2014 Short Vacation in CA, OR



 8/8(Fri) Ashland→Crater Lake NP

  朝風呂は8時から、先を急ぐ身であるので、さっさと撤収する。
 高速にも近いロケーションにあるので、Crater Lakeへの道すがらに寄るといいだろう。
 うっそうとした森を抜けて、今回の旅行の目的地の一つであるCrater Lake National Parkに入る($10)。
 Mazama Villageのキャンプ場に到着すると、金曜日の朝8時過ぎだというのに、もう一杯? サイトの一部が閉鎖されていることもあり、最後の最後に残ったテント用1サイトをゲットする。やはり人気スポットであるので、しっかり予約した方がいいだろう。ちなみに予約の場合、サイト番号までは予約することが出来ない。場所は早い者勝ちというシステムだ。E52という、トイレも近い、目の前に水道があるサイトとした。
 そして、いよいよCrater Lakeとのご対面だ! 第一印象、青い!
 24mmのLumixを購入していたのだが、やはりカメラには収まり切らない風景だ。今回初使用だが、iPhoneのパノラマ撮影が有効だ。
 この青さには、湖の深さが関係しているらしいのだが、火山成分の関与もあるのだろう、湖岸には何かしらの析出物も見える。
  まずは人気のCrater Lake Lodgeへ。ここの予約をとるのは、非常に大変だ。レストランもいい感じであった。
 最初のトレランは、Garfield Peak (2455m, 5.8km, 308m)へ。
 リム沿いをスイッチバックしながら高度を上げていくのだが、展望が素晴らしい。
 冬はかなり厄介な登山になりそうだ。
 いろいろな角度からWizard Islandを眺められるのが、興味深い。
 頂上に近づいてくると、それまで見えなかったPhantom Shipも見えてくる。
 この感動を写真に残したい、、、このパノラマ撮影がその欲求に答えてくれるだろう。
 凄い絶景だ。
 高山植物もいくらか見ることが出来る。
 南東には、比較的緩やかな斜面が広がる。
 頂上からは、やや湖自体の景観の迫力が薄れてくる。しかし、遠くの山並みを見るのには素晴らしい場所だ。頂上までは、40分足らずだ。
 時折行きかう観光船が、湖の中での人間の小ささを教えてくれる。
 リス?マーモット? 雪に閉ざされるここCrater Lakeを生き残る動物達だ。
 下山しながらも、撮影したくなる風景が盛りだくさんだ。
 標高差はあるものの、この公園内で一番のお勧めトレイルであろう。
 日差しが変わっても、湖の青さには変わりは無い。
 駐車場に戻って買い物を済ませる($39.99)。
 その後、時計と反対周りにリムドライブを楽しむことにする。まずは、Vidae Fallsだ。
 次にSun Notchへ。Applegate Peakが、雄大にそびえている。Phantom Shipは、右下に見える。
 高額20倍ズームのカメラなので、動物の撮影も簡単だ。
 我々が写真を撮るのを意識しているかごとく、いろいろとポーズをとってくれるのであった。
 とにかく青とのコントラストが美しい。
 ただの何も無い湖と異なり、これら2つの島がアクセントとしていい味を出しているのがわかる。
 外輪山の外側には、緩やかな傾斜の山が広がる。
 次にPhantom Ship Overlookへ。 木が覆い茂るものの、ここもいいアングルの写真を撮ることが出来る。
 次に、Pinacles Roadを下って、Pinaclesを見に行く。
 ここが火砕流などの灰で覆われた際に、下から沸いてくる火山性噴煙などが、この灰を固めたものがこのピナクルである。侵食が進んで、石の様に硬いこの部分が残るというものだ。今まで多くのNational Parkなどを訪れているが、なかなか珍しいものを見ることが出来た。
 次にPlaikni Falls(3.2km)へダッシュ、美しい滝だ。
 次に、Cloudcap Overlook方面へハンドルを握る。明日のレースの偵察も兼ねてのドライブだ。
