2008 Summer Vacation in Japan



  8日目 8/2(Sat) Mt. Toritate→Eihei-ji
 天気は芳しくないのだが、うだるような暑さに寝ていてもしょうがないので、軽登山に出撃することにする。
 目指すは、水芭蕉の群落で有名な取立山だ。時計回りに、大滝を先に目指すことにする。針葉樹林帯が気持ち良い所だ。
 大滝は30m程度、水は雪解け水ではないのだが、この暑さには心地よい限りだ。
 水遊びに目のないYは、早速遊び始めている。
 水で遊んだり、昼食を食べたりして、滝下でゆっくりと過ごす。
 そこから、暑い尾根筋を登っていく。遥か彼方には、昨日訪れた博物館も望むことが出来る。
 見晴らしの良い尾根なので、秋の紅葉も素晴らしいことであろう。
 非難小屋のノートに記帳した後、山頂を目指す。
 1,307mの山頂に到着する。晴れていれば白山の展望も素晴らしいのだが、残念ながらそれも雲の中だ。
 越前の中山が広がる。山の国、日本を実感する瞬間だ。

 整備された道なので、下山はあっという間だ。山麓では、"お千代の神様"を見学する。

 帰る際にまだ時間があるので、曹洞宗の本山である永平寺も見学することにする。
 手は加えられてはいるが、歴史のあるたたずまいを楽しむ。
 建物自体は消失再建を繰り返しているため、国宝・重要文化財クラスの建物は無いのだが、お経の響き渡る境内は、何か緊張感の漂うものである。
 山門は立派な造りで、福井県指定文化財である。 
 Yには初体験の文化なので、『何でしゃべっているの?』と、お経を理解させるのが大変であった。
 秋や冬に訪れるのも、風情があることであろう。
 境内を散歩した後、門前町を歩き、永平寺を後にした。やはり故郷はいいものだ。


BACK  INDEX  HOME  NEXT