある。足の調子はイマイチなので、往復ロープウエイのチケットを購入して、上に上がる。
 ケーブル山上駅からは、セントローレンス川に浮かぶオルレアン島が見える。橋が建築されたのは最近のことで、古きケベック文化が残っている島だそうだ。
 ここには展望台とレストランがあるので、ここで1人打ち上げを行う。やはりマラソンからの回復には、アルコールが最適だ。
 回復した後は、滝の上に向かう。ここには取水口があり、発電も行っているようだ。
 吊橋からの眺めは最高だ。
 滝の東側からは、遊歩道を歩くことにする。
 遊歩道からは、いろいろな高さで滝を観察することが出来る。
 一番下まで下りてくると、かなりの水しぶきだ。冬は、綺麗な氷の滝となるそうだ。
 綺麗な滝ではあるのだが、滝の真上に橋を作ってしまう辺りは、日本人の感覚からは理解できないものである。
 帰りもブルーバスで旧市街に戻り、タクシーで飛行場へ。再びフィラデルフィアに向かい、ここでアメリカに再入国、そしてRDUに到着、最後のドライブで我が家に帰着する。
 自分へのお土産はスプーンだけだったが、再び訪れてみたい素敵な町でった。次回訪れる時は、ドライブやキャンプでもしながら、のんびり過ごしてみたいものだ。


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