Weekend 2009 September(1)



 9/5(Sat) Cleveland

 最近の収穫、今年の日照量不足に大きな問題があるように思うが、昨年よりも収穫量が落ちており、今年の秋にはしっかりと肥料をまぶしてやる必要がありそうだ。

 もともとこの連休はAlgonquinでのキャンプを考えていたのであるが、決断が遅かったせいもあり、予定していたキャンプサイトをおさえることが出来なかった。近場でのキャンプも考慮したのであるが、家でゆっくり過ごすのもいいかなということで、今回の連休はClevelandで過ごす事にしたのだ。
 まずは子供を学校に送った後、ダウンタウンに出撃する。
 今日の目的は、以前から行きたかったダウンタウンにかかる大きな橋、Veteran's Memorial BridgeのSubway Tourだ。地元のClevelanderも知らない人もあろうが、昔のClevelandは全米4位の大きな都市だったことがあり、多くの労働者の移動を支えたのがStreetcarだった。現在では、うちの近所に走る路線ぐらいしか残っていないのだが、以前はCleveland中にその路線があったのだ。そして、東西Clevelandを結んだ路線の一つが、この橋の一階部分を走っていた路線だったのだ。
 まずは近所からこの橋の周囲を観察してみる。昔は工業地帯で、このCuyahoga Riverの川の水なんてひどかったのだが、随分ましになってきている。

 この赤い橋は現役の回転橋で、現在でも大きな船の遡上は可能である。

 ツアーは橋の両側から始めることが出来るが、西側から始めるのが一般的である。Memorial DayとLabor Day weekend Satudayの一年に二回・6時間X2=12時間しか見れないところがミソだ。
 まずは駐車場に車を止めて、Streetcarの見学だ、もともとはピッツバーグで走っていたものだ。こういったシステムは全米各地にあったのだが、生き残っている地域は非常に少ない。
 内部にはその当時のいくつかの写真が展示されている。
 橋の東部は、そのまま4路線が東に伸びて地上に出ていたことがわかる。
 貴重な写真の展示が興味をそそる。
 どこであろうか、縦横無尽の路線だ。
 次にいよいよ橋の一階部分に入る。過去に大規模な補修がされたということで、あまり当時の面影は見当たらないが、ここに4本の路線があったことは、興味深いことだ。また、1938年当時の路線図が展示されていたが、なるほど古いレンガ道や建物が今でも残っている場所は、その路線があったことがわかる。
 眼下にはCuyahoga Riverがかかる。
 路線増築工事が行われたのだが、なるほど鉄骨を付け加えていったのだがその構造から類推される。
 ダウンタウンのシンボルともなっている跳ね上げ橋だ。遠くにはエリー湖も望まれる。
 多くの人がこのロケーションで撮影を行っていた。

 眼下には、うちから伸びる路線が走る。

 東側の端は、盲端として立ち入り禁止になっている。
 ここで一旦地上に出て、外から橋を観察することにする。

 現在Tower Cityから伸びる路線は、Atlantaのように二階構造を成しており、ダウンタウンは全て二階構造になっていることが伺える。

 写真撮影を行いながら、橋の一階部分を渡って、西側の入り口に戻る。ちなみにこの橋の建設で無くなった人は、3人だそうだ。
 西側には、古くから残る4階建ての建物が残る。
 さてここまで戻ってから、お待ちかねのSubway区域だ。4路線があり、2路線は南に直角に曲がり、2路線はまっすぐDetroir Avenueに伸びていることがわかる。
 この更に路線の下にも地下道があるようだが、水没していた。写真左から2枚目は、左にカーブしていく路線だ。また、ここには先ほどの建物に抜ける階段がある。ちなみに一階部分はレストランとして現在も営業中である。
 盲端となっている西側部分は、現在も立ち入り禁止となっている。ここから北側に抜ける階段を登って、地上に出る。ちなみに南側は立ち入り禁止となっている(コンクリートで覆われている)。
 周辺は、古き建築物が残る地域だ。ちょうど橋の北側には、昔の平行して走った路線があり、それがレストランとなっている。Veteran's Memorial Bridgeの全貌を眺めるにはいい所だ。
 アパートも整備されているが、、、ちょっと夜の治安には問題があるかもしれない。
 Detroit Avenueの行きつけのお肉屋さんで食材を仕入れた後、子供を回収して、今日はゆっくりと家で過ごす。なかなかおいしく味にまとめることが出来た。


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