2004 Spring Vacation in Maine



  5/31(Mon) 3日目 Acadia NP
 今日こそは朝日を見ようということで、早朝にCadillac Montain(1,530ft., 466m)に登る。 日の出待ちの間、荷物室でコーヒーを沸かしてしばく。
 今日の朝日は雲の切れ間から昇ってきた。やや西の山頂には、三角点が立っている。
 今日も素晴らしい天気のようだ。朝日に輝く景色は本当に美しい。
帰りはLoopを通って帰る。Precipice Traiheadは、ワシの繁殖のために閉鎖されていた。
 朝食を手早く済ませて、またもや出撃する。
 Sand Beachに駐車した後、Beaver Dam Pondまで自転車で戻ってハイキングをスタートする。私が車をデポする間は、Y先生にYを運んでもらった。ありがとうございます。このコースは、左手に海をずっと眺められるので、非常に気持ちがいい。
 程無くChamplain Mountain山頂(1058ft., 323m)に到着。周囲の景色は絶景だ。あたかも伊勢志摩に来た雰囲気がある。Yは体力を消耗しないので、元気一杯だ。
 海鳥と遊んだりして山頂で時間をつぶす。
 山頂からは、海を見ながら下っていく。途中には、The Bowlという湖が広がる。
 最近まで雪の下であったのであろうか、高山植物らしき群落も見かけた。トレイルを進むと、やっとゴールであるSand Beachを望む場所まで来た。ここはBeehiveと言われる山だ。

 実はここからがくせもの。槍ヶ岳よりもやや厳しい岩場を下って行かなければ行けない。Yは背負われているからいいものの、こどもを抱っこしながら登ってくるアメリカ人もいた。年に何人かは怪我をしているに違いない。ルートは右の写真のど真ん中を下っていく

 車をピックした後、次なる予定に向かう。Loopではクラシックカーのパレードをやっていた。
 Bar Harborまで行って、何とか12時出発のWhale watching tourに間に合う。先刻登ったChamplain Mountainが美しい。船は双胴船の高速船なのだが、みんな外で鯨の出現を待っている。我々は鯨のポイントまでは時間がかかるものとふんで、操舵室の真後ろに陣取ってしばしの休息をとる。
 程無く鯨の群れを発見。吹き上がる潮を目標に何回か接近を試みるも、すぐに潜られてしまう。尾ひれもなかなか見せてはくれない。
 Yは疲れたのか就寝していたが、起床。鯨のお勉強を始める。
 鯨の群れのど真ん中に入れたので、2 o-clockで鯨がいたのもつかのま、7-oclockにもいるっていう感じで、クルーもどれに近づけばいいのか迷う始末。みんながたくさん鯨を見て飽きる頃、船の最先端に行ってみる。すると、前方に潮が吹き上がる。ペアの鯨だ。
 微速前進で近づいていき、念願のTailを拝むことが出来た。1980年代より確認されている鯨だそうだ。

 船長さんも大忙し、甲板のガイドさんも大忙しであったが、思いの外鯨をたくさん見れたのか、ガイドさんもやや興奮していた。

 ボストンでもWhale Watching Tourに参加したのであるが、いくつかコツがあるように思う。
(1)料金 ボストンの業者は$28であったが、今回は$45であった。高い分時間に余裕があるので、思う存分鯨を見ることが出来る。
(2)船 小型船の方が小回りが効いて鯨に接近することが出来る。
(3)スタッフ 今回の業者は、船室と最上階に2人ずつ鯨の監視役がいた。そのため、的確に鯨を発見し、アプローチすることが出来た。
(4)季節 今回勉強したことだが、鯨は子づくりのためにバハマ周辺まで冬の間は回遊する。そのため、4月中旬はまだあまり回遊していなかったことが予想された。
(5)見学の場所 船の構造にも左右されるが、最上階の端がおすすめ。しかし、操舵室周辺も左右が見渡せ、これからどちらに向かっていくかわかるので、いいだろう。また、今回のような双胴船の先端も、鯨を間近に見ることが出来る。

Bar Harbor Whale Watch Company この他にもNature Cruises等も企画しているようだ。

 最後に鯨についての説明を受けながら帰路に着く。本来は3時間半のツアーであるが、170mile走った今回のWhale Watching Tourは、5時間30分の航海であった。
 上陸した後、Bar Harborの町を散策する。土産物屋がたくさんあって、スプーンも充実したものが揃っていたので、2本も買ってしまった。
 アウトドアもいいが、街中のお買い物だけでも半日はつぶせそうだ。
 今日の最後のイベントは、Lobsterだ。Trentonの飛行場に戻る手前の西側に繁盛している場所があったので、行ってみる。ここは、自分の食べたいロブスターを選んで、その場でゆでてくれるのだ。サイズは大と小で殻の固さが違うので、値段が変わってくる。
 我々の選んだものは、大きいサイズのさらに大きめのもの。ゆで上がりのエビ色が美しい。エビ味噌を含めてかぶりつき、あっという間に我々の胃袋の中に納まってしまった。Yはかに味噌の茶色を見て、『ばっちばっち』と叫んで食べようともしなかったが、徐々に慣れてきて、最後はエビを楽しんでいた。慎重過ぎて損をするタイプのようだ。
 小さめのものを生きたまま持って変えることにした。1ポンド$3.75で、一匹が$6であった。帰りはThunder Hole経由でキャンプ場に帰着する。
 キャンプ場にて味噌汁にしてすすったが、絶品であった。こんなに安いって知っていたのなら、到着した日からエビ三昧していたのに、、、。


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