2005 Boston Marathon Report



  2日目 4/17(Sun) Boston
 ホテルで朝食の後、近くにあるSaugus Iron Works NHSに行ってみる。ここは、アメリカで初めて鉄が作られた所だそうだ。現在は干上がっているが、昔はすぐそこまで海が迫っている上に、水力を利用することが出来、また原料も近くに産出していたために、ここに1640年代に製鉄所が作られたそうだ。
 3つの棟から成り立っているのだが、一番西にあるものが製鉄所だ。もののけ姫のような感じで空気を送り込む機械が水力によって回されていたそうだ。
 残りの2つの棟では出来た鉄からダッチオーブンを作ったり、釘を作ったりする装置が備え付けてあった。以前、Youngstownの、鉄に関する博物館に行ったことがあるので、だいたいの知識はあったのだが、こういった施設でもしっかりと保存して展示しているアメリカのやり方は、大いに見習うことがあるような気がする。
 次に、以前から行きたかったJohn F Kennedy Museumに行ってみる。ここへはレッドラインと無料バスを乗り継いで行くことも出来る。多くのアメリカ大統領の中でも、常に高い評価を受けており、今でも凄い人気の大統領である。彼の生い立ちからKennedy家の人々まで展示されている。特に、1960年の大統領選挙からは、多くの映像が残っている。ニクソンとのTV debateを聞いていると、現ブッシュとは比較にならないくらい演説がうまいと思う。
 そして激戦の末、民主党が勝利を納めたのであった。大統領時代の功績、特にキューバ危機に関しては詳しく展示されている。
 彼は1963年11月22日にDalasで凶弾に倒れるのだが、彼の政治姿勢は以後のアメリカ政治にも大いに影響を与えたことであろう。
 海沿いに見渡せるBoston市内は、本当に綺麗であった。

 次にBoston中心部のFaneuil Hallに向かう。駐車場に入れると、とんでもない値段を取られるので、何とか路駐をかますといいだろう。お気に入りのクラムチャウダーで昼食とする。

 ここはボストン観光の中心地にあるので、非常に多くの人で賑わっている。
 次にBoston Aquariumに行くことにする。Yはこれがお目当てでBostonに来たようなものだ。まずは、Penguin showがあるというので、別館に行ってみる、、、しかしこんな所にペンギンがいるわけでもなく、人形ショーであった、、、。時間の無駄であった。
 気を取り直して本館に入場。くらげの展示を見た後、お目当てのペンギンへ。3種類のペンギンが展示されており、Yは見入ってしまい全く動こうともしない。
 何とかなだめすかして、展示を見ていく。見たことも無いようなタツノオトシゴがいた。
 ここは、Baltimoreや大阪の海遊館と同じ設計者だそうで、なるほど館内の構造が非常に似ている。ただ私は個人的には須磨の水族館が好きなせいか、ややこじんまりとして物足りないような気もした。Yははしゃぎすぎたせいか、外に出るや否やぐっすりお昼寝してしまった。
 まだ時間もあるので、Boston北東にあるSalemの町に行ってみることにする。私も知らなかったのだが、ここはアメリカ建国前にはアメリカ最大の港であったというのだ。
 昔の税関前から突堤が延びている。水深は非常に浅く、どうしてここがそれほど発達したのか判らなかったが、ここから長崎にまで貿易路が伸びていたというのは驚きだ。
 この町は『魔女狩り』があったことでも知られており、一日ゆっくりかけて観光するのもいいだろう。ホテルに帰ってからは断髪式、明日に備えてゆっくり休息をとる。


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