Weekend 2004 July (1)



 7/2(Fri)-5(Mon) Cook Forest State Park, PA

 これで最後、これで最後と言いながら何度となく遊んだY先生であるが、いよいよ7/7のフライトになったそうだ。独立記念日の週末は、Y先生と一緒に以前から行ってみたかったAlleghenyに遊びにいくことにする。

 今回は夏休みのシミュレーションも兼ねて、ほぼフル装備で行くことにする。今回の試みは、『Yの三輪車』である。ひもでしっかりくくりつけて運搬することにする。Yは朝からキャンプの気配を察して、興奮状態だ。車への荷物の積み込みの途中で買出しに出かけたら、ほっていかれたと思って泣き出してしまったそうだ。
  Meetingが長引いたこともあり、何やかやと用意をしていたら18:30過ぎの出発になってしまった。夕陽をI-80で眺めながら東進、暗くなる頃ようやく目指すCook Forest State Parkに到着した。
 今回のメンツであるが、もう残りXX時間のアメリカ滞在となったY先生、Tomoちゃん、F先生、そしてTai一家である。お腹をすかせてキャンプ場にたどり着いたのだが、暖かなごはんに感動! キャンプ場も広く静かで、夜遅くまでしみじみ飲んでしまった。おまけに、満月の下、ナイトハイキング、ナイトサイクリングを敢行。私は火の見やぐらに行って、月光に照らされる森林をしんみりと眺めることが出来た。
 推定2時半就寝、5時半起床。翌日は朝日を見に行くことにする。昨晩行った火の見やぐらに行ってみる。距離的には1.5mileあるので、Y先生は自転車で、私がTomoちゃん、F先生を引っ張って行く。タワーの高さは18m近くあるものの、第二次世界大戦以前の建築のため、構造は頼りなく、あまり信頼できるものでは無い。恐る恐る登ってみると、太陽は随分登ってしまった後であった。川沿いに発生するもやが幻想的であった。
 お隣のSeneca Pointからは、Clarion Riverを望むことが出来た。
 キャンプ場に戻って、和風朝定食を作る。鍋で炊き上げるご飯は、今更ではあるがおいしいものである。睡眠時間が少なかったこともあり、午前中はゆっくりとした時間を過ごす。
 お昼前にClarion Riverに行ってみる。もっと上流へ行こうかとも思ったのだが、Tai一家はカヌーにあまり慣れていないので、キャンプ場のすぐ近くをゴールとするようにする。
 カヌーを三艇レンタル、10mile=$36と高かった。Cはキャンプ場でお留守番、TomoちゃんにYの世話をしてもらうことにする。日差しは強くかなり暑いので、川で泳いだりカヌーを漕いだりして遊びながら下る。
 カヌーの上で授乳をしたことを覚えているのかどうかは判らないが、Yには恐怖感は無いようだ。パパの真似をして、漕いでいるようだ。もうすぐしっかり漕いでくれるようになるかな?
 お昼ご飯は適当に岩の上に上陸してとることにする。F先生とGordonは、岩に乗り上げて沈をしてしまったそうだ。浅いので問題無いのだが、デジタルカメラが水没、、、。

 キャンプ場に戻ると、Linnの友達であるMichelle家族が来ていた。子供が増えて一気にキャンプ場は賑やかになる。Play groundsの前のサイトなので、子供を遊ばせるにもいい所だ。巨大な切り株の中に入って遊んだり(Cが綺麗にしてくれた)、タイヤで遊んだり、、、子供は疲れるということを知らないようだ。私はキャンプ場周辺のランニング、アップダウンはやはり楽しい。

 ある程度ご飯を食べた後、またもや夕陽を見にタワーに行ってみる。Yは上から下まで、きっちりと往復することが出来た。けれど、天気は下り坂で景色は思ったほどは見えなかった。
 翌朝も早く起きてランニングしようと思っていたら、食事当番のLinnが食事の準備を始めたので、一緒に作ることにする。

 夜が短いせいか、みんな起きてくるのが遅い。何やかやと食事をして、今日は雨が降るということで用意をタープを張ったりいたらお昼前になってしまった。我々は激流下りがしたくて上流に向かう。しかし、橋の工事があったりで遠回りでRidgway経由で買い物をしてからになった。この辺りは、製紙工業で栄えたそうだ。

 X,Y,Z rapidだけ下ってみることにして、交代でカヤックを運んで行ってみる。しかし待てどもY先生とTomoちゃんはなかなか現れない。アメリカ人が『滝があるよ、見てみるといいよ』って言うので行ってみると、確かに文字通り"Waterfall"であった。

 待つこと一時間弱、やっとやってきた。我々の前で『撃沈』をしてくれた。瀬自体はあまり大したことはなく、ずっと瀞が続くそうだ。

 少し運動不足気味であったので我々(私、F先生)も楽しむことにする。もちろん、我々もその後、派手に『撃沈』したことはいうまでも無い。そして、Yもカヤックに乗せておく。怖がることは全く無かった。
 たくさん遊んだ2日間であったが、いよいよ最後の夜がやってきた。自転車にあまり乗っていなかったので、お子様接待自転車もやっておく。
 あと何時間などと話をしていたら、外で寝てしまった。しょうがないので(?)外でつきあって寝ることにする、、、すぐにテントの中に入りました。
 いよいよ今日は撤収、朝食を簡単に済ませてキャンプ場を後にする。今回はAlleghenyの南西部であったが、また北部にも行ってみたいものだ。
 Y先生の希望で、最後の時間を川で一泳ぎして過ごす。しみじみとこの3年間を振り返っているのだろうか? 私にはX年間を振り返るこのような日はいつ来るのであろうか?
 帰り道の途中にあるPAのGroove Cityに行ってみる。Pennsylvaniaは洋服・靴には消費税がかからないので、ブランド品ではあるが、確実に安いものが購入できるであろう。Yはお買い物はあまり好きではないのか(私の希望でもあるのだが)、バスを見たり滑り台で遊んでいる時が一番楽しそうであった。私は夏休みのトレイルラン用に、レディース用のものを購入する。これで足元に心置きなく山岳ランをすることが出来そうだ。
 帰宅して片付けを終える頃、Y先生が荷物を届けてくれた。たくさん、たくさん遊んでくれて本当に本当にありがとうございました。アメリカ最後の一緒の写真ということで、とりあえず記念撮影しておくが、また必ずどこかで会いましょうね。

 仕事に勉強に遊びに、私がアメリカ留学生活を存分に楽しめているのはY先生のおかげだと思う。厳しい日本の医療情勢でもあり、『日本に帰ったら、、、』は、我々のここ数ヶ月のキーワードであったが、医療一辺倒ではなく人生をenjoyしていきましょうね。

参考サイト
Cook Forest オフィシャルサイト。
Cook Forest State Park State Parkのオフィシャルサイト。
Allegheny-online Allegheney周辺の情報が満載。
Penn-Brad Oil Museum 少し北東になるが、この周辺はアメリカの発展に欠かせなかった大油田地帯があるのだ。
Zippo/Case Visitors Center 有名なZippoの工場がある。
Allegheny Arms & Armor Museum 
Eldred World War II Museum
 この周辺は、地下資源に恵まれたために兵器工場が多かったのだ。


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