 途中、Pumice Castleと呼ばれる岩を見ることが出来る。これも噴火の名残だそうだ。
 Mount Scottは割愛、園内最高峰なので、時間があれば登るといいだろう。
 Cloudcap Overlookへ。ここも雄大な景色を眺めることが出来る。
 Cloudcap Overlookからは、なだらかな下りが続く。明日のレースでは、長く厳しい登りが続く場所だ。
 道はRimの外側を走る部分が多いが、時にはこういったRimそのものを通るものもある。
 これを右手に見ながら、明日は走ることが出来るのだ。
 どこから見ても、湖の青さには変わりは無い。
 次のトレランは、Cleetwood Cove Trail(3.5km, 213m)だ。唯一、湖に触ることの出来るトレイルだ。スイッチバックをるんるん気分で下っていく。
 ここには遊覧船があるのだが、ガソリンで動いているようだ。
 湖では、多くの人が水と戯れていた。ちなみにこれだけ多くの人が集まれば、トイレも必要となってくる。湖が汚染されないように、しっかりとしたものがあった。
 折角ここまで降りてきたので、私もCrater Lakeでお魚気分となる。水温はそれ程低くも感じず、体もあっという間に乾かすことが出来た。
 明日への疲れを残さないようにと思うのだが、かなり今回の調整はいいのであろうか、体が更なる運動を欲しがっていた。
 一気に登り切って、更に次の目的地を目指す。ここで公園北入り口を目指して、道を下っていく。
 次に目指すのは、温泉だ。Umpqua Hot Springs, 予習していなかったならば、まず到達は不可能であろう。ガイドブックにも出ているのだが、どうやら地図は古くなっているようだ。
 まずはToketee Lake Campgroundを目指す。そこから舗装路を上流に向かい、写真にあるFS3401に入る。ここから2マイルで右手に駐車場が見えてくる。$5の使用料が必要だ。
 駐車場からは橋を渡り、急なトレイルを5分程度歩けば、高台にある温泉に到着する。 
 かなり"危ない"人達も多く、男女関係無く素っ裸で入っている人が多い。ビキニの中高生も現れるのだが、やや引いた感じもある。一番上の浴槽が熱く、下に行くほどぬるくなっていくようだ。
 温泉で体をいたわった後も、まだ一日は終わらない。すぐにCrater Lake NPに戻り、反時計回りの続きだ。明日のレースのスタートとなるWatchman Overlookに車を停める。
 ちょうどWizard Islandにも、日没がやってきたようだ。
 ここで日没を迎えていると、明日のレースのための夕食が遅くなってしまうので、いっそここで夕食を食べてしまうことにする。レース前のカーボローディングは、明太子スパだ。
 あの島にも、頂上まで行けるハイキングコースがあるらしい。今後の宿題かな?
 言葉を失う美しさだ。
 お腹を膨らませた後は、本日最後のアクティビィティ、Watchman(2442m, 2.6km, 128m)へのトレイルだ。
 ちょうどスーパームーンが来ていることもあり、美しい月も眺めることが出来た。夕陽を眺めるというレンジャープログラムもやっていた。
 頂上は、火の見やぐらとなっている。
 そして、じわりじわりと夕刻の時を迎えていく。
 湖面を渡る風が少ないのであろう、静かな湖面が印象的であった。
 徐々に、日の光はオレンジ色となってくる。
 そして、いよいよ日没だ。
 毎日太陽は昇り沈んでいくのだが、こういう特別な場所で見るのも素晴らしいものだ。
 いよいよカウントダウンだ。


 今日も一日、お天道様ありがとうございました。

 しばらく、余韻を楽しむように夕焼けを楽しむ。
 今度は、お月様のショーの始まりだ。
 今日もたくさんのトレイルを歩き、遊んだ一日であった。高度が2000m以上あるので、明日の体が心配だが、まあタイムは気にせずに楽しんで走ろうか。
 余韻にひたりながらトレイルを下山、キャンプ場に帰って眠りにつくのであった。


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