Weekend 2009 April(3)



 4/24(Fri)-26(Sun) Nashville(2)

 今日はいよいよ今シーズン開幕レースだ。気温の上昇が予想されている上に、やや風邪気味、手術が最近立て込んだための練習不足もあり、いい記録は望めそうにないのだが、とりあえず40km走の一環として、レースに参加することにする。

 ホテルは飛行場の近くなのだが、まずはKさんにスタート地点近くまで送って頂く。Nashvilleの町の中心から南西に位置するCentennial Parkが出発地点だ。ぞくぞくとランナーは集まってくる。どうやらシャトルバスでの送迎を多くは利用しているようだ。

 気温はこの時期には珍しい80度以上の予想が出ている。風邪気味ということもあるのだが、スタート前から体は火照った感じだ。ストレッチは入念に行うものの、アップをする必要もなさそうだ。
 スタートは7時、約1000人ごとのコーラルごとに、フルおよびハーフ交えて出発していく。
 私は第二コーラルのスタートだ。ゆっくりとしたスタートで出て行くが、すぐに体温が上昇してくるのを感じる。2マイル行かないうちに早くも汗をかいてしまっている。これはまずいなと思いながら、積極的に給水を行っていく。2マイルまではダウンタウンに向けて走った後、折り返して南下を開始する。この辺りから早くも『夏』の日差しが照りつけてくる。ペースは、きっちり7分30秒/mileで走る。
 5kmの通過は23:23、10kmの通過は46:34、10kmを過ぎて 小さな路地を抜けて折り返しだ。ここまで相当数のハーフがいることに気がつかされる。すれ違うランナーの大さにもびっくりさせられてしまう。10mileまでは比較的街路樹が日差しを遮ってくれるのだが、ここから先は容赦なく夏の太陽が我々を照りつける。
 10mile通過は1:14:02、11mile過ぎからは、halfランナーーとは別れて、一人旅の開始となる。片側4斜線の道路なので、上からの太陽、下からの照り返しが辛い。この辺りからさらに体温が上昇してくるのを感じる。ハーフを1:37:28、住宅地ではなく商業地を通る後半のコースため、どんどん気温は上昇してくる。14mileを過ぎて、Cumberland River沿いのコースとなるが、暑いことには変わりはない。
 ここから19mileにかけてゆっくりとした登りのため、歩く人も時折見られるようになってくる。給水地点ごとに休憩を取っている人も多い。19mileを過ぎてハーフマラソンの人とコースが重なるのだが、まだまだ多くの人がハーフを走っている。それをごぼう抜きしながら、橋を超えていく。ここで20mileの通過が2:34:25、ハーフのゴールを横目に見ながら高速道路をくぐると、またまた熱波が照りつける。
 だましだましペースを落としながら走るのだが、22mileを過ぎてとうとう歩きが入ってしまう。歩きを交えたり小走りを交えたりしながら、ようやく25mileを通過、LP fieldを目指していく。
 ふらふらになりながら歩いている人を横目に見ながら、ゴールを目指す。橋を2本見送れば、いよいよゴールだ。3:40:56, 総合239/4145, 男子197/2340、年齢別25/355であった。
 メダルはかなり重たい立派なものであった。Tシャツも生地はなかなかいいものであった(前日もらえた)。
 体温がかなり上昇しているので、回復にはかなりの時間を要した。いやはや、こんな夏のレースになるとは思わなかった。救急車もかなりの数が出動しており、ハーフでは死亡者も出たようだ。
 水や氷を使用して、体温を下げていく。

 一時間以上かけて体を元に戻して、みんなと合流する。ハーフのコースに戻ると、フラフープでパフォーマンスした集団に遭遇、スタートしてから4時間以上経っていることともに、大いに驚く。おいおい。

 Nashville出身の同僚のお勧めで、スタート地点近くのハンバーガー屋さんへ。完敗、いやいや乾杯!
 味は普通、でも雰囲気はいい感じで、マラソンのメダルをかけていったので、ハンバーガーをサービスされてしまった。
 観光モードに移ることにして、スタート地点のあった公園内を散策すると、大量のトイレを運搬中であった。
 まずは、パルテノン神殿を見学することにする。もともとは1897年に州の100周年記念事業としてハリボテのようなものが完成、1920年にコンクリートとなった。
 内部にはギリシャにあったものと同じ寸法の女神像がある。ここでよせばいいのに、またスプーンもゲット。
 公園内で少し遊ぶ。まあ、市民公園といった感じ。
 次に郊外にあるオープリーランドに移動する。館内は巨大な植物園といった感じだ。
 この不景気のためか、宿泊者は少なめ(?)だった。館内にはボートツアーもあるのだが、水底のレールを走るだけなので興ざめだ。
 ゆかりのラジオ放送局も見学しておく。
 ホテルに帰って、みんなでアイスクリームをつつく。なんて経済的なんだ。(親子でマラソンメダルを真似てXポーズ!)
 ホテルのアウトドアプールはまだやっていなかったので、ホテルの人の指示通り、近くのホテルのプールを拝借する。ジャグジーでワインを飲みながら(よいこの皆様は真似しないように)、マラソンの疲れを癒す。
 ホテルに戻って、大宴会だ。
 瞬く間にアルコール燃料は消えていく。当然のことながら、マラソンの後の体には、睡眠が不可欠だ。あっという間に記憶を失う。
 気分爽快、朝はホテルのただ飯、、、なんで朝から親子してラーメンすすってるんだ?
 お世話になったホテルを後にする。
 北上開始、後部座席はDVD劇場だ。
 Louisvilleでお昼休憩。お座敷でラーメンをすする。
 Columbusで日本食の買出しをした後、Clevelandを目指す。
 夕暮れの中、無事に帰着する。皆様、お疲れ様でした。


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