2006 Meeting Vacation in Japan (6)



  11日目 10/9(Mon) Fukui, Akausagi Mtn.

 ようやく台風一過、空も晴れ渡ってくれた。白山も初冠雪しているようだ。今日は一足先に帰るYを連れて、めいたちの運動会へ。

 幼稚園の運動会というのに、周辺はタバコをぷかぷか吸う人が一杯で、ちょっと気分を害しながら、運動会を楽しむ。
 新しく立て直された福井駅まで、みんなで送りに行く。 
 Yはいろいろな形の電車を見ることが出来て、大喜びだ。
 次に帰ってくる時は、何歳であろうか?
 さて、空を見上げると気持ちのいい晴天である。お昼も回ってしまったのだが、この好天を見逃す手は無い。急遽登山に向かうこととする。
 取立山にしようかと迷ったが、車の運転も慣れてきたので、赤兎山へ向かうこととする。ここは、途中までは舗装路の一車線道路、そこから未舗装道路になる。事前情報では、かなり道が悪いとも聞いていたのだが、それほどでも無く、家から1時間15分ちょっとで取り付きに到着することが出来た。途中まで30台近くの対向車に遭遇するとともに、30台以上の車がまだ残されていた。14時45分スタート、殆どの人は下山中だ。周辺は少しずつ紅葉が進んでいるようだ。
 なだらかな斜面を30分でコルへ、そこから急登を頂上へ向かう。森林限界を超えてくると、初冠雪した白山が美しい。この辺りは紅葉も進んでいるようだ。
 コルから30分で赤兎山頂上(1,629m)に到着する。白山を眼前に眺めることが出来ると共に、御岳も眺めることが出来た。ここには避難小屋もあるのだが、ここで星を見ながら一泊するのもいいだろう。
 遅出だったので、殆ど人はいない。静寂の中、登山口に戻る。大長山にも登る人は多く、この辺りでは人気の山であるようだ。
  12日目 10/10(Tue) Fukui→Kobe
 朝から公立病院x2を見学、実家に戻った後、サンダーバードに乗って神戸へ向かう。懐かしい六甲山の山並みが私を迎えてくれた。神戸に到着後は、すぐに公立病院に見学へ。3つの病院を見学することが出来たが、現状をいろいろと知ることが出来て、非常に有意義な訪問であった。
  13-15日目 10/11(Wed)-13(Fri) Kobe
 銀行業務を済ませた後、大学へ、立派になったものだ。東京でもお話した教授に紹介状を書いて頂いた後、前教授へ家族でご挨拶に伺う。
 夜はCCJOC神戸支部、、、Y先生が来られるとは思っていなかった。朝まで飲もうかと思っていたのだが、明日見学に行く病院から講演を急遽依頼されて、それを作るためにお開きとする。

 10/12は、姫路→加古川、アメリカの運転に慣れてしまうと、日本の運転のストレスがこたえる。やはり公共機関を使用する方が良さそうだ。
 10/13、いとこのMちゃんが今日は幼稚園の遠足に行くそうだ、『行ってもいい?』、『いいよ!』、それってありか?と思いながら、お願いしてしまう。私は最後の病院見学に向かう。
  16日目 10/14(Sat) Kobe→Cleveland
 毎日病院見学で忙しかったのだが、いよいよ今日は日本を離れる日だ。私の人生の中でも一番長い生活を送った神戸の町並みを六甲山から眺めたくて、朝から麻耶山に駆け登る。神戸空港が出来たせいか、ますます海が遠のいていく印象を受けた。
 空港まで、車で送っていただく。ありがとうございました。日本に戻るとしても、福井や神戸などの山の近い街に住んでみたいものだと思う。
 飛行場では、North Westの長蛇の列にびびりながら、急いでチェックインを行う。皆さん、ありがとうございました。
 帰りは満員だったので、4席作戦はならなかったが、長時間旅行に慣れてしまったのか、あっという間にDTWに到着してしまった。
 太陽の沈む頃、Clevelandに帰着する。やはりこの広いOhioの空はいいものだと思う。しかし結局は住めば都、将来どこに住もうが、いい仕事が出来るならば、しっかりと自分にことを評価してくれるならば、どこででも適応していけそうな気がする。

 日本の医療は大変革の真っ只中である。将来どういった医療体制になるのか混沌としているが、今まで学んできた手術・研究での知識を信じて、今度はこの荒波の中でしっかりと自分の外科医としての腕を磨いていこうと思う。今回の帰国では、50人以上の先生とお話することが出来たが、いろいろな教えて頂いたり励まして頂いた。本当にありがとうございました。


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