2004 Thanksgiving in MD,VA



  11/27(Sat) 3日目 Chesapeake Bay→Richmond
 2日間宿泊したホテルを後にして、今日は大西洋を目指すことにする。まずはBaltimoreの南にあるAnnapolisに向かう。ここは1783年11月から1784年8月までの間、アメリカ合衆国の首都が置かれていた場所で、町の中心部にはアメリカ最大の釘なし木造建築物である州議事堂がある。

 町はこじんまりとした港町で、いろいろなお土産屋が軒を連ねている。Naval Academyがあることでも知られている海軍の町である。港からはクルーズ船なども出航していた。

 Chesapeake湾を渡り、Atlantic Oceanを目指す。半島を南下していくと、エバーグレースに似た湿地帯が続き、海が近いことを知らされる。
 Assateague Island National Seashoreに到着、まずはVisitor Centerに行った後、近くの灯台に行ってみる。運動不足であったYははしゃいで散策路を走ってきた。今回全く下調べをしていなかったのであるが、ラッキーなことにちょうど灯台に登れる時間(金土日の13-15時)だった。3人で$10とられるが、せっかくなので登ってみることにする。
 急な螺旋階段を登ると、360度の展望が待っていた。180度の地平線と180度の水平線を見ることが出来た。また、遠くには野生の馬も見ることが出来た。
 日本でもいくつかの灯台に登ってみたことがあるが、アメリカではこれが初めてであった。このように光源のすぐ近くまで登らせてくれる施設は、非常に珍しいのではないだろうか。アメリカの場合、灯台の数がべらぼうなのと、風景にあまり変化が無いのであまり食指がわかないが、日本に帰ったら灯台マニアにでもなろうか。
 海岸沿いにはVisitor centerもあるが、台風の被害を受けることもあるようだ。高床式となっていた。また周囲は大きな砂州を形成しているのだが、これも時代とともに大きく変わってきているそうだ。ここでもタッチコーナーがあったので、Yは大喜び。
 いよいよ大西洋を目の前にする。このアメリカの東海岸線は、延々と砂浜が続く地帯であり、アメリカの大きさを感じ取るにはいい所かもしれない。エリー湖も広いのだが、所詮湖なのでこれほどの砂浜は見ることが出来ない。

 ここは以前訪れたBoston近くのCape Cod NSにも似ていて、海岸線を歩いていくことも出来るし、MD側はオフロード車での乗り入れも出来る。Cape Codと違うのは、MD側にはキャンプ場が海岸線にあることで、夏は楽しいキャンプが出来るに違いないであろう。New Yorkからフェリーに乗ったりでずっと海岸線をめぐる旅も面白いであろう。
 綺麗な砂浜をキャンバスにして、Yはお絵かきをしてくれた。左はママ、中央がパパ、右は自分らしい。
 更に南下を続けると、いよいよChesapeake Bay Bridge-Tunnelだ。$12という値段は、この距離にしてはアメリカ最高額ではないだろうか。Floridaの7mile Bridgeも渡ったことがあるが、こちらは17.6mileという距離でもあり、個人的にはこちらの方が感動してしまった。全く対岸が見えないのだから。
 Chesapeake湾の入り口にあるので、多くの船舶の交通のために、2つの航路が作られている。その部分はトンネルになっているのだ。そしてそのトンネル部分にははしけが作られており、釣りをする人がたくさんいた。
 Norforkに着く頃には、すっかり夕暮れとなってしまった。ここには南北戦争以前より海軍の港が作られており、南北戦争時のメリマック対モニターの鉄対鉄の戦いは有名である。ここには海軍関係の博物館も多いので、また機会があれば是非訪れてみたいものだ。
 Norforkにはちょっと海軍基地周囲をドライブしただけで早々に退散、北西にドライブを続け、Richmindを今日のねぐらとする。


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