2009 Summer Vacation in Adirondack



 8/17(Mon) Avalanche Lake

 今日はいよいよ撤収の日だ。昨日のご飯の余りを雑炊にして、朝食とする。そしてYが勉強するその傍ら、せっせと撤収を進める。  
 荷物もまとまって、さて出発だ。今回はきれいな水を持ち込んできていたので、それがほぼ無くなった今は、随分荷物も軽くなってきた。

 朝もやの立つ中、住み慣れたキャンプ場を後にする。

 キャンプ場の少し北側には、湖を望むBeaver pointがある。紅葉の季節には、ここもいいであろう。

 ぬかるんだ場所が多いので、木道があると助かる。湖の西側を回り込むように進んで、湖の北側に出る。ここで湖の東側を回る道に合流する。

 道を登っていくと、Avalanche Lakeに到達する。山が両側に迫り、声が響き渡る気持ちのいい所だ。
 景色はいいのだが、橋を渡ったりのアップダウンが多く、ここの通過には結構時間がかかる。
 一部の道は、岩の上にボルトで取り付けられた橋を渡る。冬は雪崩で埋まるのであろうか、通過には神経を使いそうだ。
 響き渡るこだまを楽しみながら、湖を北上していく。
 30分近くトラバースを楽しんだ後、Avalanche Lakeを目指していく。
 樹林の中を進めば、両岸の岩が迫ってきて、Avalanche Passだ。ここからは、全体になだらかかな傾斜の樹林帯を下っていく。
 少しずつ高度を下げて、分岐点に出る。ここで2回目の休息とする。
 更に下山を続けると、Mt. Marcyへと続く道へと合流する。ここからは、平日ながら多くの人とすれ違うようになる。
 すぐにMarcy Damに到着する。ここにも多くのキャンプサイトがあるが、熊の活動が活発であるそうだ。
 荷物が軽いためか、下りの道を駆け下り、3時間10分で下山することが出来た。レンタルしていた熊缶を返却して、自動車を回収、アイスクリームをくわえながら町に下る。
 さて、今日はキャンプ場を探さなければいけないのだが、Lake Placidに来てせっかくなので、1980年にオリンピックの開かれたジャンプ場を見学することにする。右側には小さなプール付のジャンプ場、真ん中には2つの小さなジャンプ台、そして左側には90m級と70m級のジャンプ台がそびえる。
 まずはペアリフトを登っていく。
 テレビではお馴染みではあったが、想像を絶する傾斜である。
 そして、そこから更にエレベーターに乗って最上部を目指す。
 台の最上部は、想像を絶する傾斜であった。木造が多いのだが、足元もすくむといった感じだ。
 まさに"suisaide jump"、ここまで凄いスポーツだとは思わなかった。
 雪の滑りによって、台を伸縮する装置が非常に興味深いものであった。
 子供の頃のオリンピックゲームだったが、90m級ジャンプで日本の八木選手が二位に入ったのを今でも覚えている。
 まさにジャンプ台だ。

 見学を終えて、またゆっくりと駐車場に戻る。

 さて、今後のキャンプ生活の買出しは、Lake Placid市内で済ませる。その後、目をつけていたRollins Pond SPに向かう。しかし、今回は予約をしていなかったわけだが、残念ながら湖岸に面したサイトは全て埋まってしまっていた。そこで、Fish Creeek Pondに連絡を入れてもらうと、一つだけ4連泊出来るサイトがあることがわかった。

 無事手続きを終えて、予定の#79に行ってみると、、、柄の悪いにいちゃんがサイトを占拠している。どうしたものかと事務所に戻ってひと悶着、どうやら隣の方がいいサイトであるということで移動したらしいが、全く悪びれることなく開き直っている。こんな所に4泊しても楽しいはずは無いので、どこでもいいから移りたい旨を伝えると、あちらもサイトの雰囲気の悪さを感じ取ってくれて、『何とかしてやるから』とのこと。こういう時のトラブル用に、いくつかのサイトは緊急用においているということなのだ。

 そんなこんなで時間もかかったが、こんな素晴らしいサイト(#43)を得ることが出来た。1人で地道に設営をしていく。Yは1人で遊んでくれるので助かる。
 待ちに待ったビールで乾杯、今日はキャンプ定番の焼肉だ。
 観光地のスーパーは、だいたいは値段が高いものだが、比較的安いものを一杯仕入れることが出来た。ワインで1人乾杯をして夜は更けていった。


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