2004 Summer Vacation Report in SD,WY,MT
4日目 7/19(Mon) Windcave NP→Thermopolis |
昨晩も満天の星空を見上げながらのキャンプであった。バッファローの鼻息に起こされて外に出ると、綺麗な朝焼けであった。今日の朝のActivityは、周辺のサイクリングとRankin
Ridge Trailを予定していたのだが、さてキャンプ場の入り口に行ってみると、完全に道路がバッファローに占拠されており、怖くて通ることも出来ない。あまりにうまそうに草を食べているので、無用に刺激することはやめて、キャンプ場内にあるトレイル・Elk
Mountain Trailを歩くこととする。 トレイルは非常に楽なもので、周囲とは柵で区切られているので、バファローに遭遇する心配もない。途中で巨大な鹿に会ったが、どうやって入って来たのやら。遠くにバッファローの群れを見ながら、素晴らしい朝日を堪能する。 |
ここもサボテンの花が咲く、いい所だ。先程のキャンプ場の入り口に戻ってみると、バッファローの群れは立ち去った模様なので、周辺をサイクリングしてみると、やはりたくさんのバッファローがいた。車越しではなく肌で感じるバッファローは、今にもこちらに突進してきそうで、何ともいえない緊張感があった。 |
キャンプ場に戻って朝食。キャンプ場を撤収して再度バッファローを見に行くと、今度はバッファローとともに、たくさんのプレイリードッグが姿を現していた。もぐらたたき状態で、近づくと姿を消すのだが、遠ざかるとまた姿を現してくれる。 |
ビジターセンターに戻り、8:40からのNatural Entrance Tour($8)に参加する。この小さい穴が見つけられたのは1881年で、当時は他に減圧される場所も無く、大きな風の音がしていたという。人一人がやっと入れる大きさの洞窟の中からは、冷たい空気が噴出していた。 |
ここの洞窟の特徴は、流水による侵食ではなくて、水蒸気によるものであったという点だ。この点が、Mammoth
Cave NP等とは大きく異なる点だ。侵食の過程で、石灰岩がひび割れてその間に最凝固された岩が侵食の過程で残され、『Box』というモザイク様の構造物を残している。流水による侵食ではないので、そのBoxもはっきりと残されているのが特徴だ。 |
ツアーの後は、Wyomingに向けて移動を開始する。途中でこれも洞窟であるJewel Cave NMに寄ってスタンプをゲットしておく。こちらの洞窟のカッ辺は1959年と遅かったのであるが、調査の結果、非常に長いCave Systemであることが判明したのである。美しい結晶が見られることからも、公園の名前にされている。このNMの情報が少なかったこともあり、行ってみたところ、予想に反して多くの観光客がいた。 |
US-16を西進しWyomingに入る。見渡す限り牧場、または荒地が続く土地である。そうこうするうちに次なる目標であるDevils Tower NMが見えてきた。はじめは、『何だ、あんな大きさか、、、。』、といった感じだが、どんどん近づくにつれて大きさが実感できるようになってくる。 |
今日の昼食は、朝に時間が無かったので、手を抜いてカップラーメンとする。Visitor Center周辺には不思議なことに、一つもピクニックテーブルが無いので、林の中の駐車場でコンロを使用する。そんなことをさせないための配慮なのかもしれない。 |
昼食の後は、Tower Trail (=1.3mile)に出撃する。タワーをまじかに見れるので、お勧めのトレイルだ。簡単な登攀ルートはタワーの東側で、上の写真の一番右側がそれに相当する。5.7クラスの岩登り3ピッチで頂上に達することが出来るようだ。ルートは簡単そうだが、ただ問題になるのが暑さであろう。 |
タワーの北側は、暑さもましなのでクライマーがいるものと想像していたが、オーバーハングがあったりで、クライマーはいなかった。背中のYも中間点からは自分から進んで歩いてくれるようになった。 |
どの方向からのタワーが一番印象的であったかというと、タワーの西側のルックアウトポイントであった。遮るものが無いので、すごい迫力で全体像を見る事が出来る。 このDevils Tower NMはやはり人気があって、駐車場も車で一杯で、一周トレイルにも多くの人がいた。キャンプ場も麓にあり、朝日・夕日を見るのも美しいであろう。ルートも簡単そうなので、いつかは登ってみたいな〜。 |
Devils Towerを後にして、Yellowstone方面に向かうこととする。US-16でBighorn Mountainを超えるのだが、しかしここからが曲者であった。道は悪いし、工事中の箇所もあるので、思うようなペースで車を進めることが出来ない。 |
Worland周辺は黒い土壌の土地が広がり、オイルポンプがぐるぐる回っていた。石炭も含めて、多くの地下資源があるそうだ。Worlandで夕食を済ませて、Rivertonまたはその西のDuboisまで行きたかったのであるが、周囲も暗くなってきて運転も疲れてきた。その上、Thunderstormもやってきた。ちょうどその時、外から匂う硫黄臭。時間があれば立ち寄ろうかと思っていたThermopolisだ。すっかりこの匂いに引き寄せられて、今日はHot Springs State Parkのあるこの町に泊まることにした。 |