2014 Autumn Vacation in CA



 11/1(Sat) Stinson Beach

 さて、ここまで旅行を引っ張ったのには訳がある。Californiaでマラソン大会があるためだ。普通のマラソンコースもあったのだが、折角なので今回はばりばりのトレイルマラソンに参加してみることにする($70)。レースは9時スタートなので、5時起床で6時にはCalistogaを出発する。目指すはSan Franciscoから北へ一時間の、Stinson Beachだ。
 太平洋には、大きな波が打ち寄せていた。
 かなり小さな大会であるのだが、ハーフマラソンや7mileランの参加者も多いのであろうか、徐々に人は集まってくる。
 総勢200人はいるであろうか。あの高い山に向かって走っていくのだ。
 そして用意スタート! 少し市街地を走った後は、早速山に向かって登っていくコースだ。1マイルが11:42、振り返れば物凄い景観だ。私の前には3人のランナーが走るが、本当にマラソンか? えらい速いペースで登っていく。(後で気がついたのだが、どうやら混成スタートだったそうだ。)
 1マイル過ぎから、道は谷沿いを走るようになる。まだ元気があるので、2マイルは11:03だ。しかし傾斜も強くなるので、3マイルは14:44もかかってしまった。約500mの標高差を登り切れば、左に折れて下りとなる。4マイルが8:51、5マイルが8:33だ。ややぬかるんだ道もあるので、トップスピードでは下れないのだが、驚くことに私を軽く抜いていく女性ランナーもいる。カリフォルニアの実力の高さにおのおくのであった、、、。(後ほど判明したことだが、抜かれたランナーは全てハーフマラソンだった模様。私をぶっちぎった女性ランナーは、ボストンマラソンをサブスリーで走るつわものであった。)
 下りは、クルーズコントロールでこなし、後半に疲れを残さないようにする。太平洋側とはうって変わって、濃厚なRedwoodの森をひた走る。6マイルは9:51で谷底に下れば、400mの登りだ。灰色シャツの人を追うようにして走る。

 7マイル12:08、8マイル11:00、9マイル10:22、10マイル10:35、ひたすら登りだが、走れない登りではない。走力のあるランナーに4−5人抜かれるが、これも後ほど判明、全てハーフだったそうだ。登り切った後は、再び下りに転じる。11マイル10:52、12マイル9:33、13マイル12:19、ここでまた2人のランナーに抜かれる。ここで抜かれるということは、確実にフルマラソンの面子だ。しかし、下り方がオーバーペース気味だ。追うことはせずに、自分のペースで下る。
 そして、再び400mの登りだ。14マイル14:13、ペースも落ちてきているが、ここからはハーフマラソンの一周遅れのランナーを抜いていく。15マイル11:12、16マイル11:41、17マイル12:11、まずまずのがんばりだ。この登りで、抜かれたランナーを1人抜き返す。

 エイドで元気をもらった後、2.5マイル下って折り返して2.5マイル登ってくる、太平洋を眺めながらのコースだ。18マイルが9:37、19マイルが9:14、大体この辺りで自分の順位がはっきりしてくる。ただのトレランの人もいるので、正確な順位は不明だが、5番以内のようだ。1人女性ランナーはかなりの差だが、先程抜かれたランナーはペースも落ちてきているので、逆転は可能かもしれない。

 2マイル下って、折り返し点だ。前のランナーの位置を確認するとともに、私の後続女性ランナーの位置も確認する。気を抜いたら、抜かれる時間差だ。20マイルが12:43、21マイルが12:54、22マイルが12:39で、前のランナーもとらえることが出来た。エイドステーションで補給した後、ここからゴールまでは下りだ。

 かなり急傾斜の下りで階段も多いので、あまりペースは上がってこない。多くのハーフマラソン組みや一般登山者も多いので、"Excuse me"を連発して下っていく。23マイルが10:08、24マイルが12:22、森林帯をパスすれば残り1マイルだ。
 後ろを振り返ることなくトップスピードで、最後のセクションをクリアする。ゴールは手元の時計で24.77mile(海岸沿いの山岳コースなので、誤差が生じたか?)、最後は7:03、合計4:37:30であった。驚いたことに、順位は何と総合3位であった。1位と2位にはかなり先に行かれていたのだが、その後は抜かれることはなく、逆に後半私が逆転したことを示している。4位と5位は2分ちょっとの差だったので、最後のがんばりがきいたことがわかる、会心のレース運びであった。
 Tシャツとメダルもゲットする。小さい大会ではあるが、トレラン好きにはお勧めのコースであった。
 ダメージはそれ程ではないので、水道で身を清めた後は、観光モードに入ることにする。向かうは、Point Reyes National Seashoreだ。
 お目当ての灯台であっるが、残念なことに強風のために見学中止であった。
 いろいろな角度から、海岸線の写真を撮る。驚いたことに、現在立っている場所はアメリカ大陸プレートではなくて、太平洋プレート上にあるということだ。
 牧場しか無い荒野の地であるが、鹿だけはわんさかいた。
岬の先端にも行ってみる。
 太平洋の荒波を、間近に感じ取ることが出来る。
 以前訪れたのは4月であった。またあのお花畑を見たいものだ。
 夜景のGolden Bridgeを見学した後、飛行場で出来上がる。勢いをつけた後で、飛行機に搭乗する。


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