2004 Summer Vacation Report in SD,WY,MT



  2日目 7/17(Sat) →Badlands NP
 夜中も休むことなく走り続け、Illinois, Wisconsin州を通過し、ミシシッピ川を横断してMinnesota州に入る。この頃、夜明けを迎える。
 ひたする続く農業地帯を更に西に向かい、レストエリアでコーヒーを沸かしてハンバーガーで朝食。有料のインターステートと異なり、この辺りのレストエリアには何も売店が無いので、いっそのこと自分らでご飯を作ってしまった方が簡便で安上がりだ。それに日中は、Yには適度な運動が必要なようだ。
 長かったMinnesota州を通過し、ようやくSouth Dakota州に入る。この辺りから周囲の農業地帯も様子もやや様変わりしてきて、とうもろこしに代わり牧場となってくる。ガソリン休憩のついでに、Mitchellという町に入る。ここには、Cohn Palace がある。
 この辺りはとうもろこしの生産では全米でも有数のものである。建物自体の入場は無料で、中の展示品は大したことは無いのだが、外装は全てとうもろこしで施されている。毎年衣替えするようで、今年はLewis & Clarkの探検200周年を記念したものであった。お土産屋もたくさんある。ちょうど当日は、ロデオが行われるということで、見物客が凄かったが、残念ながら我々は更に西を目指す。
 Lewis & Clarkの探検で有名なMissouri Riverを望む所にもレストエリアがあるので、ここでスパゲティで昼食。今年は彼らの探検から200周年なので、盛大な展示がされていた。我々も西を目指しているのだが、その当時の行き先も判らないままに西に向かった彼らの業績は、アメリカの発展を考える上で、本当に素晴らしいものであろう。

 周囲も農場にもならないような土地が見られだすと、今日の目的地であるBadlands NPはぐそこである。入り口近くのGift Shopでスプーンをゲットした後、まずはNorthern EntranceすぐのBig Badlands Overlookに立ち寄る。気温は90F後半で非常に暑いが、空気は非常に乾燥している。

 雰囲気としては、対岸にも似たような地形があるわけでも無く、ややBrycecanyonに似た雰囲気か。断層に出来たといった感じで、その間の地層に目がいきがちだが、それぞれの大地の平面部は動物の活動が活発なので、非常に興味ある所だ。

 Cedar Passにテントを設営、ここのキャンプ場はプレーリーのど真ん中に位置しており、周囲に何も遮るものが無い、非常に雰囲気のいい所だ。Yは早速、三輪車で運動不足の解消をしている。その後、Visitor Centerへのサイクリング。日差しは非常に強い。

 各サイトにはシェルターがついているのだが、実はこれは雨用のものでは無かった。全てのシェルターは同じ方向を向いており、日除けとしての役割が重要なようだ。
 夕食のセットアップの後、みんなでショートハイキングに出撃する。 いきなりCedar Pass周辺でBighorn Sheepの群れを発見する。Yは何だかわかっていない模様。
 Door trail, Window trailに行ってみると、ウサギが出迎えてくれた。トレイル自体は楽勝で、全く問題なし。バッドランドの広大さを、肌で感じることが出来るであろう。ただし気をつけないと、サボテンを踏んでしまうj恐れもある。
 夕食のカレーを食べながら夕時を迎える。元気な我が子は三輪車でキャンプ場を一周してしまう。このキャンプ場はセルフレジストレーション$10で、シャワーも無いのだが、雰囲気は非常にいいものがある。
 刻々と移り変わる山の色は本当に美しい。これを見ながらにしてご飯を食べれるのは、キャンパーだけの特権だ。気温はやや高いのだが、蒸し暑くないので非常に快適だ。今日は、フライをつけずに就寝する。夜中ふと起きて外に出てみると、満点の星空であった。新月であったこともあり、天の川がまぶしいくらいに輝き、短時間の間に2つの流れ星を見ることが出来た。


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