2015 Winter Vacation in Hawaii



 12/13(Sun) Honolulu

 そしてとうとうレースの日がやってきた。昨晩作っておいたおにぎりで、お腹を満たすのであった。

 このレースの特徴として、5時スタート、そしてギヤチェックが無いというのが上げられる。そのため、ホテルがスタート地点に近い方がいいのか、ゴール地点に近いほうがいいのか、という疑問がある。一長一短あるのだが、スタート近くまでゆっくり出来てトイレの心配のいらない前者がいいのかもしれない。

 レースはかなりのスローランナーがいるので、記録を狙う場合はかなり前方からスタートした方がいいだろう。ランナーでごった返す列を進むより、最初から大外を行って、スタートラインから入り込むほうがいいであろう。

 そして7時スタート、気温も高くなるのでスロースタートを心がける。1マイルは7'20''、2マイルが7'33''、ここで東に折り返すのだが、今日は厳しいレースになるであろうことを予感する。この辺りで既に相当の汗をかいており、異常事態であることを体が物語っている。3マイルも7'26''だ。もうここで裸族レースに変更する。熱の放出もややましになる。 4マイルが7'32''でアラモアナセンターに帰ってくると、もう一人旅の様相を呈してくる。5マイル7'38''で目抜き通りに、6マイル7'34''でゴールの横を通過する。7'15''くらいを予定していたのだが、全く違うレース展開となってきた。

 7マイル7'42''、まだ真っ暗なのだがダイヤモンドヘッドを回り込みながら登っていく。8マイルが8'00!、9マイルで下りの勢いをもらいながら7'42''、10マイルが7'46''だ。そして11マイル7'50''で高速道路に入っていく。この辺りからうっすらと明るくなってくる。12マイルが7'34''、13マイルが7'41''、ハーフの通過は何と1:40:31であった。コースは高速道路の南側2車線を使用して行われるのだが、我々のグループはいいのだがもっと増えてくると大変な混雑になるであろう。この辺りでトップランナーとすれ違う。

 

 あまり変化の無いコースなのだが、大きなビルが15マイルの目印となるであろう。14マイルが7'49''、15マイルが7'53''、ここで左折だ。ここから2マイルのループに入る。16マイルが7'53''、17マイルが7'49''、そして折り返しに向かうランナーとすれ違うコースに入る。あちら側は徐々にランナーが増えてきて、えらいことになっている。しかしこちらは残りマイルも少なくなってきたので、むちを入れてペースを落とさないようにがんばる。18マイル7'43''、19マイル7'55''、太陽も照りつけ始めてしんどい所だ。20マイルが8'10''と8分を超えるようになってきた。残り10kmなのだが、体はいっぱいいっぱいだ。友人ともすれ違うのだが、余裕が無いのであまりあいそのない返事に終始する。21マイル8'23''、22マイル8'37''で高速道路から外れて落ち着いた雰囲気になる。

 しかし左折してしばらくで急激なむかつき、道端に座り込んで嘔吐してしまう。2分は経過しただろうか、あまり何も出てこないのだが少し楽になってきたので、ランを再開する。23マイルは11'01''、気持ち的には3時間30分を切りたいと思っていたので、出来うる限りペースアップを行う。24マイルへと緩い登りが続くのだが、9'06''と頑張る。25マイルは8'38''、下りを使って26マイルは7'48''、このままラストスパートと思っていたが、再度むかつきが生じてきたので残念ながらペースダウン!普段ならば0.2マイルを90秒で処理できるのだが、2'03''もかかって最後の直線を走る。そしてゴール!
 3時間30分22秒、266位/21555人であった。ゴール地点では、貝殻のレイとメダルをもらえた。
 ゴールの後はかなりしんどかったので、10分以上水シャワーで体を冷却した。Tシャツは別の場所でもらうことが出来る。
 高温多湿の厳しいレースであったようで、昨年の同じ順位ならば3:22であったようだ。やや自分の力を思う存分出せなかったレースであった。
 レース後も体はなかなか回復してこず、2時間経過しても嘔吐をするという状況であった。思い起こせば、体調的には最悪のマラソンレースであったように思う。高温による熱中症といった感じか。
 本来ならば友人のお迎えをしなければいけなかったのだが、ひたすら体の回復を待つ。
 ゴールから3時間以上経過して、ようやく少しましになってきた。レースに参加した友人も、全員完走することが出来た。

 皆さん、お疲れ様でした! 
 レース会場からの移動には、タクシーが有効である。当初はつかまるかが心配だったが、流しのタクシーも結構走っている。ゴール周辺はやや交通渋滞があるので、しんどいがちょっと歩いてから拾ったほうが時間的に早く安上がりであろう。みんなシャワーを浴びた後は自由行動、私は最後の買出しに向かう。そして、料理を作りながらの宴会スタート!
 Pokeというマグロの和え物があるのだが、それがなかなか種類があっておいしい。それに前菜、サラダ、焼肉と料理は続いていく。
 こちらはキノコ炒め、最初から突っ走った男性陣は休憩に入ったが、全員集合した後は再度乾杯、焼肉、焼き牡蠣と料理は続く。
 宴もたけなわとなった頃、みんながサプライズを用意してくれていた。思わぬ贈り物に、涙してしまう私であった。

 オーダーメードのトロフィーであった。更に、オリジナルラベルの日本酒であった。
 ちょうど空には夕陽、思い出に残る夜となった。
 一つ心残りだったフラであるが、これも最後に見ることが出来た。更にはハワイの友人家族にも会うことが出来、長い位置には過ぎていくのであった。


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