2005 Summer Vacation Report in Canada



  17日目 7/17(Sun) Radium Hot Springs→Cleveland
 いよいよClevelandに帰る日がやってきた。NP内をひた走る。皮肉にも、今日はなかなかのいい天気であるようであった。
 Canmoreの町を過ぎると、大平原が広がってくる。
 指紋と写真をとられただけで、何ということもなく飛行機に搭乗、アメリカに入国することが出来た。
 Minneapolisからは、あっという間にClevelandへ。超大量の荷物をタクシーに乗せて自宅に帰る。

 実は今年はあまり天気の良くないRockyであった。写真でもお分かりのように、青空が広がる事が少ない休暇であった。残念といえばそれまでだが、その中でそれなりに毎日何かしらハイキングなど出来たので良かったと思う。California等と異なり、山が深いために、単純な大陸気候ではなく、日本のような山岳気候であったように思う。
 
 カナダはアメリカのようで、異なる部分も多かった。
(1) National Parkといえども、観光地化されてしまっている。アメリカの場合、NP内のホテル等は建設が制限されていて、倍率は高いが、ある程度安い値段で宿泊されているのに対して、カナダの場合、お金持ちの来る所という印象がある。
(2) アジア系観光客が非常に多い。
(3) キャンプ場は広いものの、システムはアメリカの方が利便性がある。(シャワーの無いキャンプ場が多く、熊よけの食料ボックスもついていない。)
(4) Calgary含めて、ホテルの宿泊料金が高い。
(5) 物価が高い。ガソリンも高い。

Tips
(1) この時期のBanffは、5時半過ぎから23時前まで明るい。そのため、持っていったランタンは全く使用しなかった。
(2) ということで、持っていった星座盤は全く見なかった。
(3) ここの蚊はなかなか手強いので(服の上からでも刺す)、しっかりとした準備が必要だ。店によっては虫除けが売り切れになるので、あらかじめ用意しておくといいだろう。缶のスプレータイプは、飛行機に乗せれないので、プラスチックのスプレータイプがいいだろう。その他、虫除けネットがWal Martで$1で売っていたが、非常に有効!

  数々のハイキングコースを訪れたが、その中でも(1)Healy Pass、(2)Helen Lake、(3)Iceline Trailは特筆すべきものであったと思う。今年は何とかテントを担いでと思っていたが、やや寒かったこともあり、断念してしまった。また機会があれば挑戦してみたいものだ。出来うることなれば、アラスカ、レーニエ山、そしてVISAの問題もあろうがシャモニ・グリンデルワルド・ツェルマット周辺をまた訪れてみたいものだ(モンタンベール周辺のハイキングコースなんかまた行ってみたいものだ。)。

 今回も氷河を見ての一番の感想は地球温暖化に対してであった。もちろん環境破壊は氷河に限ったことでは無いのだが、我々人類の生活によって地球上の全動物に影響を及ぼしていることを目の当たりにすることが出来る。近年、日本にしろ海外にしろ、平均気温の上昇は肌で感じることではあるが、何かしらの対策を練っていかなければ現在人が住めている所も将来住めなくなってくるのかもしれない。


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